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一度食べたらやめられない!心もじんわり甘くする京都の和菓子5選。おやつから手土産まで

急にグッと冷え込みましたね。
こんな日には、温かい飲み物と和菓子でホッコリするのはいかがでしょう?

私は子どもの頃から、お正月といえば和菓子が定番。
洋菓子も大好きですが、この時期になると頭の中では「あんこぉ〜♪あんこぉ〜♪」と、あの懐かしのCMソングが止まらなくなります(笑)。

年始の花びら餅に始まり、節分の厄除け饅頭(大阪あびこ観音さんの、ってローカルすぎるか…)、桜餅、かしわ餅、そして6月の水無月まで……。年の前半はまさにあんこ三昧!

ということで、今回は私が自信を持っておすすめする京都の和菓子を一挙にご紹介します。ぜひ温かいお茶を片手に、お楽しみください。



1|仙太郎

デパ地下でいつも賑わっている「仙太郎」さん。
1886(明治19)年創業から続く老舗で、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

おはぎ、どら焼、お団子といった、おやつタイムにぴったりの和菓子がずらりと並んでいて、いつもどれにしようか迷ってしまいます。

寺町通仏光寺上ルにある本店。四条の繁華街から少し南にあって、意外とこじんまりしている

そんな仙太郎さんからは、新年の京菓子として定番の「花びら餅」を。

お餅の中にゴボウが2本
この見た目だけでも異色ですが、甘めの味噌あんが包まれていて、食べると本当にお雑煮の味がします。

「花びら餅」ほんのり色づいて見た目にもめでたい。梅型のお干菓子も付いてくる

新年を寿ぐ気持ちがグッと高まります。
めでたや、めでたや

このほか、こしあんがぎっしり詰まった薯蕷(じょうよ)饅頭で、見た目にも可愛い「雪うさぎ」

「雪うさぎ」本物の雪のような質感もいい

こしあんを、もっちもちの求肥で包み、うぐいす粉がかかった「うぐいす餅」も、美味しいです。

春を感じる「うぐいす餅」ほーほけきょ

2|御菓子司 塩芳軒

最近、知り合いから「めちゃくちゃ美味しいよ」と教えてもらったのが塩芳軒(しおよしけん)さん。

老舗が軒を連ねる上京区・西陣エリアに本店を構える、1882(明治15)年創業の京菓子の名店です。

美味しい和菓子は取り逃がさない!
ということで、早速行ってみました。

大正時代からあるというお店構えは渋い、そしてカッコいい!
黒いのれんに「伝統」を感じます。

お店の外観はザ・老舗。のれんの文字にも惹かれる

こちらの銘菓は「聚楽」。
かつて、この辺りにあったとされる豊臣秀吉の邸宅「聚楽第」に由来します。

滑らかなこしあんを、しっとりした皮で包んだ絶品
口に中でスッと消えていくような繊細な甘さ
これは本当に美味しい!

天正の文字が刻印されている

塩芳軒さんのお菓子は、京都市内の大丸や高島屋、JR京都伊勢丹でも取り扱っていますが、この聚楽は本店でのみ販売。
ここに行かなければ手に入らない、
でもわざわざ行きたくなる味です。

皮は独特の香ばしい風味が口の中に広がる。ぎっしりあんこが滑らかで美味しい

しっとりした状態でも満足ですが、トースターで1分ほど温めると、皮が香ばしく、美味しさだって急・上・昇!
出来立て感が味わえて、おすすめです。

季節の蒸菓子も見逃せない!

塩芳軒さんでは、四季折々の「蒸菓子」も店頭に並んでいます。

パッケージもおしゃれ

これがもう、美しいやら美味しいやら……
とにかく食べてみてください!

「福梅」
あんを包む羽二重がフワッフワのもちもち。
美味しいは幸せを実感できる逸品

3|京菓子司 亀屋良長

1803(享和3)年に創業した京菓子の老舗・亀屋良長さん。
四条大宮駅近くの醒ヶ井(さめがい)に本店があります。

亀屋良長本店

この地が選ばれた理由は、良質な水が湧き出ること。
今も軒先には「醒ヶ井水」がコンコンと湧き出ていて、誰でも自由に持ち帰ることができます。私が訪れた時も、ご近所の方が汲みにこられていました。

亀屋良長の店先にある「醒ヶ井」
京都の地下には琵琶湖に匹敵する量の水がめ「京都水盆」があると言われているが、そのことを証明するようにきれいな水が絶えず湧き続けている。
(写真:PR TIMES

このお店の代表銘菓は、まんまる艶々の「烏羽玉(うばたま)」。
波照間島産の黒糖で炊かれたこしあんが、寒天で包まれています。

烏羽玉

この食感たるや、唯一無二。
弾力のある表面、あんはゼリーのように、スッと口の中で溶けていきます。
あんの上品な甘さと黒糖のコクをしっかり感じられる逸品です。

鏡のように艶々

亀屋良長さんは、食パンの上にシート状のあんを乗せて焼くだけで、小倉バタートーストができちゃう「スライスようかん」をはじめ、遊び心満載の和菓子も展開されています。

バレンタインシーズンに合わせて、「烏羽玉 CACAO」もありますので、ちょっと変わり種で勝負されたい方は、ぜひ。


4|都松庵

私が手土産としてオススメするのが、堀川三条にある都松庵(としょうあん)さん。京都の製餡会社が、1988年から展開する和菓子店です。
あんこを軸に、クッキーなど様々な商品を展開されています。

店構えも和菓子屋さんには見えない

こちらの商品は、味ももちろんのこと、パッケージがオシャレすぎる!
ぱっと見で、和菓子感は、ほぼありません。

檸檬羊羹

なので、私は年齢を問わず手土産として重宝していて、お渡しすると「えっ?和菓子なんですか?」といつも話題になっています。

はずれる

数ある商品の中でもおすすめは、「AN DE COOKIE」
小麦粉は使用せず、生あん(砂糖を加える前のこしあん)をクッキー生地にして焼き上げたもの。

AN DE COOKIE(きなこ)のパッケージ

プレーン、きなこ、抹茶など和のテイストから、フランボワーズやアールグレイなど、5種類のフレーバで展開されています。

食感はクッキー
サクサクっとした歯応えのあとに、ほろほろとほどけていく。きな粉の風味が口いっぱいに広がったと思うと、後からあんがほのかに香りたつ。はかなげで優しいお菓子です。

AN DE COOKIE(きなこ)

都松庵さんでは、京都大山崎のアウトドア用品専門店「風街道具店」さんとコラボした「アウトドア羊羹」や、コーヒー羊羹など、いろんなあんこの楽しみ方を提案されています。あんこの可能性は無限大!

本店にはカフェがあり、和のスイーツを楽しめます。


5|京菓子司 満月

もちもちした生地と、風味豊かな粒あんの組み合わせが、一度食べたらやめられない……

1856年創業の京菓子司 満月さんの看板商品である阿闍梨餅(あじゃりもち)は、京都土産の定番。デパ地下での行列も納得です。

ただ、私がオススメしたいのは、本店で買うこと。

阿闍梨餅

ある日、職場で差し入れの阿闍梨餅を手に「やっぱり美味しいね」と盛り上がっていた時のこと。それを目にした生粋の京都人が、鋭い目をしてズンズンと、こちらへ歩み寄ってきました。

「な、なになに…なんか悪いことした?」と身構える私に、彼女は言い放ったのです。

「それ、本店で焼きたてを食べてください!」

ホンテン?ヤキタテ?たい焼きやあるまいし…と半信半疑で左京区百万遍にある本店へ。

阿闍梨餅本舗 京菓子司 満月本店

趣ある店内に並んでいるのはお馴染みの阿闍梨餅で、品揃えはデパ地下の店舗とそう変わりません。
けれど、受け取った阿闍梨餅は、ほんのりと温かい。
お店を出てすぐに包みを開けると、ふわりと甘い香りが漂います。

さっそくいただきます

そして、一口頬張った瞬間、衝撃が駆け抜けました。

あのもちもち感に、ねっとりとした濃厚さが加わり、その食感はまさに異次元。「うまい、うますぎる……!」と、思わず声が漏れてしまうほどの美味しさでした。

断言します。別物です。

今まで食べていたのは何だったのか(美味しいけどね)。自宅のトースターで温め直して「焼きたてー」なんて思っていた自分を殴りたい。

もう一度言います。別物です。

真の阿闍梨餅を知りたいと思ったら、ぜひ一度、本店足を運んでみてください!

店内には素敵なギャラリーもあります

限定販売の「満月」もおすすめ

毎週土日、祝日に本店と金閣寺店だけで販売される「満月」は、白小豆のこしあんを使った、見た目にも風雅なお菓子。

美しすぎる…

「満月」色味や形がずっと眺めていたくなる美しさで、食べるのをためらうレベル

明治時代に九條公爵家の依頼で誕生したもの。
ほろほろの生地と上品なこしあんが絶品です。

中には白あんがぎっしり

和菓子から広がる、おやつタイムの楽しみ

いかがでしたでしょうか?

京都には、私が知らない和菓子屋さんがまだたくさんあります。
行くたびに、季節ごとのお菓子に出会えるのも、京菓子の魅力です。

塩芳軒さんの蒸菓子

お抹茶などと合わせるイメージが強い和菓子ですが、コーヒーや紅茶などとも相性抜群!

その中でも、私がオススメするのが日本で生産された和紅茶です。
海外のものより渋みが少なくて、どこか日本茶を思わせるまろやかな味わいが、和菓子にピッタリです。

宇治茶の主要な生産地である和束町で作られる和紅茶

最近ではバレンタインに合わせたカカオ入りの商品や、コーヒーに合わせる羊羹など、新たな楽しみ方も広がっています。

和菓子屋さんを巡る京都旅、なんていかがでしょう?
御朱印帳ならぬ「御菓印帳」とかできたらいいな。

ぜひ、楽しいおやつタイムを!

澄み渡る色味も美しい

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