「つくっちゃえ」の心意気
我が家では双子の娘たち(6歳)にコスメ系のおもちゃをまったく買い与えていない。とくに理由もない。しいて言えば、ふわふわすべすべの肌にあえて化粧品を塗りつけなくてもいいかなあ、と思うくらい。
それが、いつの間にか彼女たちはメイクグッズを自作していた。

私の必需品、アイブロウペンシルもあります。
マスカラ、アイシャドウパレット(×2)、ファンデーション、アイブロウペンシルにコンシーラーまである。シャネルのチークはきちんと黒く塗りつぶされている。大昔のミラノコレクションのケースは「おもちゃにしていいよ」と私があげたもの(10年超のミラコレ愛用者です)。
私はいつも娘たちが起床する前にお化粧をする。彼女たちから見えるところでメイクグッズをさわることはあまりない。それなのに一つひとつのアイテムをちゃんと把握しているなんて、子どもの観察力は侮れない。
この写真をX(旧Twitter)にポストしたら、「メイク系のおもちゃが家にあったら見られなかった光景ですね」とコメントをいただいた。はっとした。そのとおりだ。おもちゃがないからこそ、彼女たちは自力でつくってみようと考えたのだ。
かといって「なんでも買ってあげればいいというものではない。買ってやらないことも大切だ」と展開させたいわけではない。ないならないで、子どもはつくっちゃうんだなあ、という感慨を書き記しておきたかった。
私は自分にないものをすぐに探したがるたちだ。もっと強気で、もっと賢明で、もっと美しかったらよかったのに。もっと大きな家に住み、もっとお金持ちで、もっと便利な暮らしができたらいいのに。そういうことを考えてしまうことがある。年を重ねてずいぶん減ったとはいえ、その思考回路はあまり幸せを生まない気がする。
「『あったらいいな』は、つくっちゃえ」。娘たちのそんな心意気、ちょっと見習いたい。
そして、一つくらいはコスメ系のおもちゃを買ってあげてもいいかもしれない。子ども用のマニキュアがあると教えてくださった方がいたので、ぜひ試してみようと思っている。
