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〈 YOGA 〉ヨガの浄化法 - シャットカルマ -

今回は、シャットカルマについてお話ししていきたいと思います。

シャットカルマって聞いたことありますか?
ヨガをやっている方は、聞いたことがあったり、シャットカルマと気づかず、実践をしたことがあるかも知れません。

そんなシャットカルマについて、みていきましょう。

シャットカルマとは?


サンスクリット語: 「ṣaṭ(六)」+「karma(行為)」=「六つの清浄法」と訳されます。
ヨーガの伝統で、心身を清め、プラーナ(生命エネルギー)の流れを整えるために行われる浄化法として取り入れられています。
特に ハタ・ヨーガ において重要な実践とされ、『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』や『ゲーランダ・サンヒター』などの古典に記述があります。

古典に記されるシャットカルマ

『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』

धौतीर्नौली तथा बस्तिस्त्राटकं नेतिरेव च ।
कपालभातिश्चैव षटकर्माणि प्रचक्षते ॥

इदानीन्तनकाले तु कफादिभिर्धनैर्विना ।
षटकर्माणि न कर्तव्यान्युक्तं योगिभिरागमैः ॥

第2章22–23節

訳:
「ダウティ、ナウリ、バスティ、トラタカ、ネティ、カパーラバーティ、この六つをシャットカルマと呼ぶ。
だが、現代ではカファ(粘液質)や肥満、その他の不調がない者は、シャットカルマを行う必要はない

と経典に説かれています。

ここで強調されているのは、「体質や必要性に応じて行うべし」であり、全員が全て行うものではないという点ですね。

もう一つの古典も見ていきましょう。

『ゲーランダ・サンヒター』

षट्कर्माण्यपि चोक्तानि शरीरशुद्धिकरकाणि च ।
धौतीर्बस्तिस्तथा नेतिर्लौलिकी त्राटकं तथा ॥

कपालभातिश्चैव षट्कर्माणि प्रचक्षते ।
एतानि तु यथान्यायं कृत्वा शुद्धिं लभेद्भुवि ॥

第1章より9–10節

:
「身体を清めるために六つの行法が説かれている。
それはダウティ、バスティ、ネティ、ラウリキ(ナウリ)、トラタカ、カパーラバーティである。
これらを正しい方法で行えば、地上において清浄を得るであろう。」

『ゲーランダ・サンヒター』も同様に六法を列挙し、「身体浄化」を主目的としています。

2つの古典書で、シャットカルマは必要に応じて身体を浄化するために訪うと良いこととして、書かれています。

その古典書に出てくる浄化とはいったいどのような行為なのでしょう。

そこをみていきます。

六つの行法

① ネーティ(Neti)― 鼻道の浄化

  1. 種類:
    ジャラネティ: ネティポットでぬるま湯+少量の塩を鼻に流す。
    スートラネティ: 綿紐やゴム管を鼻から通す(上級者向け)。

  2. 効果:
    鼻づまり改善、呼吸器系の強化、頭部の清浄。

② ダウティ(Dhauti)― 消化管の浄化

  1. 種類:
    ヴァスラダウティ: 塩水を大量に飲んで吐き出す。
    ヴァストラダウティ: 長布を飲み込み、胃や食道を掃除する。

  2. 効果:
    胃腸の洗浄、消化力の改善。

  3. 注意:
    現代では医師の指導なしには行われないことが多い。

③ バスティ(Basti)― 大腸の浄化

  1. 方法:
    古典的には川や桶に浸かって肛門から水を吸入して洗浄する。
    近代的には浣腸のようにアレンジされる。

  2. 効果:
    便秘改善、腸内環境の浄化。

④ トラタカ(Trāṭaka)― 視線集中の浄化

  1. 方法:
    ロウソクの炎や黒点を瞬きをできるだけせず見続ける。
    涙が自然に出るまで行い、その後目を閉じて残像を観察。

  2. 効果:
    目の浄化、集中力向上、瞑想準備。

⑤ ナウリ(Nauli)― 腹部の浄化

  1. 方法:
    息を吐き切り、腹部を空洞にして内臓を左右に波打たせる。
    初心者は「ウディヤーナ・バンダ」を先に練習する。

  2. 効果:
    消化促進、内臓マッサージ、火のエネルギー活性化。

  3. 難易度:
    非常に高く、師の指導が必要。

⑥ カパーラバーティ(Kapālabhāti)― 頭蓋を輝かせる呼吸法

  1. 方法:
    強く短く鼻から息を吐き、吸気は自然に入る。
    リズミカルに繰り返す(例:1セット30回)

  2. 効果:
    呼吸器系の強化、脳の活性化、プラーナの循環。

セルフケアとして取り入れやすいシャットカルマ

現代人においてシャットカルマを古典にあるままの方法でとりいれることは、危険や習得困難なものが多く、またヨガの指導者のもとでないとなかなか行うことが難しいものがあります。

以下はその中でも私たちでもセルフケアとして取り入れやすいシャットカルマをご紹介します。

1️⃣ ネーティ(鼻洗浄)

  • 方法:
    ネティポットにぬるま湯+天然塩(0.9%濃度)を入れ、片鼻から流し入れて反対側から出す。左右行う。

  • 効果:
    鼻づまり解消、呼吸の通りをよくする。

    • 安全で日常的に取り入れやすく、専用のポットや食塩などはんばいされています。

2️⃣ トラタカ(視線集中)

  • 方法:
    ロウソクの炎を見つめて涙が出るまで瞬きを我慢 → 目を閉じて残像を観察。

  • 効果:
    目の浄化・集中力アップ・瞑想導入。

    • 夜のリラックスタイムにおすすめの他、心にモヤモヤが溜まっている時などにもおすすめです。

    • トラータカの炎がそのモヤモヤを焼き払い、心がスッキリします。

3️⃣ カパーラバーティ(頭蓋を輝かせる呼吸)

  • 方法:
    鼻から「フッ、フッ」と強く息を吐き出し、吸うのは自然呼吸。1セット30回。

  • 効果:
    頭をスッキリ、呼吸器強化、エネルギー循環

    • 呼吸法として定番で人気があります。

    • ただし高血圧や心疾患の方は注意して、然るべき指導者のもと行ってください。

その他のシャットカルマ注意点

特に ダウティ・バスティ・スートラネティ・ナウリは熟練指導者が必要で、独学は危険です。
ヨガの上級者向けと思って、自己解釈でと入りれるとはやめて、ヨガの指導者につき修練を積み指導者の許可のもと行いましょう。

安全に取り入れられるのは、先に紹介したジャラネティ・トラタカ・カパーラバーティです。
こちらは日々自分自身の清浄を保つために練習に取り入れていくと、純化を繋がっていきます。
アーユルヴェーダの浄化法(パンチャカルマ)とも通じる要素があるので、また機会があればパンチャカルマのお話やその違いよ比較をしたいと思います。

まとめ

シャットカルマは、ヨガの実践を支える「心身の浄化法」であり、瞑想やプラーナーヤーマ(呼吸法)の土台を作るために古典で重視されています。
現代では、すべてを実践するよりも 安全で日常的にできる部分を選んで行う のが一般的です。


いかがでしたか?

ヨガは自分自身を清浄化することで心と体を純化していく感じですね。

私もまだまだそこには至れていませんが、今アーユルヴェーダのデイナチャリアを取り入れて、自分自身と向き合っています。

皆さんの何かのお役に立てたら嬉しいです。

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cococaru 🪷 わたし整うあ〜ゆる+(プラス) 良い活動をしていけるように頑張ります٩( 'ω' )و