逆流性食道炎に味薄め、油多め、麺やわめラーメンで立ち向かう! #今年学んだこと #今日の振り返り #イチオシのおいしい一品
今日は、昼の食事を胃から外へと全部戻した。
自炊した鶏のおかずと汁物で、調理には問題がなかった。
原因はおそらく逆流性食道炎。
疲労か、精神的なトリガーによるものだろう。
多くても年に数回。まったく起きない年もある。
先日は職場で小さなミスをして、そこから自己反省の回路が回り始め、
吐き気につながった。集中することでなんとかやり過ごしたが、
まあまあパニックだった。現場を止められなかったから。
いつ頃からか、心配事が胃液を噴射させると言う連携が出来上がっていた。全くいらぬ連携である。迷惑なものだ。
土曜日の午後は、いつもの通院。
治療に臨む前、腹が空っぽだったので、トモ(5.1)に相談して軽い食事を選ばせた。トモのおすすめはMORINAGAのinゼリーで、それをいただいた。
処置の終りが見えてきたので、何を食べて帰ろうか?とトモに聞くと、
「うどん」や「和食」を勧めてくる。
たしかに、優しくいたわるべき日ではある。
ついてくれた技師の若いお兄ちゃんに話しかけてみた。
「このあと、夜メシは何が良いかな?」
彼は無類のラーメン好き。顔を見るとラーメンが食べたくなる。
案の定、彼は言った。
「僕に聞くってことは、ラーメンにしましょう」と。
彼は、昼に自分が逆流性で全戻ししたことを知っている。
しかも、ベテラン医療従事者である。
自分は、彼がそこに込めた深い意味を瞬間的に察した。
──あなたの逆流性はメンタル由来です。
胃腸そのものではないのです。痛みを避けるために“守る選択”ばかりすると、それ自体が新たなストレスになりますよ。──
とでも言いたいのであろう。
医療現場で人の強さも弱さも見てきた彼は、あえて「弱気になるな」というメッセージを込めて、あの言葉をくれたに違いない。
まあ、彼はいつ聞いてもラーメンかチャーハンしか勧めてこないのだが。
その彼が、初めてのことを言った。
「僕はいつも、麺やわめにするんです。麺の表面にスープが染み込む層ができて、美味しいし、消化にもいい。こんな日にはオススメですよ」
麺やわめ──聞いたことがある。前から興味もあった。
どちらかと言うと“ラーメン通”しか選ばないカスタマイズの高度な選択肢。
──それだ。
それなら自分の胃腸への言い訳も立つし、気持ちよく納まるに違いない。
クリニックを出て、店までの足取りが軽くなった。
もし“安全食”に逃げていたら、気持ちはふさぎ、敗北感だけを引きずっていたかもしれない。
いつものラーメン屋に到着。
券売機で特製煮干しラーメンとトッピングの海苔チケットを購入。
初の麺やわめチャレンジ。期待と不安が入り混じる。
麺やわめは過去にも決意しては失敗してきた。
いざ土壇場で、口から出てくるのは「麺普通」または「麺固め」だった。
麺の量は、さすがに今日は身体を考え少なめに……と思っていたのに、カウンターで口に出たのは、
「麺多め、味薄め、油多め、麺やわめ、2辛で」
──結局、麺は盛ったが、始めての麺やわめをコールできた。
ほどなくして希望の品が到着した。

海苔を紙吹雪のように細かくちぎるのが自分のやり方。
汁で濡れると破りにくいのに、別皿で出してくれとは言えない。
次回こそは言ってみようか。
さて、初めての“やわめ”はどうだったか?
──驚いた。全体が一段階、やさしく感じた。
麺が柔らかい、コシがない、という印象はない。
むしろ、硬めの“攻撃的スタンス”がなくなったことで、こちらの気持ちまでソフトになる。これは大きな発見だった。
ここは本店よりスープが濃いめだが、今日は棘がなく、調和していた。
味薄めを指定したが、普段の薄めよりもさらに穏やかに感じた。
スープ単体で飲めばいつも通りの濃さはキープされていた。
でも、“食全体としてのやさしさ”があった。
この体感は、おそらく自分の神経のモードが切り替わっていたのだろう。
柔めにしたことで、その優しい口当たりから交感神経が静まり、副交感神経が優位になった感覚がある。
麺の硬さは、気持ちの硬さと密接につながっていたのかもしれない。
柔らかくしてみたら、あらゆる警戒心がほぐれた。
店を出るころには、「いたわらなきゃ」という守りのモードから、
ほんの少しだけ「戦える自分」を取り戻していた。
もちろん、“無理こそ正義”とか、
“逆流性にはラーメンが効く”なんて話じゃない。
症状が身体→メンタルの順にくる人には向かないし、
万人におすすめできる処方でもない。
ただ──
不調の起点がメンタルにある時、身体のルールばかりに従うと、
心がさらに弱っていくことがある。
そんな時だけは、
メンタルを勝たせる選択が、有効なこともある。
あの優秀な若い技師が「ラーメンにしましょう」と言った深い意味は、
そこにちゃんとあった。(ような気がする)
そして、ラーメン屋の“麺やわめ”は、革命だ。
身体の状態が警戒モードを解除し、友好モードに切り替わることで、
体験の質が変わる、という印象を自分は得た。
これはもう、全人類に試してほしい。
今日の一杯は、
「弱った自分」をいたわるんじゃなく、
「もう一度立ち上がる自分」を思い出させてくれた一杯だった。
おかわりいかが?
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