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スイカを守りきれ さぁ、畑を始めようか

今年こそは自分で育てたスイカを食べてみたい!

去年から始めた家庭菜園。去年できたスイカは収穫のタイミングが分からず、猛暑と水不足でスイカがやられてしまい一つも満足に食べることができなかった。

あれから1年。今年こそは成功させたい!

5月上旬にホームセンターで苗を二株購入し、植えつけた。

今回育てるのは、紅小玉。特徴として、糖度12〜13度と非常に甘く、シャリ感のある濃赤色の果肉が特徴の小玉スイカ。重さ1.5〜2kgで冷蔵庫に丸ごと入り、皮が薄いため端まで食べられる。病気に強く省スペースでの立体栽培も可能。

・・・らしい。なにせ初めて育てる品種なのでよく分かっていない。

本とかみると、親づるを切って子づるを育てるとかいうけど、他の野菜を育ててるうちに、「あれ?どれが親づるだっけ?」となり、受粉も虫任せ。なにせ虫はわくほどにいるので人工授粉なんてしなくても何とかなるのは知っている。

そんな育て方でもつるはすくすくと育ち、6月初旬小さな実ができていた。

可愛い。


​紅小玉の開花(受粉)から収穫までの期間は、およそ35日前後 とのこと。​花が咲いて実がつき始めたら、その日付をラベルや麻紐などに書いて、実の近くのつるに結んでおくのが一番確実なのだが、他の畑作業でバタバタして今年もその作業が抜けてしまった。仕方ないので、実の近くに伸びているひげの茶色具合で見極めよう。

ただ、去年はこれで失敗した。ヒゲが茶色なのでいざ収穫して切ってみると中が赤ではなく白い状態で収穫が早すぎた。子供から「スイカっぽい味がする」と言われる結果になってしまったのだ。同じ轍を踏む訳にはいかない。

畑に行く度にスイカの成長が気になる。

すくすく育つスイカ


それに今年もスイカと一緒にマクワウリを育てる。
去年スイカ、メロン、マクワウリを育て唯一美味しく頂けたのはマクワウリ。
こちらもすくすく育ち、実が少しずつ色づいてきた。


さぁ、そろそろ最初にできたスイカの収穫時期か。

畑に入りスイカの様子をみにいく。葉っぱをかき分けみる。ん?あれ?もう一度よくみる。え、嘘、ない。あったはずのスイカがなくなっている。

4つほどあったはずのマクワウリも全てない。

マジか。
スイカ、マクワウリ両方やられた。ため息が出る。畑の周囲に柵と防獣ネット、防鳥ネットをしている畑なのにやられる。穴はどこも空いていない。

春先に玉ねぎ、最近ではとうもろこしがやられた。なにか対策をと思いながらも何もできないでいた。結果がこれ。


田舎の実家で暮らしていた時に、泥棒に入られたことがある。家族が寝静まった時間に入ったらしく、お金をとられていた。親に聞いてみると田舎なので鍵をかけていなかったらしい。幸い家族には被害はなかったが、今まで絶対に安全だと思っていた場所が、あっけなく崩れていくような不安感があり、数日安心してよく眠れなかった。それから我が家は鍵をかけるようになったが、犯人が家のどこを物色して歩き回ったのかを考えると気持ち悪い。また、家に入ってきたらどうしよう。そんな気持ちを畑で何十年ぶりに感じている。

それに一体なんの動物なのか。
柵とネットで天井まで囲まれているので鹿、イノシシ、鳥は考えにくい。はじめは猿かと思っていたが、猿が入れるほどのスペースはなく、ネットも破られておらず可能性は低い。

調べると、タヌキ、ハクビシン、アライグマの可能性が出てきた。10〜15センチの幅があると入ってくるらしい。そんなスペースで入ってくるのか。いやそんなの厳しいって。


うなだれながら畑をみてみると、まだ実が出来て日にちが経っていない小さいスイカが4つ生き残っていた。やつら見落としたのか。いやいや奴らはそんなに甘くない。きっとベストのタイミングで食べるためにわざと食べずに去っていったのだろう。


決めた。このスイカは守り抜く。

くよくよしてもしょうがない。このスイカを守るためホームセンターで網目の小さいネットを購入。

2メートル(高さ)✕9メートル(縦幅)✕8メートル(横幅)の面積に10センチの隙間がどこにも空かないように、柵の下や上も紐で固定し、ネット同士のすき間もうめる。この作業中も完成するまでにスイカがやられないか心配で気持ちが焦る。3日間かけてやっと完成。

「とりあえずスイカはやられていない、よしよし」

一応、お守り程度に不織布で保護しておく。これでもやられたらどうしよう。

収穫まであと2週間程、頼むから美味しいスイカを食べさせてくれぃ!


まだまだやつらとの闘いは終わらない。


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