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自作のデカールを作りたい

そもそもの話

さて、カーモデルに限らず、プラモデルを作る工程には組み立ての他に塗装ともう一つ、デカール貼りがありますね。

市販のキットでも諸般の事情で含まれていないスポンサーロゴのデカールがあったり、そもそも市販キットではないものを作ろうとした時に、どうしても塗装だけではどうしようもないものもあります。

有名どころのロゴデカールや、メーターデカールなどは市販されているものもありますが、サイズ合わなかったりすることもあり、デカールは自作したいなぁとおもう要素の一つでした。

デカールの何が難しいかというと、一般のプリンターでは通常使わない白インクが必要になることです。通常、紙に印刷するインクジェットプリンターではCMYKの4色や、すこし細分化した6色のインクなどのプリンターがありますが、『白』という色に関しては、『印刷しないことで紙の地の色を白とする』というやり方になっています。

白インクを使うプリンターは存在はしているのですがご家庭用ではないため、これがお手軽にデカールを自作するというわけにはいかなくなっている要因です。

印刷サービスにお願い

そこで、データは自分で作るとして、デカールの印刷サービスを利用することにします。

今回お願いしたのはこちらの会社、Graphic Print さまにお願いしました。 

データはイラストレーターで作ります。ただ、ベクトルデータでなければダメというわけではなく、フォトショップ等の画像系のツールで作っても解像度が高ければ問題はないと思います。写真等でもいけるでしょう。

今回は自分でデカールを作ろうかという話を知人にしたところ、じゃあ一緒にということで、こちらは某映画に出てくるパトカーのドアに貼るロゴになります。

デカールのデータ

つまり文字の書かれている白い円形の帯は、白レイヤーの担当になります。また、白インクについては地の透けを防止するという役割もあるので、通常全体の輪郭を塗りつぶす形にします。

注意点としては白インクを使う場合、白インクのレイヤーだけ別のレイヤーで作成し、白だけど「K-100」(つまり黒)で塗りつぶしておく必要があるということです。(注:印刷サービスの仕様で詳細は異なる場合があります)

白レイヤー用データ

カラー部分のレイヤーは白部分は抜くことになるので、こちらのようになります。(わかりやすく透明部分を青にしています)

カラーレイヤー用のデータ

仕上がりは!

依頼したデカールは注文から4日ほどで発送されました。迅速でありがたい!

しかも出来上がったデカールは、思っていた以上に高精細で、潰れてしまうかなと思っていたメーターデカールも問題なくできていました。

メーターの数字が識別できる!

0.5mmに満たない幅しかないメーターの数字がちゃんと識別可能な解像度で印刷されていました!

貼ってみる

実際に貼ってみたものがこちら。手持ちの余りドアパーツにとりあえず貼ってみました。

貼ってみた

長時間水に沈めたまま放置しておくと、台紙から外した時に丸まりやすくなるようです。

10秒弱、短めに水につけてティッシュ等の上に置き、表面に水がある場合は拭き取ってデカールが動くまで待ってみたところ(15秒ほど)、少し丸まりましたが問題なく貼ることができました。マークセッターは少量使っています。ソフターは無しで行けました。

↑では縁はすこし多めに残してみましたので、厚みの感じがお分かりいただけるかと思います。

自作デカールで大変なところはこの切り抜きでしょうか。市販のキットのデカールは切り抜かれていますからね。

なお、デカールの上からクリアも吹いてみましたが、砂吹きから始めて、かなりウェットになるまで吹いてみましたが、特に問題はなさそうです。

クリアを吹くことは問題ありませんが、こちらのデカールは市販のデカールに比べると少し厚みがあるので、クリア吹いて段差を消したいという使い方には不向きかもしれません。

エンブレムのように段差があっていい場合には、程よいエンボス感になるとお思います。

結果は大満足!

そんなわけで、長いこと「デカール作れればなぁ」と思っていたことは案ずるより生むが易しで、もっと早くやってみればよかったです。

今後は自作3Dプリントモデル用に必要なデカールがあれば、積極的に作っていこうと思います。

ご参考になれば幸いです。
では、また。

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