ゆらゆらと沈んできた
手足が生える前に
尻尾を失くしたお玉杓子
誰かがこの泉に捨てていった
葦製の聴診器をあてる
これは水膨れではない
石亀が頭で少し押したら
たちまち手足が飛び出して
立派な蛙になった
蛙は今夜も溺れていく
愛情について歌っている


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