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番外編:真なる「門番」への道(Honda FCよ、全アマチュアの指標となれ)

注意:今回の記事は前回の記事( https://note.com/clean_serval941/n/n25b24e6e99c6  )をお読み頂けると一層楽しむことができます。もちろん今回の記事だけでも読み解けるようには努力いたしますが、よろしければ前回の記事もご一読頂けると幸いです。

また、本記事はHonda FC及び本田技研工業様の内部事情については一切「知らね~!」とばかりに個人の思いの丈をぶちまけたものとなっております。ご指摘が頂けるのであれば幸いですが、反省はすれども後悔はしないことをここに明記いたします。ごめんなさい。


幻想は破れ、現実に目覚める

「カズが来れば、人は来る」。そう思っていた時代が、私にもありました。でも現実は、1580人でした。エコパという5万入る箱の、1580。1階席のおよそ4分の1という開放席数は、実に正しいものでした。

これだけ言うと批判になりそうなのでハッキリと言いますが、1580というのはHonda FCにとって今季最多の観客数です。つまるところ、カズ効果は間違いなくありました。ただただ筆者の抱いていたナイーブな幻想――5桁は無理にしても、箱に見合うだけのお客様がいらっしゃるかもしれない――が、幻想のままに消えていった。それだけなのです。

この結果を受けて、筆者は思いを巡らせました。たしかに筆者は、今までも何度かHonda FCに対する思いの丈を綴って来ました。

しかし。しかしである。筆者はそのゴール地点を、明確には定めていなかった。「Honda FCに強くあって欲しい」「Honda都田サッカー場に、多くの観客が来て欲しい」。こう願っておきながら、具体的なゴールを定めていなかった。

筆者自身が観戦記を綴ることでしかHonda FCをアピールできていないのもさりながら、Honda FCに際限のない妄想をぶつけていたことにも反省しきりだ。目標というものは、具体的であって初めて完成する。そう思えば、今まで述べていたことは1ファンの妄想にしか過ぎないのだ。いや、これから述べることも1ファンの願い、妄想に過ぎないのだけど。この点を踏まえた上で、続きを読んで頂きたい。

目指せ平均1000人。そして1500。やがては2000人。

「いきなりなにをぶち上げてるんだ」。そう思う方がいるであろうことは、百も承知の上である。だが筆者はHonda FCのポテンシャルを信じている。
そもそもHonda FCは本田技研工業社員の福利厚生がメインテーマだというのに、現時点でも少なからず市民ファン(と思しき方)を抱えているのだ。そして平均観客は現時点で約800人である。

これが仮に、より浜松市民の側を向いたならば? もしかしたら、潜在的需要を掘り起こせるかもしれない。かつては存在を知っていた人が、今の姿を見てくれるかもしれない。まあ淡い期待ではある。だが、キングカズに頼るよりは現実的だとも思う。すべてを一気に解決する裏技なんてものはない。コツコツと、やっていく他にないのだ。

「2000人」の意味

で。なぜ観客最終目標を2000人に置いたかと言うと。JリーグがJ3参入に対して求める条件の一つが「ホーム観客平均2000人」だからだ。たしかにHonda FCはJ参入を目指していない。目指してはいないが、この指標を達成することには意味があると考える。なぜなら。

それこそが表題――【真なる「門番」】への道に他ならないからだ。強さと人気を兼ね備え、すべてのアマチーム、プロ参入を目指すチームの指標を、都田に作り出す。これこそが、Honda FCの目指すべきところだろう。

無論、先述した通りこれは勝手な願望である。妄想の押し付けである。でもHonda FCは、すでに強さと歴史で門番たり得ているのだ。ここに人気が加われば、押しも押されぬアマチュア(と、言っておく)の代表である。JFL、天皇杯の2冠もさることながら、ぜひともこれも目指して欲しい。そう願って、やまないのである。

強くあること――Honda FCであること

当然、と言うかもはや大前提であるのだが、上述した「人気」は、「強さ」と両輪でなくてはならない。残念ながら、「強さ」の薄れたHonda FC、リスペクトを欠かれたHonda FCは、それはもう「Honda FCではない」からだ。

無論、これは極端な言い方である。一方的な言い分である。だが、世間――日本サッカーに少しでも詳しい方々――によるHonda FCのイメージは、「プロに勝つアマチュア」、「アマチュア最強軍団」、「JFLの代表格」だと私は思うのだ。仮に、このイメージが守れなくなってしまったら? それはもう、残念ながら凡百のアマチュア、ただの実業団チームになってしまうのだ。

これについては、Honda FCも同じことを考えていると私は信じたい。なぜなら現実はともかくとして、今なお彼らは「JFL優勝、天皇杯制覇」を目標に掲げているからだ。これを掲げている限りは、Honda FCは強さを志向し、維持しようとしている。私はそう考え、信じている。

ただ。必然ではあるのだが、強さには現実が伴っていなくてはならない。なぜなら、Honda FCの目標は、悪く言えば大言壮語である。それを大言壮語と思わせなかったのは、過去の実績があるからだ。

現行JFL優勝10回。2016年から2019年にかけては破竹の4連覇。天皇杯ベスト8は2度。倒したJ所属チームは数知れず。これらの実績があり、今なおこの領域を標榜しているからこそ、Honda FCはリスペクトされ、一目置かれ続けるのだ。

しかし今、確実に「翳り」は訪れてしまっている。4連覇の中核を成した世代はベテランの領域に入り、世代交代が必要な時期に差し掛かっている。JFLでの成績も一時期ほど圧倒的なものではなくなり、天皇杯では2022年は仙台、2023年は鹿島、本年は甲府の前に膝を屈している。攻撃力も以前ほどの恐ろしさはなくなってしまった(主に決定力不足)。確実に、黄金期の輝きと貯金は失われつつある。

これはあくまで個人の意見だが、あと2~3年で手を打てなければ、Honda FCはアマの頂上から滑り落ちてしまうかもしれない。すでに本年、その兆候は出てしまった。高知と栃木に大きく離され、2位圏内へ入るには大きな連勝が必要な状況。実業団チーム(本年は総じて下位低迷中)の中でトップかつ上位戦線にいることは流石の一言に尽きるが、Honda FCのファンが求めている領域はもっと高いところにある。

だからこそ、ファンはX(旧Twitter)でいろいろと書くのだろう。僭越ではあるが、J1で常勝を求められている、鹿島アントラーズに近い領域にいるのかもしれない(そういえば、奇しくもHonda FCは歴史的に鹿島と縁が深いらしい)。これは贅沢なのではなく、Honda FCにそのポテンシャルがあると信じているからこその行為だと、私は思う。だって、筆者だってそう思うもの。Honda FCのポテンシャルを信じてなかったら、ここまで書いたこと全部取り下げて大人しくしています。それくらい、Honda FCのことを、強いHonda FCのことを応援しているんです。信じさせてくれ

結論――都田の地に、真なる門を築こう

さて、言いたいことがとっ散らかってきた上に、文章も長くなってきたので、結論を言いたい。

都田に、真なる門を築こう。

これこそが私が言いたいこと。Honda FCに願うことである。プロをも倒せる強さを磨き、企業内チームでありながら地域密着も標榜し、取り込んでいく。全てのアマチーム、Jを目指すチームに対し、「この盛り上がりと強さがなければ、Jでは戦えないぞ」と示せるチームになって欲しい。それが、筆者の切なる願いである。Honda FCならばそれができると、私は信じている。

以上、一市民ファンの、勝手な意見でした。ここまで読んでくださった方には、特大の感謝を。「スキ」やコメントを頂けるのであれば、飛び上がって喜びます。やっと、やっと願うところを言語化できた……!

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