女王まりかのつれづれぐさ/第百五十二回:ゴジラ
こんにちは✨😃
今週は連想noteです。
連想元の記事に昔の潜水服の写真があって、1954年に公開されたゴジラ第1作を思い出しました。
8月ですし、戦争絡みの記事という意味合いも込めたいと思ってます。
第百五十二回;ゴジラ
1、ゴジラと潜水服
昔の潜水服の写真を載せた連想先の記事を示します。
ゴジラの第1作(1954年)で潜水服が登場するのは、クライマックスシーンです。
何故、潜水服が登場したのか?
東京湾に潜伏しているゴジラを殺そうとしたからです。
東京湾に潜伏していたゴジラは、人間の手で殺害されます。
強調しておきますが…。
1954年のゴジラ第1作は、ゴジラが人間の手で殺害された、唯一の作品です!
*21世紀に無理解な人たちが制作した作品群を、私はゴジラ作品と認めていません!
あれらをゴジラ作品として扱うコメントは問答無用で削除しますので、ご了承ください。
2、主要な登場人物
あらすじなどを説明する前に、登場人物を紹介します。
・山根恵美子
キャスト紹介は2番目だが、実質的な主人公。推定年齢は20代前半。大学教員の父と暮らしている未婚の女性。
・芹沢大介
先の大戦で右目を失った科学者。山根家とは旧知の仲。
豪邸に一人で住み、大学には所属せず、自宅の地下室で研究活動をしている点から、悲惨な背景事情を抱えていることが窺える。推定年齢は30歳前後。
・尾形秀人
恵美子の恋人。南海サルベージの若き所長で、潜水士の資格を持つ。推定年齢は20代半ば。
・山根恭平
恵美子の父。動物の研究をしている大学教員。推定年齢は40代後半。
3、オキシジェンデストロイヤー
オキシジェンデストロイヤーとは、芹沢大介が開発してしまった未知の化合物です。
芹沢はオキシジェンデストロイヤーを「水中の酸素を破壊する」と語っていましたが、作中の描写を見る限り、そんな程度では済まない劇物としか思えません。
角砂糖大のオキシジェンデストロイヤーを水槽に投入すると、水槽の中にいた魚は瞬時に骨だけとなり、その骨もやがて消失していました。
ゴジラを死に至らしめたのもオキシジェンデストロイヤーで、ゴジラは白骨化した後、骨も消失しました。

別の研究をしていたが、偶然、オキシジェンデストロイヤーが生じてしまったと、芹沢は語っていました。
芹沢は恵美子にだけ、オキシジェンデストロイヤーの話をしました。
その時の芹沢は、このような旨の発言をしていました。
「今はオキシジェンデストロイヤーを公表する気は無い。安全かつ人の役に立てるものにできた時、公表するつもりだ」
芹沢は、オキシジェンデストロイヤーが兵器として戦争に利用されることを、何よりも恐れていました。
4、頻発する海難事故と大戸島の被災
東京湾では、不可解な船の沈没事故が頻発していました。その後、大戸島という離島が、ある夜、壊滅的な被害を受けました。
これらの真相を解明する為に調査団が結成されます。動物学者である恵美子の父・山根恭平や、南海サルベージの所長・尾形秀人は、調査団に選ばれました。
調査団は被災した大戸島に出向し、恵美子も父に同行します。
大戸島の被災地では、何故か強い放射線が検出されました。等間隔に並ぶ足跡のような巨大な陥没も確認されました。
やがて調査団は、恐竜に似た巨大生物に遭遇します。

恵美子の父・恭平は一連の情報から推測します。
人知れず、現代まで生き延びていた恐竜がいたのでは?
近年、ビキニ環礁で実施された核実験の影響で、その恐竜が突然変異したのでは?
東京湾で頻発した海難事故や大戸島の大災害は、この突然変異した恐竜の仕業では?
大戸島に伝わる妖怪(呉爾羅)に因んで、大戸島で発見された巨大生物はゴジラと命名されます。
調査団は国会にゴジラの存在を伝え、国会はゴジラの本土上陸を防ぐべく対策を講じます。
5、ゴジラ上陸
ゴジラは東京湾に潜伏していると判明します。防衛軍(劇中に登場する架空の組織)は爆雷を海に投下して海中のゴジラを攻撃します。海岸には防衛線を張り、東京への上陸だけは防ごうとしますが…。
防衛軍の攻撃はゴジラを興奮させたのか、ゴジラは東京に上陸してしまいます。ゴジラの力は予想を遥かに上回っており、防衛軍の兵器は通用しません。ゴジラの気が済むまで、暴れさせるしかありませんでした。

東京は壊滅的な被害を受け、多くの人が犠牲になりました。その惨状は、約10年前の戦争を彷彿とさせるものでした。

中央は山根恵美子(演;河内桃子さん)
6、悲痛な決断
ゴジラは再び東京湾に戻りましたが、またいつ上陸するか解らない。そんな中、恵美子は思いました。
芹沢が開発したオキシジェンデストロイヤーなら、東京湾に潜伏しているゴジラを殺せるのでは?
芹沢はオキシジェンデストロイヤーを公表したくないと言っていたが、惨劇を止めることが最優先では?
恵美子は恋人の尾形にオキシジェンデストロイヤーのことを打ち明け、二人で芹沢宅を訪れて説得しようとします。
芹沢は二人の説得に苦悩し、自身の危惧していることを訴えます。
もしもいったん、このオキシジェンデストロイヤーを使ったら最後、世界の為政者たちが黙って見ているハズは無いんだ。必ず、これを武器として使用するに決まってる。原爆対原爆、水爆対水爆、その上さらに、この新しい恐怖の武器を人類の上に加えることは、科学者として…。いや、一人の人間として許す訳にはいかない。

立っているのが芹沢大介(演;平田昭彦さん)
恵美子(演;河内桃子さん)に庇われる男性が
尾形秀人(演;宝田明さん)
たまたまテレビをつけたら、ゴジラの襲撃を受けた被災地の様子が報道されていました。映像を見た芹沢の心は動き、彼に決意させます。
オキシジェンデストロイヤーでゴジラを殺すと。オキシジェンデストロイヤーも完全に封印すると。
芹沢はオキシジェンデストロイヤーに関する資料をその場で焼き始めます。
説得に成功したのに、恵美子は号泣して芹沢に詫びます。
恵美子を慰めながら、芹沢は言いました。
オキシジェンデストロイヤーを作ってしまった時点で、自分はこうなる運命だったんだと。
7、結末
東京湾に潜伏しているゴジラを殺す為、芹沢と尾形は海に潜ります。
潜水士の尾形に付き添われ、芹沢は海底を進みます。
海底でゴジラを発見すると、芹沢はオキシジェンデストロイヤーを封入した容器を解放します。オキシジェンデストロイヤーを放出したらすぐ、二人とも海上に引き上げられる予定でしたが…。

特殊な容器に、オキシジェンデストロイヤーを入れている。
芹沢は命綱を切っていました。尾形は一人で海上に引き上げられます。
海中に広がるオキシジェンデストロイヤーは、東京湾に巣くう生物の体を溶かしていきます。ゴジラも逃れることはできません。命綱を切って、海底に残った芹沢も。
ゴジラはオキシジェンデストロイヤーによって死亡しました。
芹沢はゴジラと心中することで、オキシジェンデストロイヤーを永遠に封印しました。
ラストシーンに、歓喜はありません。恵美子と尾形が悲嘆に暮れる傍らで、恵美子の父・恭平がこう呟いて、映画は終わります。
あのゴジラが最後の一匹とは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類が、また世界の何処かに現れるかもしれない。
ゴジラの第1作はこういう内容の映画です。
核実験の影響で厄災と化してしまった怪獣。
自分の発明品を軍事利用させない為に、自死してまで研究を封印した科学者。
この二人のキャラクターを通じて、映画が伝えようとした内容は、後世まで語り継がなければならない内容だと、私は思っています。
*参考文献
大怪獣ゴジラ99の謎
[青柳宇井郎、赤星尚政:著/二見文庫]
ゴジラ
[香山滋:著/ちくま文庫]
東宝特撮映画
[Deagostini]
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