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1年間他人を褒め続けて得られたもの

他人を日常的に、そして自然に褒めることができる人を私は尊敬します。
というのも、私は以前、この褒めるという行為を意識的に取り組んでいたからです。

数年前、私生活がうまくいっておらず、なんとか現状を打開したいと思い、対人関係などの本や、YouTube動画を漁っていた時期がありました。
そんななか、私の気を引いたのが『褒める』ことでした。
他人を褒めることで人生は大きく変わる、と言っていた動画配信者もいました。
私は「これだ」と思い、この褒めることを実践してみることにしました。

そして、一応自分でルールも定めました。

  • 1日1回以上褒める

  • 具体的に褒める

  • 本音ではないことや、お世辞は絶対に言わない

しかし、元来口下手で内向的な性格のため、これはなかなか骨の折れることでした。
それでも1年以上は毎日このルール通りに実践しました。
振り返ってみても、我ながら頑張ったな思います。

まず他人を褒めるためには、常に人を観察していなけばなりません。
そこで、良いなと思ったことや、感心したことがあればすかさず褒めました。
そもそも他人の良いところを見つけるには、自身が身体的、精神的ともに良好でなければ出来ません。
落ち込んでいたり、体調が悪ければ、とてもそんな余裕はありませんので、自然と普段から、体調を整えて、前向きな気持ちでいられるようにはなりました。

普段は身近な人に対して褒めていましたが、これが休日となると、親しい人と誰とも会わないなんて日もありました。
だからと言って自分で決めたルールは何が何でも守りたかったので、そんなときは、飲食店の店員さんを褒めたりもしましたが、これにはなかなか勇気がいりました。
もちろん本心から、「良い笑顔ですね」や、「いつも笑顔での対応ありがとうございます」と言いました。
自分としてはハードルの高いことでしたが、世の中にはこういうことを簡単に言えてしまう人もいるんですよね。

誰であれ、本心から具体的に褒めると、大抵は喜んでもらえました。
このとき、相手の普段から意識しているであろうことや、努力したんだろうな思ったことを言ってあげると、効果はより大きいと思います。
なかには、こちらが何気なく言ったことで大喜びしてくれた人もいました。これにはこちらがびっくりしてしましたが、言ってあげて本当に良かったなと、こちらまで嬉しくなった出来事でした。

この他人を褒めることを実践して、対人関係に関しては正直言って、充実してきたかと言えば、何とも言えないところでした。
しかし、確実に得られたものがあります。
普段から他人を注意深く観察していたので、視野が広がり、人だけではなく、身の回りの細かいことや状況の変化に気が付きやすくなりました。
これは仕事において大いに役立っていると実感しています。

褒めることで相手に喜んでもらえて、自分自身も多角的な視点を持つことができるので、決して損なことではありません。
また、歯の浮くようなことは言わず、本音を伝えることで、誰からでも心を開いてもらえますし、単純に、良いなと思ったことを言葉で伝えることは素晴らしいことだと思います。

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