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kyotoKのすてきな明日---#1

いつも目の前に行きたい先があった。それに向かって思いっきり疾走したり、目的の大きさにあわせて微調整したり、予定どおりの時間でおさまらず、苦しんだり、それがまた楽しかった。おおむね、そんな風に生きてきた。適度にやりたいことが次々と現われ、退屈せずに歩んできた。

部屋から山頂を望む、はじめての山里ライフ

風に誘われ、愛宕山の山々に魅了された

神社仏閣の多い京都は、動植物もお寺や、神社でよく見かけた。といっても、鳩や雀、鴉などで、市内でも山に近い地域は、タヌキや猿、鹿を見かけることもあるときく。京都に生まれ育った町育ちだか、地方との関わりも僅かにあった。何度か祖父の故郷に遊びに行ったのと、幼い頃わが家は夏の間、福井県の若狭の漁村で過ごした 10年近い経験者については、以前このnoteで投稿したことがある。(https://note.com/coco_kyoto/n/n3adcf33d597b)その淡い思い出はノスタルジックにわたしの血肉の一部になっていることを自覚している。

そんなわたしをこの地を紹介してくれた人物があった。映像、映画、テレビ番組や音楽制作を手掛けてきた人が、ここに拠点を移し、自然に囲まれたこの地で活動していた。この地域の人たちとの交流への関心とともに、この恵まれた環境への興味が自分の中で成長していることを感じていた。

大雨の翌日、見違えるほど水量の増した「保津町のあたご谷川」

山々の水が産み出す生命のダイナミズム

町中に住んでいる時には、雨のことなど考えたことがなかった。ここにきて10日目に激しい雨が降り、その恵みを視覚的に確認したのは、はじめての出来事だった。こういうことを繰り返しているあいだに、このダイナミズムをみなさんに知っていただけたら…と思うようになったのだ。もちろん、kyotoKは住み始めたばかりで、知り合いも多くない。しかし、いろいろな機会に近在を歩くうちに、楽しく交流いただける機会が日々増えてきた。

山里の暮らしデビューは、〈山の坊3行日記〉の記事で

毎日の発見がすごすぎて、じっとしていられなかった。その気持ちは〈山の坊3行日記〉として書き始めた。せっかくここに縁あって越してきたのだから、そのあふれる気持ちをカタチにしようと、当世人気の3行日記に取り組みはじめた。ところが、kyotoKは語りたいことがあまりに多く、3行どころか、1000字以上の記事もあるだろうと思う。それでも読んでくださる方があり、続けていきたいと思っている。

記事はマガジン「山のみえる暮らしズム」に5作を収納している。通勤や時間のあるときに、いつでも読んでいただけるように、という気持ちからまとめている。(勝手な思いですが…)

ひょんな一言、「カフェー」がきっかけで、思いもよらぬ広がりがあった。

このあたり、保津町では、どこへ行くにも車が基本。車がない人たちはタクシーに頼るらしい。町暮らしにはなかった発想だ。そんな中、近所のおばあちゃんが「病院の帰りにコーヒー飲むのが楽しみやねん」と語ってくれた。そこでふと、「このへんにカフェがあったら行く?」と聞いてみたら、目を輝かせて「絶対行く!」と即答。ならばと、ほかの人にも声をかけてみた。


この大きな橋をわたると、パープルサンガのスタジアム、JR亀岡駅へ約数分でつく

庭で草むしりをしていた親子も、「それ、いいやん」「高校生の孫も一緒に行くわ」と好反応。コンビニのオーナーにも水を向けてみたが、「やりたいけど、手がいっぱいやな。悔しいなあ」とのこと。草むしり中のおばちゃんには「イチジク食べてって」と、もぎたてのイチジクを差し出された。おばさんは料理メニュー開発に熱心で、イチジクだけでなく、ミントやレシピの話にも花が咲く。

どうやら、静かな山里にも「カフェ」という響きがじんわり沁みる人たちがいるらしい。そう思うと、この土地がまたひときわ愛おしくなってきた。kyotoK、どうやらこの地で、静かに居場所を探しはじめているようだ。


この投稿記事「kyotoKのすてきな明日---#1」のタイトルイメージは、09chiharu さんのイラスト作品をお借りしています。

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