芦沢さんとぼく 第7話 こんにちは。そしてお帰りなさい
私が哲也さんの面接に同席するようになり、半年が過ぎた。過ぎたあとも私は哲也さんの面接に同席した。自分のために、これからどうなっていくのか見ていきたい。そう思い、お願いした。年をまたぎ、哲也さんの通信制高校の卒業も決まった。嬉しいはずが、1月に入ってからの相談は卒業後の不安を哲也さんが口にするようになった。
卒業したら何をしたいですか?芦沢さんが聞くと、哲也さんは「警察官になりたい」、「ビルの管理人になりたい」、「消防士になりたい」とコロコロ違う職業を希望した。その都度、芦沢さんは「調べてみるね」と言い、哲也さんに調べた内容を伝え、哲也さんが聞いた内容から、「僕には無理ですね」と話すことが続いた。
ここから先は
3,037字
¥ 100
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
