女王まりかのつれづれぐさ/第百三十五回;訃報 -大葉健二さん、逝去-
こんにちは。まりかです。
またまた号外的に、日曜日にも投稿してしまいました。
投稿した理由は、タイトルの通りです。
五月八日金曜日の朝。
新聞の朝刊の訃報欄に、大葉健二さんが逝去された旨が掲載されていました。姉が気付きました。七十一歳という、少し早めの別れでした。
当初、このことを記事化するつもりは無かったのですが、姉から訃報記事を投稿するように言われて、書くことにしました。
正直、私が書いて良いものなのか、悩みました。大葉健二さんは俳優として大きな足跡を遺した人と認識していますけど、世代がズレていて、全盛期の大葉さんを生で観ていた訳ではないので。
大葉健二さんの代表作は下記の通りです。
・バトルフィーバーJ(1979~1980年);曙 四郎/バトルケニヤ
・電子戦隊デンジマン(1980~1981年);青梅 大五郎/デンジブルー
・宇宙刑事ギャバン(1982~83年) ;一条寺 烈/宇宙刑事ギャバン
これらの作品群で解ると思いますが、変身ヒーロー物に多く出演されていた方です。これらの番組をリアタイで観られていた方々にとって、大葉さんが憧れのヒーローだったことは想像に難くありません。
リアタイ世代の方が、既に記事にされてます。大葉さんが当時の子どもたちの憧れの的だったことが、強く伝わります。
私からは追加情報の形で、大葉さんの凄さを語っていきたいと思います。
大葉健二さんは、かの千葉真一さんに師事したアクション俳優ですけど、最初は本当にスタントマンをやられていたみたいです。
全怪獣怪人《下巻》(勁文社)によると、人造人間キカイダー(1972~73年)でキカイダーを演じていたそうです。変身前ではないです。コスチュームを着て、変身後のキカイダーのアクションを担当されていたそうなのです。

ギャバンが放送される十年前、大葉健二さんはキカイダーのスタントを担当されていた。
映画;キカイダーREBOOTのパンフレットより
元々、スタントマンだった方ですからね。変身前のアクションがどれだけレベルの高いものだったのかは、この経歴だけでも充分に語れるでしょう。
最大の代表作である宇宙刑事ギャバンは、「戦闘シーンでも、変身せずに戦い続けている」、「変身したら、変身前よりアクションが見劣りする」などと評されています。この言葉だけでも、大葉さんのアクションの凄さを垣間見ることができると思います。
変身後のギャバンは、大葉健二さんとは別人のスタントマンの方が演じていらしたそうです。アクションが見劣りすると言われるのは、コスチュームを着ると視界や動きが制限されるからです。スタントマンの能力の問題ではありません。
私が大葉健二さんの演技を強く意識して観たのは、2012年に公開された映画、『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』です。宇宙刑事ギャバン30周年の記念として制作された映画です。リアタイ世代と思われるおじ様たちに紛れて、観に行きました。
この映画の主人公は、石垣佑磨さんが演じる二代目ギャバン・十文字撃でしたが、大葉健二さんは初代ギャバン・一条寺烈の役で出演されてました。
この頃の大葉さんは還暦に近い年齢だったのですが、顔出しでアクションシーンの撮影に臨まれてました。年齢を感じさせないキレの良い動きに、当時の私は驚かされました。

初代ギャバンが二代目ギャバンを荒稽古で鍛える。
(奥;大葉健二さん、手前;石垣佑磨さん)
映画;宇宙刑事ギャバン THE MOVIE のパンフレットより

左側、後ろ姿が大葉健二さん。
映画;宇宙刑事ギャバン THE MOVIE のパンフレットより
映画の佳境に入るところでは、石垣佑磨さんと並んで、新旧ギャバンの同時変身も披露されました。リアタイ世代ではない私も、もの凄い高揚感を覚えました。

リアタイ世代でなくても燃えます⭐️
(左;石垣佑磨さん、右;大葉健二さん)
映画;宇宙刑事ギャバン THE MOVIE のパンフレットより

観客をどれだけ盛り上げれば、気が済むのか!?
(左;初代ギャバン、右;二代目ギャバン)
映画;宇宙刑事ギャバン THE MOVIE のパンフレットより
七十一歳という、現代人としては早めの旅立ちとなった大葉健二さんですが、日本のアクション会に遺したものは本当に大きいと思います。今の私の趣味の礎を築いた人の一人と言っても、過言ではありません。
この場をお借りして、大葉健二さんの冥福をお祈りすると共に、その業績を称えたいと思います。
*参考文献
・宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
[東映事業推進部]
・全怪獣怪人 上巻・下巻
[勁文社]
つれづれぐさの他の記事へは、こちらから!
