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【記者日記】大阪·関西万博工事費未払い問題 JR桜島駅前でビラ撒き

                                                        かわすみかずみ

    7月29日 JR桜島駅前で、夢洲カジノを止める大阪府民の会(以下府民の会)と万博工事未払い被害者の会(以下被害者の会)、兵庫県庁弾圧糾弾会の有志らがビラまきを行った。この取り組みは同月24、28、29の3日間行われ、万博会場へ行くシャトルバスの発着所からの乗降客に向けてアピールした。

  大阪府内から約20人が参加。1時間余りで200枚程度のビラを撒いた。参加者は交代で乗降客にアピールを行なった。府民の会から参加した女性は、「万博を楽しんできた人たちに、未払いが起こっていることを感じてほしい。皆さんが見てきたきれいなパビリオンを一生懸命作った人たちが、未払いになっている。こんなこと許されますか?」と通り過ぎる人々に訴えた。
  仕事を終えて駆けつけた被害者の会の代表は、「子どもに大学を辞めてもらったり、家を追い出された仲間がいます。そういう仲間たちを救いたい。どうか、この問題に関心を持ってください」と呼びかけた。
  兵庫県庁弾圧糾弾会(以下糾弾会)は、兵庫県庁で斎藤元彦知事への要求行動を行なった学生らを不当逮捕した事件の支援者らで作る団体だ。自らの問題を抱えながらも万博未払い問題に関心を寄せ、「支援したい」と申し出てくれた。被害者の会の代表を招いて講演会を行うなど、活発に動いてくれている。

  シャトルバスから降りてきた客は、手で払うように避けて行った人もいたが、家族全員で受け取ってくれた人もいた。参加者からは、「前の2回の取り組みのときより受け取りが良かった」という声が多かった。夕方5時からとは言え真夏の大阪だ。首に巻いたタオルで汗を何度も拭いてもなお、汗だくになりながらみんながビラを手渡していく。

手作りのプラカード。何の支援もしない行政への怒りが表れている。


  被害者の会の代表は、「自分ができることはすべてしていく。仲間を見捨てることはできない」と言っている。その言葉に賛同した人々が、徐々に集まって、大きな広がりになりつつある。
  被害者はすでに3カ月以上も未払いの状態が続いている。家や土地、車を売って支払いに充てたという業者もいた。家賃が払えずに家を追い出された職人がいた。産まれたばかりの子どもを抱え、途方に暮れる職人もいた。
  ある被害者は、「もう死にたい。俺が死んだら、保険金ですべてが賄えると思う」とつぶやいた。

  国や万博協会、大阪府市は「民民の問題に行政は介入できない」という言葉を繰り返す。「できるだけ寄り添っていきたい」ともいうが、状況は何も変わっていない。被害者のいらだちは増すばかりだ。
  

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