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【ショート】 下僕並べ

―― short story ――

真夜中の窓辺の月の下で、そっと並べていく。

一人、二人、……今日は六人。
どの子もすごくステキなの。

目隠しを外すと、頬を染めて口を歪める。

明日の朝はゆっくりできる日だから、今日は順番に可愛がってあげよう。

一人連れてくると、抱きしめる。
柔らかな感触にうっとりと目を細めて、匂いを嗅ぐ。
先週から香りを変えたのだけど、正解だった。

そのままベッドに倒れ込むと、軋む音に胸が躍る。
瞳を覗き込み、頬を包む。

「あぁ……なんて、愛らしいのかしら」

頭を撫でると、心地よさそうにしているのが伝わる。
温もりに、目を閉じそうになる。

――いけない。

目を擦り、体を起こす。

今日は、他の子達も可愛がってあげるんだから。

次の子を抱きしめ、ベッドへ誘う。

二人とも、私の横が良いわよね。
……困ったわ。欠伸が出ちゃう。
眠気に負けて、他の子たち全員をベッドに引き入れる。

「……みんな大好きよ。」

私の可愛い下僕たち。



可愛いテディベアたちに囲まれ、
ひとときの幸せな夢を見た。


(413文字)


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