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母は眠いから、どうか夜は寝ておくれ

次女の徹夜が続いている。
もう、かれこれ2週間ほど。

夜遊びはそのくらいにして寝ておくれ、と思うが、夜になるとぱっちり目を開けて、ちっとも寝てくれない。

一晩中、back numberの曲をSpotifyで聴きながら起きている娘。


リビングに寝具を運び、娘の介護ベッドのすぐ隣で私は毎晩寝ている。
眠りながらも常に、うっすらと娘に意識を向ける感覚だ。

毎晩、夜中に2回ほど起きて、痰吸引をし、側臥位で寝ている娘の身体の向きを変えるのだが、娘が眠っているのならその作業を挟みながらも私はわりと深く眠れる。

しかし娘が夜中ずっと起きているとなると、私の起きる回数は増え、寝た気がしない夜になってしまう。時にはオムツ交換、水分注入なども必要になるからだ。



肢体不自由の娘にはもともと睡眠障害はあるのだが、これほど続くのはめずらしい。

娘が一番苦手な梅雨時期なので、なんとなく体調が整わないのだろうか。
そもそも24時間のサイクルが娘には合わないのか。

徹夜して昼間に爆睡したり、一日中起き続けたり、眠り続けたり。
娘の睡眠障害にはルールも特効薬もない。


娘の徹夜は時々あることだから、私は「また来たかぁ」くらいにしか思わなくなっているが、ここまで長い期間生活リズムが狂ってしまうと、付き添う自分のメンタルがやられる。


こんな調子では、書くことはもちろん、読むことも今はちょっとつらい。

時間が空いたら、少しでも寝たい。

それなのに今、これを書いているのは、眠気の向こう側に行っちゃって、無性に今の気持ちを書きたくなってしまったからだ。

それにnoteを書かなくなったら書けなくなりそうで、いつの間にか書かないことに慣れそうで、それもちょっと怖くなったから。

話が逸れましたので戻します。



医師からは、睡眠をコントロールすることはできない、と言われている。基本的に、眠らせることはできても、起こすことはできないらしい。

睡眠導入剤を使ってみても、徹夜明けで眠っていきそうな朝に連れ出してみても、睡眠のサイクルを戻す効果はあまりなくて、娘のやりたいようにやらせるしかない状況だ。


一昨日の夜のこと。

つい私が4時間ほど寝入ってしまい、慌てて起きたら、ずっと起きていた娘は痰が溜まって気管のあたりがゴロゴロになっているし、唾液で顔の下のタオルもびっしょりになっていた。

ついでにオムツも漏れていたので、結局シーツを取り替えることになった。


こんな時、つくづくしんどいなぁって思ってしまう。


この生活を28年間やっている自分を褒めてやりたい気持ちになったり。
朝になったらご褒美にバニラモナカジャンボを食べよう!って小さな楽しみを想像したり。


「誰か助けて」と叫びたいのを飲み込んで、大きく息を吐いて寝ぼけた頭に覚醒の風を入れ、娘を抱き上げて私の布団へ移動させ、シーツ交換をしていた。

すると、物音がしたからなのか、私の心の声が聞こえたからか、寝室から夫が起きてきてくれて、「こらぁ!また徹夜しとるのか!母さんが潰れるぞー!」と娘に言いながら、シーツ交換を手伝ってくれた。

その後、「おまえは明日仕事やし、俺が代わるから向こうで寝てきたら?」と夫は言ってくれたのだが、すっかり目が冴えたので、「ありがと。なんとかなりそうだから、またしんどくなったら頼むわ」と言って、夫には寝室へ戻ってもらった。

時刻は朝の4時。

もう一度横になり、目を閉じてみる、が眠れない。

back numberは好きだけどもういいかなぁって思ったので、また起き上がってラジオに変えた。
何を話しているのかわからないくらい小さな音で。
それでも、ひとりで起きている娘がさみしくないくらいの音で。

少しうとうとしてから気がつけば、外が明るくなっていた。


カーテンを開けると、娘は嬉しそうに笑う。人の動きが始まる予感がするのだろう。
そしてきっとまた、今日も午前10時頃から夜にかけて、娘はしっかりと眠るのだ。


とうとう朝が来てしまったような、朝がやっと来てくれたような、微妙な気持ちで私は起き上がる。
さぁ、眠いけど、朝の家事が待っている。
仕事の用意もしなくては。

寝室から起きてきた夫に「もう、仕事は無理だわー!めちゃくちゃ眠い!」と朝イチから愚痴を言ってしまい、すぐに反省した。

私が仕事の日は、夫が娘をみていてくれる。逆に夫が仕事の時は、私が家で娘と過ごす。夫が定年退職した今は、そんな感じで娘の暮らしを2人で支える日々だ。

留守番する方も大変なのだ。娘が寝ているからって楽ってことはない。

眠りこける娘に栄養を入れるのも神経を使うし、寝ていても定期的に栄養を入れ、吸引や体位交換も必要だし、訪問のリハビリなどの時も寝ていると困ることもある。

家にいてもやることがいっぱいだ。
仕事に行くほうが、気が楽な面も正直あるように思う。

この暮らし方をどこまで頑張れるのか、ふと、考えることもある。


やる気スイッチが壊れた身体に、朝食の後、大好物のバニラモナカジャンボをひとかけ、というか、一段だけ食べた。

残りは仕事から帰った時のおやつに!
最近、バニラモナカジャンボにハマり、消費スピードが早過ぎる気がする〜


朝っぱらから何やってるの!だけど、栄養とか常識とか、どうでもいい。
アイスでやる気をチャージして、仕事へと向かう。

ミスしませんように、と祈りつつ。


そろそろ、徹夜は終わりにしてくれないかなぁ。
寝不足でお肌に悪いだけじゃなく、アイスの食べ過ぎでコレステロールが高くなりそうだわ。





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