コレクターがつくった美術館【東京】②
さてさて
前回に続き、美術コレクターのコレクションが基になって創られた
東京の美術館を紹介していきたいと思います。
前回は、財界人のコレクションが見られる美術館を取り上げました。
いいですよねぇ…
超大金持ちしか見られなかった希少品が2000円で管理状態もバッチリに見られる日が来るなんて、昔の人は考えられなかったかもしれませんねぇ…
(なお、そういう感じのコレクターはいないでございます…)
今回は、本人も芸術家でありながら、
美術品のコレクションをしていて、それを公開してくれている美術館をご紹介していきたいと思います。
2 芸術家がコレクションした美術館
2.1 洋画家・東郷青児:SOMPO美術館【千代田区】
洋画家東郷青児の作品と彼のコレクションを基に作られた美術館です。
新宿駅から歩いてすぐのSOMPOビルの前にあります。
ここのコレクションで最も有名なのは、ゴッホの「ひまわり」ですが、これは東郷青児のコレクションとは別に安田火災が購入したもの。
コレクションとは別の企画展が開催されることも多いですが、ゴッホの「ひまわり」だけは常時展示されています。
コレクションとは関係ないですが、カフェとミュージアムショップはチケットがなくても入れて、特にカフェはあまり知られていないので、展覧会が混んでいなければそこまで混んでいることもなく、結構穴場なのでおススメです。
(新宿の街並みを見ながらお茶が飲める)
2.2 陶芸家・上口愚朗:大名時計博物館【台東区】
陶芸家の上口愚朗が集めた江戸時代の大名時計を展示する博物館です。
根津駅から東へ細い道を入ると案内が見えるのですが、現在の岡山県の勝山藩の下屋敷を博物館にしていて、それがなんとも周辺の雰囲気とあっていますし、中に入っても大量の大名時計で、本当に江戸時代に来ちゃったのかしら…?と錯覚するような体験が味わえます。
上口愚朗さん自体が面白い人で、作品も面白いのに、作品の博物館ではなくてそのコレクションの時計という、なんとも面白い取り合わせにちょっとびっくりします。
夏はお休みしていることが多いので、訪問時には注意が必要です。
公式のホームページが見つからなかったので、台東区のページを貼り付けました。
2.3 漫画家・長谷川町子:長谷川町子美術館【世田谷区】
さて、日本に住まう人なら知らない人がいないほどの国民的アニメ「サザエさん」の作者、長谷川町子さんの美術館です。
といっても、今回のタイトル通り、「長谷川町子さんのコレクションした作品を展示する」美術館です。
「そうなんだよなぁ…」と頭では理解しているつもりでも、実際に現地に行くと、美術館には全くサザエさんの雰囲気がないのにびっくりします。(駅から現地まではガッツリ「サザエさん商店街」です。)
収集された美術品は長谷川町子さんがご存命の際には実際に見て買い付けたものだそうで、季節の花や自然を描いた絵や陶芸・ガラス工芸など多岐に渡って、本当に美しいものを集めたのだなぁと感じました。
美術館が出来た際に、「ぜひ長谷川町子さんの作品を展示して…」という声に応え、隣接地に「長谷川町子記念館」が建てられ、サザエさんの原画などはこちらに展示されています。
3. お得に美術館を巡るには…
以上、2回に分けてコレクターのコレクションが基となって建てられた都内美術館をご紹介してきました。(たぶん2つくらい抜けている施設があります…ごめんなさい)
現在、美術館・博物館などをお得にまわれる「ぐるっとパス」が発売されています。
今回ご紹介した施設はほとんどが(割引の)対象になっています。ようやく涼しくなったこの秋、いくつかめぐってみるのも良いかもしれませんね。
次はまた都立高校の話でも書こうかな…そろそろ受験シーズンですね…
