#080「中華そば 醤油 こってりとライス」【バクチ打ちの朝食】
朝食は「朝、人を良くする」と書く。
春の雨の朝は最高だ。二度寝が気持ちいい。時計を確認しながら、あと何分と数えながら横になって目を閉じていられる時間がたまらない。外気温とベッドの中の温度が絶妙に気持ちいい季節だ。

とはいうものの、今日はそこそこ寒い。春の支度をした人間へは厳しい仕打ちでもある。しかし、この気温を楽しむ事ができるのも春の楽しみだ。
バラそばではなく中華そばにして、醤油にした。もちろんこってりだ。ここのこってりはあっさりしていて、コクがある。特に醤油とよく合うように感じていて、一口目からスープがまろやかだ。トゲが立ったような、私が小学生の頃のマガジン連載漫画のようなキレや尖った醤油味ではない。まるでサンデーのような、高橋留美子やあだち充のような味わいがある。
麺を啜り、少しにんにくを入れて、味を大きくして行く。スマホをピンチするような印象だ。まろやかさの中にある醤油のアイデンティティが思ったより香ばしい。麺よりもご飯が進んでいく。
最後はラーメンコショウを少し振り、味と香りを一列に整えて、私の胃袋への始業式を閉じた。
朝食は「朝、人を良くする」と書く。
……私はマガジンとジャンプ派だったが、サンデーも少しは読んでいた。忘れてはいけないのがチャンピオンだけどね。今だにチャンピオンは読む時がある。
