体温37℃だから大丈夫?そう思った5分後、患者はショック状態でした。
※本記事は、私が経験した事例をもとに観察・判断・学びを整理したものです。医療行為の指示を目的とするものではありません。施設の方針に従ってください。
こんにちは、そしてお疲れ様です。Nemo訪問看護師です。
今回はかつて経験した「症例」を振り返って行こうかと思います。
この振り返りが「現場」で活かせられますように
【夜勤3:30の違和感】
かつて老人施設て勤めていた頃の深夜帯。
ナースステーションも静かで、何も無い夜勤でした。
「今日はこのまま平和に終わりそう」
そんなことを思いながらラウンドをしていました。
その患者さんも、それまで毎日バイタルに大きな問題はなく経過していました。
いつも通り部屋に入り、ベッドサイドに近づいたとき、ふと違和感がありました。
本当に小さな違和感です。
「……なんか呼吸早くない?」
モニターを見る前に、先に違和感が来た瞬間でした。
急いでモニターを確認しました。
RR:30
SpO₂:91%
「え?」
血圧も低い。
MAP:60
一瞬、頭の中が真っ白になりました。
「さっきまで普通じゃなかった?」
急変?
誤嚥?
肺炎?
頭の中でいろいろな可能性が一気に浮かびます。
でもそのとき、ひとつの数値が目に入りました。
BT:37.3℃
発熱はそこまでない。
その一瞬、ほんの少しだけ安心してしまった自分がいました。
でも目の前の患者さんは明らかにおかしい。
呼吸は速い。
SpO₂は低い。
血圧も低い。
そのとき、看護学生の頃に何度も言われた言葉が頭に浮かびました。
「急変はABCから見なさい」
A:Airway
B:Breathing
C:Circulation
急いで評価を始めました。
ここから先は、
・実際のバイタルサイン
・身体所見
・アセスメント
・なぜ発熱がなかったのか
・今回の事例から学んだこと
について整理します。
【事例概要】
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