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キーボード入力速度を上げる練習

メモを入力する、プログラムを入力する、いずれにしてもコンピュータの中にデータとするには、キーボードを打ちます。しかも、両手で。指数本でも入力することはできますが、両手で10本の指を使って入力することをおすすめします。

子供の頃、そろばんとか、ピアノとか習っていた方は、当時の習い始めのことを思い出してみてください。最初は、鍵盤のどこを打てばいいのか、指の使い方もたどたどしく、ひとつひとつの動作もゆっくりで、ぎこちなかったと思います。でも、継続して練習していくうちにだんだんと速度があがり、最終的にはそろばんの列や珠の位置、ピアノの鍵盤の位置など見なくても大丈夫になっていたと思います。コンピュータのキーボード入力も同じです。目では資料を読みながら、10本の指はキーボードを見なくても文字を入力することができるようになります。

できれば、子供の頃からキーボードをたたく練習をしたほうがよいかとは思いますが、年齢に関係なく、いつからでも始められると思います。まずは、キーボードの「ホームポジション」を覚えましょう。キーボードの中心ちかくに「F」と「J」があります。この2つにはキーボード上に少し凸になっているところがあります。位置は、□の下の部分です。キーボードを見なくても軽くなでるように指を動かしていればみつかります。

「F」に左手の人差し指を、「J」に右手の人差し指をおきます。そうすると左手の中指は「D」に、薬指は「S」に、小指は「A」の上にのります。右手の方は、中指は「K」、薬指は「L」、小指は「;」の上にのります。「F」の右となりの「G」は左手人差し指で、「J」の左となりの「H」は右手の人差し指を使います。このポジションで上上、下の列に移動するとそれぞれ10本の指が担当するアルファベットの文字や数字、記号になります。このように最初は、10本の指がそれぞれ担当する位置を覚えます。

その次に、アルファベットを「A」から順番に「Z」まで入力する練習をします。アルファベットの位置を覚えたら、ローマ字入力で「あ」から順番に「ん」まで練習して、だいたい覚えられたら、自分の思いついた単語を入力する練習をします。たとえば、「こんにちは」とか、「今日の天気は晴れですね。」とか、なんでもいいです。

部屋の中を見回して、目につくものの単語を入力するのもあり、です。それも慣れてきたら、新聞や本、Webページのなんでもいいのですが、文字が書かれているところを、そのまま入力する練習をします。時間的には、毎回5分から10分程度です。練習を継続しているうちに、5分間で入力できる文字数の量に変化が出てきます。2倍、3倍になる人もいると思います。そうなってきたら、入力速度はだいぶ速くなっていると思います。この次の段階の練習は、テレビのドラマやニュースをみながらしゃべっていることを入力する練習をします。もうここまでくると自分が思いついたことがしゃべる速度と同じ、あるいは、それ以上の速さで入力することができるようになっていると思います。三日坊主でもいいですよ。でも三日坊主を継続してくださいね。成果はあとからついてきますよ。

キーボード入力のいいところは、一定のリズムでの入力ができるようになると、入力しているうちに「ランナーズハイ」のような状態になることもあります。あたまが冴えてきます。おそらくですが、左右10本の指がリズムカルにキーボードを叩いているうちに脳のどこか、あるいは、全体が活性化してくるのだと思います。こうなってくると、数時間入力作業をしていても疲れません。

わたしの場合ですが、途中でマウスを使うためにキーボードから手を離すなんていやになってきます。どんな入力でもいいので継続していれば、認知症も遠のいてくれるのではないか、なんてことも想像してしまいます。

最近、記憶が曖昧になってきた、物忘れが多くなってきた、そんなときは、メモやプログラミングやなにかの入力作業で、コンピュータのキーボードをたたくとよいのではないでしょうか。

ひたすら、ひとりでキーボード入力もわたし的にはいいのですが、できれば3〜5人くらい集まって、同じものを入力してだれが速いか競ったり、それぞれが入力してきた文章を他の人が入力して速度や間違いの数をくらべたりしたら、楽しくキーボード入力しながら、入力するだけではない刺激が脳に伝わって、幸せホルモンが出てきたり、よりあたまが冴えてくるかもしれません。

学生さんの頃から練習すれば、レポートや卒論を書くにも有利になります。わたくしごとですが、大学1年生当時、その学部で最初にレポートをワープロで作成して提出した学生でした。教授先生もそれには(手書きよりも読みやすいことに?)感動したらしく、できればワープロ打ちで提出を希望されました。ワープロ検定も受験したり、カシオの表計算もできるワープロに買い換えて、思い返せば表計算もかれこれ39年も前から使っていたのか、と感慨深いものを感じます。

入力速度が速ければ速いほど、資料を読む時間、探す時間、検討する時間などが増えます。文章の構成も、まずはできるところから入力して、あとで並び替えたり整理したりすることもできます。わたしなんて、なにを書けばいいか、どう表現すればいいか、考えているだけの時間が長くなるときは、逆に、思いつくままキーボードを叩いてみると、なぜか、わんさかアイデアが湧いてきたりします。考えるより動きましょう。すぐやる、というクセがつくかもしれません。

仕事でも資料を作成する、報告書を作成する、プレゼンを作成するなど、入力作業は数多くあります。データの入力作業もキーボードです。ここでもキーボード入力速度が速ければ速いほど、遅い人よりも作業量が増え、同じ作業量であれば使える時間が増加します。

たぶん、しゃべるよりもキーボード入力の方が同じ内容でも、伝えたいことがきちんと伝わるような表現になっている、のではないかと考えています。書くことがまた論理的思考を育ててくれるのかもしれませんね。

やみくもにしゃべるとまとまりがなく、意味不明なこともたびたびあると思いますが、キーボードで入力した文章は、文章の体裁も手伝うのか、きちんと伝わる文章になるような気がします。指を使い、目を使い、こころでしゃべる、同時進行でいろいろ作業するところも脳にはいい刺激になるのかもしれません。

キーボード入力はいいことづくしで、わるいところはなさそうです。ですので、キーボードの入力速度は速いに越したことはありません。このさきもずっと、毎日時間のあるときにキーボード入力の練習をしていきたいと思います。

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