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【乳がんキロク #01】 まさか、私が乳がんになるとは思わなかった

2025年7月26日、生検の結果が出ました。
生検とは、病気の診断や経過観察のために、体の組織の一部を採取して詳しく調べる検査のことです。採取した組織は、顕微鏡で観察したり、化学的な検査を行ったりして、病気の有無や種類、悪性度などを調べます。

この生検の前に、エコー、マンモグラフィ、MRI、PET検査と4つの検査を受けていますが、最終的に悪性がんかどうかが確定するのが生検です。
「どうか悪性ではありませんように・・・」と祈っていましたが、、、祈りは届きませんでした。

右腋窩リンパ節にも転移しており、仮診断グレードはグレード3(高グレード)となっていました。
グレードはがん細胞の「見た目の異常さ」や「増殖の速さ」を顕微鏡で評価した「悪性度」の指標です。乳がんでは通常、グレード1〜3で評価されます。
ですので、グレード3は、悪性度が高いがん細胞になります。

私は今シンガポールに住んでいます。
2023年に夫の海外赴任に帯同して渡星し、シンガポールで第一子を出産しました。
今回の検査もシンガポールで全て受けています。

私は20代の頃から右胸にしこりがあり、一度「死」を覚悟したことがあります。

今から15年位前のことです。
健康診断で引っかかり、家の近くの大学病院で追加の検査を受けました。
独身で毎日朝から夜中まで働いていたので、専業主婦の母は「働き過ぎだからこうなったんじゃないの。」と心配しました。
主治医は女性でしたが、「お母さんが頑張りやさんに育てたんですよ。」と言われ、泣きそうになったのを覚えています。

「若いと進行が早いので、今ここで細胞を取りますね。」
なんの前触れもなく、その場で生検をすることになりました。
細い針と数ミリある太い針をぶすっと刺されました。
刺した箇所はしばらくジンジン痛くて怖かったです。
生検結果は、良性のしこりで、乳腺症であることがわかりました。

その後も大学病院で数回検査を行い、問題ないことがわかったので、主治医からは、「もうここで検査はしなくて大丈夫です」と言われました。
また、「しこりの形状から、毎回健康診断で引っかかってしまうだろうけど、良性のしこりが悪性になる確率は低いです。検査を受ける場合は個別に病院で受けてください。」と言われました。
その後、町の病院を紹介され、そこで検査を受けました。
そこでも問題ないと言われたため、もうこのしこりは良性のまま大丈夫だろうと安心していました。

その後も健康診断では引っかかることがありましたが、しこりのサイズが変わらないので経過観察で大丈夫と言われていました。
実際に見た目にも変化はありませんでした。

シンガポールでは毎年一回健康診断を受けていました。
健康診断のオプションで、自費でマンモグラフィを受けました。

マンモグラフィで乳腺組織は白く、脂肪組織は黒く写ります。乳腺組織が多い高濃度乳房の場合、全体的に白く見えるため、乳がんなどの病変が乳腺に隠れて見えにくくなる可能性があります。日本人女性はこの、高濃度乳房の割合が約40%と、欧米に比べて多いようです。
世界的にはマンモグラフィは乳がん検査として一般的ですが、多くの日本人女性には向いていないのです。

私もマンモグラフィは何度も受けましたが、毎回白くてわからないという結果でした。
だからエコーを受けるべきでした。
しかし、当時海外保険に入っておらず(入ったほうがいいという選択肢を知りませんでした)、シンガポールの医療費は日本と桁違いに高いため、受けることに躊躇していました。
そもそも、このしこりはもう10年以上良性を保っていたので大丈夫だろうと高を括っていました。

それが甘かったのです。

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