元社内SEの私が独立して一番ビビったのは"契約書"。Claudeに業務委託契約を読ませたら、危ない条項が3つ見つかった話
こんにちは、なつきです😊
会社員時代は社内SEを8年。35歳で会社を辞めて、今はひとり社長として働いています。
会社にいた頃は「契約書」なんて、総務や法務が勝手にやってくれるものだと思ってました。自分でハンコを押すことなんて、一度もなかったんですよね。
でも独立したら、全部ひとり。今日はその中でも、私が一番ビビった「契約書」の話をします。
正直に言うと、独立して最初の1年、私は業務委託契約書を「雰囲気」で読んでいました。
ざっと目を通して、「まあ、こんなもんか」でサイン。
だって、専門用語ばっかりで、何が書いてあるのか本当のところは分かってなかったんです💦
「契約書、ちゃんと読めてますか?」
もし少しでもドキッとしたなら、この記事はあなたのためのものかもしれません。
なんで契約書って、あんなに読みにくいんだろう
「甲は乙に対し」から始まって、一文がやたら長い。二重否定みたいな言い回しも多いし、読んでるうちに集中力が切れるんですよね。
私はエンジニアなので、コードを読むのはわりと得意です。でも法律の文章は、まったくの別物でした。
そして怖いのは、読めないまま流してしまった一文の中に、「あとで自分の首を絞める条項」がまぎれていることがある、ということ。
損害賠償の範囲、著作権の扱い、報酬の支払いタイミング。このあたりを見落とすと、下手をすれば数十万円の損につながります。
しかも契約書って、たいてい「早めにサインしてほしい」という空気の中で渡されるんですよね。
「ここ、ちょっと引っかかるんですけど」と言い出すのに、なんとなく気が引ける。相手はプロで、自分は素人。その力関係もあって、私はずっと言えずにいました。
「よくわからないままサイン」を続けてしまった話
恥ずかしい話ですが、私は独立してからしばらく、契約書のこういうくだりを完全にスルーしていました。
・報酬の支払いは「検収後60日以内」
・成果物の著作権は「すべて委託者に帰属」
・「再委託は原則禁止」
一つひとつは、よくある条項です。でも中身をちゃんと分かって受けていたかというと、まったく自信がなかった。
一度、支払いが「検収後60日」の案件で、入金が2ヶ月以上先になって、資金繰りがヒヤッとしたことがありました。
「これ、契約書に書いてあったのに、私が読めてなかっただけだ」
そう気づいたとき、正直ゾッとしたんですよね。
Claudeに契約書を「翻訳」させてみた
そこで試しにやってみたのが、契約書をClaudeに読ませて、「危ない条項がないか教えて」と頼むことでした。
やり方はシンプルです。
契約書のテキストを貼り付けて、「この業務委託契約で、受注者(私)にとって不利になりそうな条項を、初心者にもわかる言葉で3つ教えて」 とお願いするだけ。
そうすると、あの読みにくい条文を、こんなふうに噛み砕いてくれました。
・「損害賠償の上限が書かれていません。トラブル時に、想定外の金額を請求される可能性があります」
・「支払いサイトが60日と長めです。資金繰りに注意してください」
・「成果物の著作権が全部相手に渡る契約です。実績として公開できない場合があります」
自分ひとりで読んでいたら、絶対に気づけなかった視点でした。
おもしろかったのは、条文の日本語がわからないときに、「この一文、結局どういう意味?」ともう一段かみくだいてもらえること。分からないことを、何度でも、恥ずかしがらずに聞けるんですよね。
これ、人間の専門家にはなかなか頼みづらいところだと思うんです。
実際に「危ない条項」が3つ見つかった
つい先日も、新しい案件の契約書をClaudeにチェックさせたら、見落としていた条項が3つ見つかりました。
一つは、損害賠償の上限がない条項。
一つは、検収の基準があいまいで、いつまでも「未検収」にされかねない条項。
もう一つは、契約が終わったあともずっと秘密保持の義務が続く、という条項。
どれも、言われてみれば「たしかに」というものばかり。
私はそれを持って、発注元に「この部分、こう変えてもらえませんか」と相談しました。全部は通らなかったけど、損害賠償の上限だけは入れてもらえた。
ここで大事なのは、Claudeは「気づくきっかけ」をくれるだけ、ということ。
最終的に契約をどうするか、法的にどう判断するかは、自分で決めるしかありません。金額の大きい契約や、少しでも不安がある契約は、弁護士さんに見てもらうのが一番です。
それでも、「何が論点になりそうか」を先に知っておけるだけで、契約書への怖さは驚くほど減りました。
まとめ:雰囲気でサイン、から卒業する
最後に、私が契約書とうまく付き合えるようになって思うことを3つだけ。
✅ 契約書は「読めなくて当たり前」。エンジニアでも、法律の文章はまったく別のスキル
✅ Claudeに「不利な条項を3つ」と聞くと、論点が見えて怖さが減る
✅ ただしAIは万能じゃない。大きな契約は、最後は専門家に確認する
明日からできる最初の一歩は、手元にある一番新しい契約書を、Claudeに「不利な点を3つ教えて」と聞いてみることです。
「雰囲気でサイン」から卒業できると、独立の景色は、思ったよりずっと安心なものになりますよ😊
