一手間の罠:優しさが仕事を苦しくする瞬間
■ その一手間、本当に必要?
「ここまでしてあげると親切じゃない?」
「これくらい、こっちでやってあげても良くない?」
「〇〇さんって、事務的に線引きしすぎじゃない?」
今のチームの係長から、よくこう言われる。
でも正直、僕はあまり賛同できない。
なぜなら——
その“ちょっとした親切”こそが、後々の自分たちのキャパを確実に圧迫していくからだ。
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■ 親切は否定しない。けれど、全方位に振りまくと破綻する
もちろん、すべての親切を否定したいわけじゃない。
大事な顧客、上司、仲の良い同僚、同期。
特別な関係や状況であれば「やったれ!」と思う。
ただ言いたいのは——
特別な相手でも状況でもないのに、全体に向けて親切心を撒き散らすやり方のこと。
限られた人数、限られた時間、限られた手数。
この中で“不要な一手間”を積み重ねるとどうなるか?
結局は、
本当にやるべき仕事に手が回らず、組織が求める成果を出すのが難しくなる。
これはもう、本末転倒だ。
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■ 過剰な親切は、思っている以上にコストが高い
過剰な親切って、一見良く見える。
でも実態は——
• エネルギーを食う
• 手間も時間も食う
• 受け手も「それより他の成果を期待してた…」となることがある
• 費用対効果で見ると、大して数字に出てこない
こういう「見えづらいコスト」ほど、チームの動きを鈍らせる。
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■ 「やりすぎ」をやめるのは怖い。でも大抵うまくいく
僕の立場や、係長の頑固さもあり、この現実を変えるのに苦戦している。
ただ、だからこそ伝え方と落とし所を探すことが必要だと思っている。
そして、思い切って “その一手間” をやめてみる。
最初は怖い。でも、大抵こうなる。
「あ、今までがやりすぎだったんだな」
相手は意外と気にしない。
むしろ、自分だけが不安になっていたりする。
もちろん、やめる時には
• その理由を説明する
• 必要なことは直接伝える
など工夫していけば、火花は散らない。
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■ 仕事の本質は「余白」をつくること
仕事は、
いかに頭と体に“余白”をつくるかで決まる。
余白があるからこそ、
• 思考できる
• 正しい判断ができる
• イレギュラーに対応できる
• 自分の時間も守れる
その第一歩が、
“自己満足の一手間”をやめることだと思う。
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■ 結び:その一手間、本当に必要?
もしあなたが、
• 仕事が重い
• チームがバタつく
• 余白がなくて苦しい
そう感じているなら、
まずは一度立ち止まり、こう問いかけてみてほしい。
「その一手間、いる?」
きっと、手放して良いものが見えてくる。
