無敵のヒロイン
そう、私は無敵のヒロイン。
朝から真っ赤なフリースとグレーの300円でお買い上げ!のパンツ。丈は八分。
どうりで足元がスースーする。
真っ赤どころではない
まっかか!のフリースを着て、周りの
「その服はアカン」の声を押し切り
さくらももこ先生の知らない人はいるのかい?という有名なエッセイ本を探す。
「もものかんづめ」
あんなに笑って衝撃を受けたエッセイが
この家のどこかにあるんだ。
赤いフリースを着た意味はない。
だってそこにあったから。
そこにあったから着たんだ。
外に出るわけではないから、なんと言われても。
ああ!noter のシマななこさんから
コメントを頂いたんだった。
強い色の服を着ると厄除けになると。
シマななこさん
私の推し
NORD (ノール)島太星さんと名字が同じなので
コメントを見たときにドキリとしました。
シマななこさん
ドキドキしています。
気がついたら、エッセイ本を探していたはずなのに缶切りを探していた。
本物の桃の缶詰めが家にあったから。
缶切りがないと開けられない缶詰めを買ったから!
缶切りを探している。
どこを探しても見つからない。
私は無敵のヒロイン
無敵のヒロイン
どこまでも堕ちていきそうで
堕ちていくわけにはいかない。
缶切りを探しださなきゃ!
食べられないのだから……。
試みたんだ。
包丁の柄でカンカンたたたいてみたり。
キッチンのあちこちを探したり。
ネットで調べりゃ一発なのもわかってる。
でも私は負けない。
私は無敵のヒロイン
無敵のヒロイン
今日中に絶対探してみせる。
缶詰めも開けてみせるから。
私は無敵のヒロイン
真っ赤な無敵なヒロイン
どこまでも堕ちていきそうで
堕ちていくわけにはいかない。
無敵のヒロイン
なんのはなしです缶?

