加須市のデザインを考える1

加須駅北口の商店街(駅通り商店街・加須ぎんざ商店街など)について、現状をまとめます。

現状:苦戦している

複数の情報を総合すると、加須駅北口の中心市街地は厳しい状況にあります。

  • 加須駅の中心街側出入口となる北口には「かぞマイン」という駅ビルがあり、東武ストアなどが入っていますが、周辺の商店街は空洞化が進んでいます Townphoto

  • ユニクロや青山商事(スーツ量販店)が撤退し、空き店舗が増え続け、スーパーのカスミも撤退したとされ、中心部だけでなく郊外の商業施設も次々と姿を消しているという指摘があります(市議会関係者による発信) Go2SenkyoGo2Senkyo

  • 市も対策に動いており、加須市商工会が「空き店舗情報バンク」を開設し、新規創業者や店舗の増設・移転を検討する事業者に空き店舗情報を提供しています Kazo City

  • 駅通り商店街や加須ぎんざ商店街の空き店舗を使って「1dayチャレンジショップ」の出店者を募集し、中心市街地商店街共同売出しイベントと同時開催するなど、賑わい創出の取り組みも行われています Kazo City

一方で明るい材料も

  • 商業施設の撤退が続く一方、加須駅近くには「ルネ加須」、花崎駅近くには「レーベンプラッツ加須はなさき公園」という大規模住宅開発が進んでおり、住宅地としての需要は一定あるようです Go2Senkyo

  • こいのぼり生産日本一という地域の観光資源(加須市民平和祭など)もあります

ではどうすれば反映できるか

加須駅北口商店街(駅通り・加須ぎんざ)の再生・活性化について、他地域の成功事例も踏まえて考えられる方向性を整理します。

1. 空き店舗を「埋める」仕組みづくり

すでに市も動き始めています。

  • 加須市商工会が「空き店舗情報バンク」を開設し、創業希望者や店舗の増設・移転を検討する事業者に物件情報を提供しています Kazo City

  • 駅通り商店街や加須ぎんざ商店街の空き店舗を使った「1dayチャレンジショップ」の出店者募集も行われ、商店街共同売出しイベントと同時開催するなど、まずは軽い形で新規出店のハードルを下げる取り組みが進んでいます Kazo City

こうしたチャレンジショップは、いきなり本格出店するリスクを事業者側から取り除く効果があるので、継続・拡大する価値があります。

2. 地域ニーズに合わせた業態転換

全国的に「シャッター商店街」が増える一方、空き店舗の再利用や機能転換、地域ニーズへの対応で活性化に成功している商店街もあります。特に参考になるのが子育て・高齢者向けの機能誘致です。 Publicweek

  • 佐賀県基山町の基山モール商店街では、駅から徒歩1分という立地を活かし、高まる保育ニーズに応えるため近隣保育園を商店街へ誘致し、保護者には商店街で使える割引券を配布しました Publicweek

加須駅北口も駅から徒歩圏という立地は同じなので、保育・学童・高齢者サロンなど「毎日通う理由」になる機能を空き店舗に誘致するのは有効な方向性です。

3. 住宅開発との連動

商業施設の撤退が続く一方で、加須駅近くには大規模マンション「ルネ加須」が建設されています。これは商店街にとって追い風になり得る材料です。新しく越してきた住民をどう商店街の顧客に取り込むかが鍵になります。 Go2Senkyo

  • 新築マンション向けの「商店街ウェルカムクーポン」配布

  • 町会・自治会と連携したイベント告知

  • ベビーカー・車椅子でも歩きやすい歩道整備(バリアフリー化)

4. 補助金・制度の活用

国は「地域商店街活性化法」を制定しており、地域住民のニーズに対応した取り組みや来街者増加が見込まれる事業が支援対象になります。空き店舗を活用したシェアカフェとして低価格で貸し出すといった手法も、他地域の活用例として挙げられています。加須市・商工会がこうした国の制度を積極活用し、家賃補助やリノベーション補助を出すことで、新規出店のハードルをさらに下げられます。 Navit-jNavit-j

5. 加須ならではの資源を活かす

こいのぼり生産量日本一という個性は、他の郊外都市にはない強みです。

  • 「こいのぼりの町」を前面に出したブランディング(商店街の統一デザイン、季節イベント)

  • 5月の市民平和祭のようなイベント時に商店街を回遊させる導線設計(スタンプラリーなど)


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