「書けない」は、やる気の問題じゃない――子どもが止まる3つの理由
「やる気がないなら、今日はやめなさい」
そう言いたくなる気持ち、
とてもよく分かります。
でも、
ちょっと立ち止まってほしいんです。
作文・感想文で手が止まるとき、
子どもはサボっているわけではありません。
多くの場合、
「どうすればいいか分からない」だけ。
今日は、
その中身を一つずつほどいていきます。
理由① 何から書けばいいか分からない
大人は無意識に、
「最初はここから」と分かっています。
でも子どもには、
書き出し
文の順番
どこまで書けばいいか
これが見えていません。
ゴールのないマラソンを
走れと言われているようなもの。
止まって当然です。
親ができること
内容を考えさせる前に、
スタート地点を決めてあげる。
「まず、何をしたか一文だけ書こう」
「一番最初に思い出した場面は?」
これだけで、
ペンが動き出します。
理由② 言葉がまだ育っていない
頭の中には、
気持ちやイメージがある。
でも、それを
言葉に変える力がまだ途中。
「楽しかった」
「すごかった」
これ以上、
言葉が出てこないのは、
能力不足ではありません。
成長途中です。
親ができること
言い換えさせる必要はありません。
代わりに、
選ばせる。
「楽しいと、うれしい、どっちに近い?」
「ドキドキ?ワクワク?」
言葉を“渡す”のではなく、
“選ばせる”。
これだけで、
語彙は少しずつ増えます。
理由③ 間違えるのが怖い
意外と多いのが、これです。
直される
否定される
書き直しになる
この経験が積み重なると、
子どもは慎重になります。
「とりあえず書いてみる」
が、できなくなる。
親ができること
最初から完成を求めないこと。
「下書きだから、ぐちゃぐちゃでいいよ」
「あとで一緒に直そう」
この一言で、
安心して書き始められます。
3つの理由は、重なっていることも多い
今日うまくいかなかった理由が、
一つとは限りません。
書き出しが分からない
言葉も出てこない
しかも怒られそう
これでは、
止まってしまいます。
だからこそ、
原因を決めつけないことが大切です。
「やる気」の話をしなくていい
やる気があるかどうか、
実はあまり重要ではありません。
大切なのは、
動き出せるか
安心して書けるか
やる気は、
書き始めてから
あとからついてきます。
今日からできる一つだけの約束
全部やらなくていいので、
これだけ覚えてください。
「止まっている=困っている」
そう思えるだけで、
声のトーンが変わります。
今日のまとめ
書けないのは、やる気の問題じゃない
止まる理由は、だいたい3つ
親の役割は、原因探しではなく環境づくり
安心が、最初の一歩になる
次回予告
第4回:家庭で使える
「書き出しで止まらない」テンプレ
「何て聞けばいいか分からない」を
そのまま解決します。
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