煌き|「いのり いきる いのち」メッセージBOOKより
2024年6月。
鹿児島のシンボルでもある桜島の麓へ行きました。
今も活動を続ける火山。
どこか圧倒されるような、
雄々しさのある存在。
でもそのとき、
わたしが感じたのは、
力強さだけではなく、
やさしさでした。
静かにそこに在りながら、
絶えず動き、巡り、
変化し続けている。
その場で受け取ったのは、
「情熱」と「循環」についての感覚。
情熱とは、
ただ強く燃えるものではない。
近くにいれば影響を受け、
遠くにいれば無関心になる。
一人で届けられる範囲には、限界がある。
だからこそ問われる。
「一人の力を超えたいとき、
あなたはどうするのか」
その問いは、
ただ頑張ることではなく、
どう在るか、どう広がるか、
という問いでした。
そして、循環。
形が変われば、性質も変わる。
でも、元を辿ればすべては同じ。
水が形を変えながら流れていくように、
変容し続けることで、循環は生まれる。
固執したままでは、流れは止まる。
だからこそ、
柔軟であること。
変わり続けること。
それが、いのちの在り方なのだと感じました。
その流れの中で受け取ったのが、
作品の「煌き」という詩の原型。
自然の中で目に映る色。
肌に触れる風。
空を見上げれば流れる雲。
わたしたちの周りには、
いつも無数の存在があり、
それらは静かに響き合っています。
たとえば、葉っぱの緑も、
ひとつの色ではなく、
無数のグラデーションでできている。
夕焼けも、オレンジや赤だけではなく、
その間にある無数の色が重なっている。
でもわたしたちは、
「これはこういうもの」と思い込み、
その豊かさを見落としてしまうことがある。
本当は、もっと繊細で、もっと自由で、
もっと美しい世界の中にいるのに。

目を閉じて
原子は
輝き
重なり
流れ
出会う
この「煌き」は、
そんな“見えていないものに気づく感覚”を
一枚の絵と詩にした作品です。
目に見えるものだけではなく、
その奥にある流れや重なりに、
少しだけ意識を向けてみる。
そうすると、
この世界は、思っているよりずっと
カラフルで、やわらかくて、あたたかい。
そんな感覚が、
静かに広がっていくかもしれません。

この作品を、ひとつの小さな本としてまとめています。
必要な方に届きますように。
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