カチコミピンポン3話【創作大賞2024 漫画原作部門】
3話
○砂川卓球場
きがつくと試合が終わっていた
淀川と天宝が談笑している
淀川「おい こんな強いやついつのまにしこんどいたんや」
天宝「いやたまたまやわしも驚いたまさか」
淀川「ったくルールはルールやこの話は不問にしよう」
天宝「ようやった森川落とし前はつけたな
指もつめんでええ」
森川「ほんとですか!?」
天宝「ああ
それにしても驚いたな 人格変わったみたいや鬼神のようやったで」
森川「途中から覚えてないんですよ」
天宝「なんかもう一個人格あるっちゅうことか?」
森川「うーんどうなんでしょうか
よくおぼえてないんですよね」
まあとりあえずもどるとするか」
○移動中 車内
皮張りの高級車の中、天宝と森川は横並びに座っている
森川(命は助かったけど、どうしよう
組はぬけたい…それをいわないと…)
天宝は森川の顔を見ていう
天宝「ところで森川」
森川「は、はい!」
天宝「卓球が強いおまえに頼みがある
獅子王子組わかるか?」
森川「はい、今勢力を拡大してるっていう…」
天宝「最近トップが年でな、若い人間に代が交代しておって
前は大人しめだったんだが変わってからがうちの島にかなりちょっかいだしてきておってな
のみこまれんように卓球で勝負することにしたんや」
森川「え?!」
森川(ヤクザの争い事を卓球で決めるのってそんないろんなとこでやってるメジャーなものになってるのか…?)
天宝「それをおまえに参加してもらいたい」
森川「いやそんな無理ですって…」
天宝はなにか考えながら目を細める
天宝「おまえ、組抜けたいんだろ?」
「え!?いや…」
突然の言葉に驚く森川
天宝「今回の騒動、おまえがぬけようとして逃げたことも俺の耳に入ってる」
天宝「やめてもいい
それになにも俺は要求しない代わりに
卓球の勝負にだけは選手としてでてくれないか?」
森川(いや選手って言っちゃってるよ…
ノーといったらこええな…)
森川「わ、わかりました」
天宝「ありがとうな
うちの組そんな卓球強くねえから助かる」
森川「そうですか…」
