不登校の親|モヤモヤシリーズ①『給食費』
子どもが不登校になると、親の生活にはいろんな変化が訪れます。
そのひとつが「給食費」のことでした。
学校に行っていないのに、給食費はそのまま払い続ける。
一方で、家ではお昼ごはんを用意する。
二重にお金も手間もかかる現実に、私はふっとモヤモヤしたのです。
怒りが湧いたとき
「私は他の子を養うために働いているんじゃない!」
ある時、そんな言葉が心の中に浮かんできました。
けれど、アドラー心理学を学んでから気づいたのは、
怒りは「守りたいものがある」から生まれるということ。
そのときの私が守りたかったのは、
「子どもと私の生活」
「大切に扱われたいという思い」
だったのかもしれません。
モヤモヤは悪者じゃない
学校から「給食費を止めますか」と聞かれたわけではなく、
こちらからお願いしなければならなかったことにも、
私はどこか置いていかれたような気持ちを覚えました。
でも、そのモヤモヤは悪者じゃありません。
小さな違和感が教えてくれるのは、
「私はもっと大切にされたい」
「私の声も聞いてほしい」
そんな心からの願いなのだと思います。
感情に優しくなること
不登校になると、どうしても子どもの気持ちを最優先に考えがちです。
それはとても大切なこと。
でも同時に、親自身の感情にも優しくなってほしい。
怒りや悲しみ、モヤモヤは、
「こんな私じゃダメ」ではなく、
「それだけ子どもを大事に思っているんだ」と受けとめていい。
アドラー心理学は、感情を否定せずに「どう使うか」を考えます。
その視点を思い出すと、
私の怒りもモヤモヤも、少しだけやわらいでいきました。
小さな違和感を抱きしめて
給食費という、ほんの些細に見える出来事。
でもその裏には、親の不安や孤独、
「私たちも大事にされたい」という切実な思いが隠れています。
もしあなたも似たようなモヤモヤを抱えたなら、
どうか「小さなことだから」と片づけないでください。
その気持ちを大切にすることが、
親としての心を守る一歩になるのだと思います。
