初任給で祖母に奢った日。校門で動けなかった息子が、自分の足で歩き出すまで
先日、無事に通信制高校を卒業した次男ですが、現在は地元のラーメン屋でアルバイトをしています。
起立性調節障害という病気を抱えている彼にとって、決まった時間に家を出て働くことは、かつての私たちからは想像もできないほど大きなステップです。
まだ車の免許は持っていないので、バイト先までは私が車で送っています。 助手席に座る息子の姿を見ながら、無理やり学校へ連れて行こうとしていたあの日の車内の空気とは、全く違う穏やかな時間が流れているのを感じます。
1. 初めて自分の力で稼いだお金
そんな彼が、自分で稼いだ「初めての給料」で、おばあちゃん(私の母)にご飯を奢ってくれました。
かつては体調が優れず、将来への不安でいっぱいだった息子。 そんな彼を、おばあちゃんもずっと心配そうに見守ってくれていました。
店で支払いをする息子の背中を見て、おばあちゃんは本当に嬉しそうに、そして少し目を細めて喜んでいました。その姿を見て、私自身も胸が熱くなるのを抑えられませんでした。
2. 「自立」への第一歩
「誰かのために自分のお金を使う」 それは、社会と繋がり、自分の足で立ち始めたという何よりの証拠です。
もちろん、今でも体調に波はあります。 送り迎えが必要な面もあります。 でも、彼は確実に自分のペースで、自分の人生を切り拓こうとしています。
3. 親父として思うこと
あの時、学校を辞める決断をして、本当に良かった。 あの時、命を守ることを最優先にして、本当に良かった。
「普通」のルートからは外れてしまったかもしれないけれど、今の彼が働いて、誰かを笑顔にしている。それ以上に素晴らしい「卒業後の姿」があるでしょうか。
これからも、彼の成長を願って見守っていこうと思います。
