雪中キャンプまさかの-13.9℃
1月10日~11日ソロキャンプへ行ってきました
向かったのは岩手県雫石町のヴィラ館々倶楽部
目の前には岩手山がそびえ立つ雄大な風景
コテージが所有する広原にキャンプフィールドがあります。
■キャンプ場の紹介
盛岡駅からはおおよそ19キロ、小岩井農場から3.5キロの位置にあるコテージ『ヴィラ館々倶楽部』
その敷地内にキャンプフィールドがあります。
直火も楽しめる林間サイト
岩手山を一望できる芝サイト
区画はフリーで一日6組限定のためゆったりとした時間を過ごせるのではないかと思います。

水場は一か所ですが、洗練された印象で、何よりもお湯が出ることが助かります。
残飯など入れるザルが別途用意されていますのでそれを利用しましょう。
茶碗を洗ったり、洗顔なども同じ水場で行うことになりますので次の利用者のことも考え、お互いに利用後はシンクを洗い、ダスターが用意されていますので回りが汚れたら拭くなどの配慮が必要ですよね。

灰捨て用のバケツも用意されています。
安全のために完全消化させたものを入れましょう。
車はキャンパー専用の駐車場に停められます。
キャンプフィールドから少し離れていますが、フィールド近くに積み下ろし専用の駐車場があり、貸し出しのカートやソリが充実していますので運搬に困りません。
特筆すべきはソリの大きさ。
一般家庭にある大き目ソリの二倍は荷物を載せられます。

お手洗いはコテージに備えられている水洗トイレを利用することができます。
とても安心感のある環境なので女子ソロキャンプにもおすすめできるキャンプ場です。
ー私のキャンプ装備紹介ー
■愛用のソロテントと快適な内装

太平洋側の岩手県、晴れの予報でしたので、選んだテントはDODのソロソウルウォウウォウです。
このテントは寸法3×3.4m壁面傾斜が少なく広く感じるのでお気に入りです。
その中へ同社DODのフカヅメカンガルーテントをインストールしています。
カンガルースタイルは暖かさと安心感がUPします。
そして外を見ながら“おこもり”したいのでシャワーカーテンをちょっと加工してつけています。
それについて詳しくは後日掲載したいと思っています。
■5層構造!暖かい床の秘密

雪中キャンプはお座敷スタイルが安心です。
土間スタイルの場合、ストーブで空間が温まるとそれに伴って雪が解け、足元がじゃぶじゃぶになることがあるからです。
そのため私の場合はグランドシート、SOLのオールシーズンブランケット、ダイソーの折り畳みアルミマット、自作のキルティングラグ、エルパソサドルブランケットの5層構造です。
それでも冷たさは感じるので、座るときにムートンラグも敷きます。
それでほぼ地面の冷たさを感じずにお座敷スタイルを楽しみ、雪が解けることもありません。
■薪ストーブの失敗談と対策
今回の暖房器具は薪ストーブのみの選択できましたが失敗しました。
というのも、薪ストーブは温まるまで時間がかかるので冷え込む朝にはすぐに点火するストーブも必要でした。
また、高さがある方にシャワーカーテンを付けたため、低い方に薪ストーブを設置しました。
これも失敗です。

画像で気が付く方もいらっしゃると思いますが、煙突の高温になる部分から外に出ている状態です。
どういうことかというと、煙突も熱を持っているのでそこからテントを温められるのですが、その部分を外に出してしまっているので無駄に熱源を外に放出しています。
持論ですが、薪ストーブの煙突は変色している部分の温度はかなり高いので、外に出すのは変色していない部分からが理想です。
もったいないことをしているのです。

そのためファスナー近くの煙突も高温になります。
この後テントファスナーの傷みが気になったので持っていた焚火シートを更にテントと煙突の間に挟み込むことで熱の伝わりを防ぎました。
■底冷えに強い寝具の組み合わせ
地面からの冷気を侮ってはいけません。
床の装備で前述しているように既に5層構造で冷気を遮断していますが、寝床は更に遮熱が大事です。
いつもはインフレータブルマットですが、少しでも荷物を減らしたいということもありエアーマットを使いました。
エアーマットはDODのシャダンダンR値6.2とダイソーレジャーマットの組み合わせです。

エアーマットはナイロン製でやはり感触が寒いこと、ツルツルしていて滑ります。
そこに安価ながらダイソーのマットを敷くことで滑りにくくなり、暖かさも増します。
シュラフも重ねます
一昨年ナンガのオーロラテックス800DXを思い切って購入しましたが、私の場合雪中キャンプではまだ寒かったです。
そのため、キャンプを始めたばかりに購入したロゴスの最低使用温度2℃のスランバーシュラフと重ねて使います。


それでも寒いと感じるのが嫌なのでムートンラグもマットの上に敷きます。
寒さは命とりなので、暑ければ減らせばいい。
そういう考えの方が安全です。
■予報気温と実際の気温の乖離
tenki.jpによるとその日の天気は最高気温2.3℃、最低気温-6.6℃、日積降水量0.5mm、晴れ。
ですが、それは地域気象観測所のもので、実際は場所によって違います。
実際朝起きたとき

想像より少し低いこの気温でも驚きますよね。
さて、これくらいの低温になると不思議なことが起こります。
水を注ぐと凍る現象です。

不思議だったので調べてみました。
これは【過冷却】だそうです。
過冷却とは、本来凍る温度より下がっても、氷の“最初の種”ができないため液体のままでいる現象です。
氷になるには小さな結晶の種が必要ですが、不純物が少なく、衝撃も揺れもない状態だと、この種が作られにくく、
その結果、温度が下がっても核が生まれず、液体のまま保たれます。
この状態に衝撃を与えたり、氷のかけらを入れたりするとその部分から一気に凍っていきます。
そのため注いだら凍るという不思議な現象が現れたのですね。
実はこの水、全日夜に沸かした湯冷ましだったんです。
■初めて見た最低気温の数字
寝ているときに気温を確かめることはできませんが、興味本位で室内外計を購入して設置していました。
最高温度と最低温度が見られます。
朝起きて-10.2℃ならワクワクしますよね。

驚異の-13.9℃
予想気温よりはるかに低温でした。
おそらく放射冷却が起こったのだと思います。
調べてもしっかりとはわからなかったのですが、雫石町でも放射冷却が起こるようです。
放射冷却が強く起こるには夜間で快晴、風が弱いという条件が整うと地面近くの空気がどんどん宇宙空間へ逃げていきます。
雲があると雲に遮られ温度が逃げにくい、風があると周りの温度と混ざり温度が下がりにくいようですが、特に新雪に覆われているときなど地表面温度は極めて低温になるそうです。
温度計が壊れているのかなとも思いましたが、そういったことでもなく、放射冷却で本当にこの温度まで下がったのだと思います。
■まとめ
冬キャンプは予想以上に冷え込んだり、予報で確認できなかった積雪に見舞われたり、想定外の危険が潜んでいます。
この条件で寒さを感じずに過ごすことができたのもテント内の装備、寝具の装備、着衣の装備が万全だったことだと確信しています。
薪ストーブの設置が良くなく、テント内の最高気温は日中でも17℃止まりでした。
自分の体力や持っている道具に合わせた無理のない計画をたてることが大切です。
最初からテントで眠るのではなく、コテージに泊まってみる、電源が使えるキャンプ場を選んで安全な暖房器具を使ったり、電気毛布を使ってみる。
そういったことから始めて、それで楽しめたら一つずつチャレンジしていくのが安全に冬キャンプを楽しむ一歩になると思います。
私の記録がどなたかの手助けになれば幸いです。

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