「またアプリ?」アナログ同僚を動かした魔法の一言
昨日、ようやく開発していたアプリが「テストできる段階」までできた。 一通りできたのは嬉しい。…が、ここからが難所だ。
この記事は1847文字、だいたい3~4分で読めます。
【STAGE1:トラウマと、低すぎる期待値】
同僚にテストしてもらえるか、再度お願いしてみる。 だが前回(在庫管理アプリの時)断られているから、なんとなく言い出しにくい…。でも言わないと先に進まない。
数分悩んだ結果…。 「まぁ、ダメだったらしょうがない。断られたらまた違うことでもやろうかな」と、楽観思考へ。

ここで、少し同僚の紹介をしたい。 同僚は年上の女性の方。今までデジタルよりアナログでバリバリやってきた方だ。イラストやPOPを描かせたら超一品。料理や豆腐のアレンジ、味のチェックなどもバツグン!お菓子を自宅で作って、配ってくれるほど。 だが今までパソコンをそんなにさわってこず、今の職場でも必死にメモをとり、帰宅後もこっそり勉強しているスーパー努力家。めちゃくちゃ尊敬している。
この方にまずは納得してテストしてもらわないと、この方以上にパソコンやアプリがわからない人は本当にチンプンカンプンになってしまう。
そして…いざ決戦の地へ。
「アプリを新しく作ってみたんだけど、テストしてもらえないです?」
おそるおそる切り出すと、すかさずツッコミが入る。
「えっ、またあの在庫管理のやつ作ったの?」
「いや、今度は納品伝票のやつ。今まで伝票を書いて、またパソコンに入力しているじゃないですか。あの時間がかかる『打ち込み作業』がなくなるように作ってみました」
すると、彼女の表情が変わり……
「えっ、そんなの作れたの?どうやるの?」
前回の予想に反して、反対や「めんどくさい」という反応は一切なかった。それどころか、その場でダウンロードのやり方や操作を教え、すぐにやってくれた。
なんか、心配し過ぎだった…驚くほど簡単に進み、戸惑いすらあった。
【STAGE2:机上の空論をぶっ壊す「現場のプロ」の視点】

画面を一緒に見ながら、ふと思いついた改善案を口にしてみた。
「送料も毎回入力するの面倒だし、固定した方が楽だよね?この後、自動で入るように調整しようと思うんだけど」
システムを作る側として、なるべく手間を省きたい提案。 しかし、現場で戦う彼女はパッと顔を上げ、即答。
「ううん。出荷の時に物量が多いと、箱を2つに分けないといけない時があるの。だから、送料は自由に手打ちできた方が助かる」
……とても大きなショックを受けた。た、確かに。
受注量が変われば、段ボールの数も変わる。アプリの効率化ばかりに気を取られて、実際の箱詰め作業のリアルが完全に頭からすっぽ抜けていた。
【STAGE3:最大のネック「相手もアナログ問題」】
さらにまだまだ出てくる要望。
・スマホだけで納品書(PDF)印刷まで完結できないか?
・現地へ納品に行く場合、その場(納品先)で完結できないか?
・田舎のビジネスでは「相手が高齢な方も多く、LINEやメールでPDFを送られても、相手(顧客)が困る(紙じゃないと処理できない)」という大きなネックがある。
などなど、本当にたくさん出てきた。 自分一人ではとても考えつかなかったので、こういう生の声は本当にありがたい。
【STAGE4:課題の裏に潜む「小さな狙い目」】

確かに自分(自社)だけデジタル化しても、相手方がアナログだと困るよな。 受け取り方によっては「押し付けられた」や「なんで豆腐屋1件のために特別対応しないといけないの?」と、前回のアプリテストの時のように反発を生むことさえある。
いや、でも このデジタルとアナログ問題(紙で手渡し、かつデータ管理)って、ウチだけの問題ではないのでは…?
もしかしたら、他の業者もめっちゃ困っていたり、時間を取って必死に手作業でやっているのでは…。 そう思うと自社でうまくいけば、同じ課題を抱える他社へ「横展開(ビジネス化)」ができるのでは。
一旦、自社のテストを少し進め、その間に他のところにも現状を聞いてみよう。 ここからが本当の勝負なのかも。
色々、面白くなってきた。
※おまけ
最近、なぜか無性に海に行きたい。泳ぎたいわけではなく、眺めていたい。
海と言えば数十年前にやった「AIR」というゲームを思い出し、サントラをよく聞いている。ボロボロ泣いたゲームで、当時何回もやった記憶が…。
久しぶりにまたやろうかな。知らない方はぜひ一度調べてみるか、YouTubeにサントラがあるので、聞いてみてほしいです(^^

