今の大学生は、数年前の25歳と同じ感覚を持っている。
今の大学生って、ぶっちゃけ数年前の「25歳の社会人」とやってること同じなんですよ。
若者向けの新規事業やサービスを考えている大人の方、このリアルに気づいてますか?
少し背伸びしたビストロでのディナー、休日のサウナ巡り、グランピング、それに海外旅行。僕たち現役の大学生は、一昔前なら「大学を卒業して、少しお金に余裕ができた若手社会人」が楽しんでいたような遊びを、ものすごいスピードで前倒しして消費しています。
これを見て、大人の皆さんはこう思うかもしれないです。
「最近の若者はタイパばっかり気にして、経験のスタンプラリーをしてるよね」
「ひとつのことを深くやらない、質より量の世代だ」って。
たしかに、僕らは「これもやった」「あれも知ってる」っていう経験の“数”をめちゃくちゃかき集めています。でも、もし皆さんが若者をターゲットにビジネスを仕掛けるなら、この表面的な「量」に騙されないでほしいんです。
僕たちが本当に求めているのは、実は狂気的なまでの「質」なんです。
なんで「量」を求めてるように見えるのか?
スマホを開けば、世の中の「正解」とか「大人の遊び」のリアルな情報がいくらでも転がっています。未経験のことでも、画面越しに擬似体験できちゃう時代です。
だからこそ、実際に足を運んで「自分もそれを経験した」っていう事実を作らなきゃいけない。インスタグラムに流れてくる大量のトレンドに置いていかれないための、ある種の生存戦略として「経験のスタンプラリー」をこなしているのは事実です。
でも、そこにお金と時間を使う基準は、自分でも引くくらいシビアなんですよね。
「SNSの他者比較」が、狂気的な質を求めさせる
じゃあ、一見「量」をこなしている僕らが、なんでそこまで「質」にこだわるのか。
答えはシンプルで、SNSでの潜在的な他者比較があるからです。
誰もが日常を発信できる今、「ただ話題の場所に行った」「ただ流行りの体験をした」みたいな量産型の経験って、インスタのストーリーで一瞬にして埋もれちゃうんです。
別に、露骨にマウントを取りたいわけじゃないんです。でも、常に周りと比較される環境にいるからこそ、「センスが良いと思われたい」「自分の選択に妥協したくない」っていう心理が無意識に、でも強烈に働いています。
だからこそ、誰かと比較されたときに絶対に埋もれない「圧倒的な質」が必要になります。
☆ここらから僕の素直な考えです。
ではどうすればいいのか。
「大衆向け」を捨てられるか
今の若者にお金と時間を使わせる決定打は、「みんなが行ってるから」っていう同調圧力じゃないです。「他とは違う圧倒的な質があるから、俺が(私が)選んだ」っていう納得感です。
「質より量」に見せかけて、実はSNSの他者比較を勝ち抜くための「圧倒的な質」を求めている現代の大学生たち。
もしこれから若者向けのサービスや空間、プロダクトを作るなら、ターゲットを絞り込んで、極端なまでに「質」を尖らせてほしいです。中途半端に「みんなにウケそう」な平均点を取りに行くと、誰の記憶にも、誰のタイムラインにも残りません。妥協や手抜きが透けて見えた瞬間、僕らは一気に冷めます。
今の若者ビジネスで勝つためには、一体どこまで「質」にこだわれるか。
それが、僕たちのお金と時間を動かす全てだと思っています。
