私が愛していたのは,数学じゃなくて算術だった
こんにちは.最近ヤッホーブルーイングの「僕ビール君ビール」にどハマりしていまして,コンビニでこんなに美味しいクラフトビールが買えることに,感謝しています.Keeth こと桑原です.
このビールは本当に美味しいので是非飲んでみてください🍺
さて,今回は数学の話です.
と言っても全然難しい話ではありません!ずっと「数学が好き」と言い続けてきたんですが,あらためて考えてみると,正確には違うかもしれない,ということに気がつきました.好きなものの,ちゃんとした名前を知るまでの話です.
掛け算九九から始まった
いつから数学が好きだったのかは覚えてないが,キッカケだったかもしれないことはあって,私が幼稚園児だったころ,母に掛け算九九を習ったことがキッカケだったんじゃないかな.
「大人たちはこんな便利な道具を持っているのか」と思った.面倒くさい計算をスパッと片付けてしまうツールに感動した,というのが正直なところ.自動化や効率化への憧れというよりも,算術そのものに惚れた,という感覚.
その後,私は大学でもう少し数学を学んでいくことになるのだが,その中でも解析学で度々感動する事があった.例えば微積分の中で登場する数式の変換や計算方法を教わっていると,ときどき「どうやったらそんな発想が出てくるんだ」というエレガントな解法が登場するのよ.
そのような場面に出会うたびに「なんて素晴らしい計算方を人類は思いついたんだ!?」と.それが私の中にある「数学が好き」という感覚の正体だと思っている.
一方で私は数楽の世界に使っているだけで楽し差を感じる.例えば数楽の勉強会に参加し,開始2,3分で早くも置いてけぼりを喰らい,残り1時間半ほどずっと宇宙の中をさまよっている感じで過ごすこともあったが,終始楽しく参加していた.この経験も,私が数学を好きなんだなと強く実感できたことの1つ.
数学という世界は,飽きない人にとっては一生かけても遊び尽くせないくらい多くの,そして高難度のおもちゃがそこら中に転がっている.複雑で難しい.だからこそ遊びがいは抜群である.その世界に触れているだけで楽しい,という感覚は今も変わっていない.
さらに,大学の卒業研究のテーマに複素解析を選択した.具体的にはリーマンのゼータ関数に関する特殊値の計算を研究していたが,学部生のため「ここまで調べて,自分なりの仮説を立ててみた」というレベルが関の山だったが,それでもかなり面白かった.私の低い解像度でも,この関数一つで生涯遊び尽くせるな,と感じたくらいには.
大学院では結び目理論という分野の研究をされている教授の下に入り,体積予想という予想に関する計算の手伝いがほとんど.
余談ですが「結び目理論」,これはこれでむっちゃおもろい分野です!
ひもや輪っかの「絡まり方」を数学的に研究する分野です。切ったり接着したりせず、伸ばしたり縮めたりねじったりする変形だけを許して、2つの結び目が同じかどうかを調べます。
子どもでも手がつけられる予想や研究分野もあるので,興味ある方は探してみてください!
今も興味があるのは学部生時代に研究していたリーマンのゼータ関数の特殊値が計算できるのか?というものです.リーマン予想の証明よりも,そっちの方が気になっています.もちろん黒川先生(リーマン予想の日本の第一人者)の本はいくつか読んでいましたが,リーマン予想は流石に私には遠い世界の話だなぁと.それでも自分が生きている間に証明されるのかは注目しています.
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