ひょっこりひょうたん島は何尺ですか?
『尺貫法』をご存じでしょうか?
長さに尺、質量に貫を使った日本固有の単位です。メートル法の普及により法律上は1959年からは廃止されています。それでもしぶとく生きのびているこの単位は、日本家屋を建てる際には、いまでも尺(寸)を基準とした曲尺がメートル目盛りのスケールと併用して使われています。「坪」に至ってはメートル法以上に使われています
一尺はひじから手首までの長さと覚えておくと便利です。メートル法でいうと約30㎝になります。ここでピンときた方もおられるでしょう。小学校で一人1本購入した30cmものさしの長さは、一尺からきているのです。
10cmは一応10cmです。
突然何を云い出すのか、と思われた方もおられるでしょう。
でも10cmが5kmになるという場合もあるのです。
♬ 10センチ 10センチ
ろうそく 灯して いけますか
りっぱに 行って もどれます
ひょうたん島の ふもとから
南風さえ 吹いてれば
りっぱに行って 戻れます ♬
(ひょっこりひょうたん島・挿入歌 作詞:井上ひさし さん)
ひょうたん島に、隠された財宝を探すために海賊がやってきます。上の歌詞が宝の隠し場所を示しているのです。
10センチのろうそくを灯して往復すると、戻ってくることができる距離だというのです。
長さというものは、解釈によってさまざまな観測方法があるのです。
『尺貫法』がなくなっても、実情が単位を捨て去れないことがよく分かります。
