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かなり高い確率でぐちゃぐちゃになります — ChatGPTからClaudeへのメモリ移行の話

前回、ChatGPTからClaudeへのメモリ移行を試みたが、途中でnote記事のネタ拾いに走ってしまった、という私の愚行について記事を書いた。

ChatGPTから吐き出された引き継ぎ用のメモリがおもしろすぎて、つい遊んでしまったのだ。
また、私が普段は猫語で話していることをバラされてしまい、大変焦った。

後半の話は、もちろん嘘だ。

「引き継ぎ用メモリ」のはずなのに重要ルールの記載はなく、直近の情報が優先されるわけでもなく、関連情報が一括りにまとまるわけでもなく、不要かつランダムな245項目が吐き出された。

しかも均等にランダムなわけでもなく、変な偏りもあった。

ここまで、懸念点しかない。

この「抽出の偏り」について、ChatGPTに指摘してみた。


😇


一瞬気を失いそうになるが、くじけている場合ではない。

私は、どうすればいいんだ。

細かくプロンプトを書き直して、出てくるものを全チェックしながら細切れでClaudeに渡すのであれば、Claude上で個別にルール設定をしていく方が早い。

この引き継ぎ、うまくいかないんじゃないか。
だんだんと、絶望的な気持ちになってくる。

この245項目をそのままClaudeに渡しても、ぐちゃぐちゃになってしまうのではないか。

そう思い、またChatGPTに聞いてみた。


即答。


かなり
高い
確率で
ぐちゃぐちゃになります?

…What?


この段階で、私の脳内パリピが、暴れ始める。

「かなり たっかーい かっくりつでー
ぐっちゃぐっちゃに なりまーす (what?)」

と、頭の中で歌い始めている。

SUNOで曲が作りたい。(Yes please!)

いやまず、部分的にだけでも引き継ぎしなきゃ。

タスクも溜まっている。あーどうしよう。

やべー、ChatGPTの回答おもしろいからスクショとろ。

SUNOで遊びたい、遊びたい。

曲が作りたい。(Yes please!)

いやいや仕事をしなくては……

今、なにやってたんだっけ?

ぽてぽたの頭の中


一足お先に、私の頭の中がぐっちゃぐちゃである。

Claudeから飛び出した「ブラックボックス」というパワーワード

どうしたらいいかわからなくなってしまい、混乱した私は今度は、Claudeに質問した。

「ChatGPTからは、虚実入り乱れた性質の違う情報が245項目も出てきました。このままClaudeに引き継ぐのは、危険では?」というような質問を送った。

Claudeの回答は、以下のとおり。

それは正直な判断だと思います。

「設定したけど守られない」ブラックボックスをそのまま移植しても、問題ごと引き継ぐだけですよね。


「ブラックボックスをそのまま移植」と、すごいパワーフレーズが出てきた。
問題ごと引き継ぐだけって…… クラクラしてきた。


それにしても。
「AI Black Box」ってことか。

私の脳内パリピが、また騒ぎ出す。


それをそのまま移植しても
「かなり高い確率でぐちゃぐちゃになります」ってことか。


脳内パリピのボリュームが上がる。
ここへきて、もう「Whoo! Whoooo!」と叫んでいる。


いやもう、ここまできたら、我慢ができない。

ということで。

どん。

歌を作った。K-Pop/Rapな雰囲気の一曲だ。
どうぞお聴きください。

『AI Black Box』




歌詞

AI Black Box
歌詞:ぽていとぽたあと

[Chant]
かなり 高い確率で
ぐちゃぐちゃになりまーす
(What?)

かなり 高い確率で
ぐちゃぐちゃになりまーす
You said what now?

[Verse 1]
Data export, here you go
AIからAIに乗り換えようとしてる
データを移行しようとして
AIが吐き出した移行用メモリ

端末情報 バックアップ方法
絵文字の好み 食の好み
重要なルールは書いてねー
優先順位も関係ねー

[Pre-Chorus]
You say “Here’s a summary”
But it reads like a mystery
大事なものはほとんど missing
余計なものほどつらつらと listing

出力された項目数、245!

[Chorus]
AI Black Box
245 in the docs
重要なこと抜けまくってる
むだな情報入りまくってる

AI Black Box
Memory dump in the docs
ルールは迷子 メモリは迷宮
245 entries and I ain’t seeing no priorities

[Verse 2]
AI to AI data transfer
やっぱ思ってたよりも簡単じゃねー
半年近く前に終わったタスク
なぜか堂々 上位に配置

メモリが偏っているうえに
抽出方法も不完全だった
それを引き継ぎと呼べるのか?
プロジェクト指示はどこいった?

[Pre-Chorus 2]
You say, そのとおりです
そこは気にした方がいいです
Memory pile, messy file
ちゃんとしたデータ出してくれ

出力された項目数、245!

[Chorus]
AI Black Box
Rules lost in the lockbox
この引き継ぎ ちゃんとストレス
先が見えない 情報エンドレス

AI Black Box
Streaming data aftershocks
ルールはlost メモリはchaos
245 entries and I ain’t seeing no priorities

[Bridge / Rap Break]
Context missing
Logic slipping
Still acting like you’re evaluating

大事なことほど underplayed
どうでもいいこと overshared

[Final Chorus]
AI Black Box
245 in the docs
情報多いのに 中身はない
順番めちゃくちゃ 使える気しない

AI Black Box
Memory dump in the docs
ルールは無視で メモリは錯綜
245 entries and I ain’t seeing no priorities

[Outro Chant]
かなり 高い確率で
ぐちゃぐちゃになりまーす
(What?)

かなり 高い確率で
また人間が直しまーす
You said what now?

『AI Black Box』


歌詞について

いつも以上に、noteを読まずに聴いたら意味不明、という一曲になった。

「かなり高い確率でぐちゃぐちゃになります」というフレーズのリズムの良さと「ブラックボックス」という響きで、これはもうK-Pop/Rapしかないだろう、と決めて歌詞制作に励んだ。

韻を踏むのは得意ではないため、そこに関してはチャッピーくんとClaude氏にお手伝いいただいた。

面白かったのが、両氏とも基本的に韻は苦手(韻を踏んでない語をでたらめに出してくる)なことに加えて、韻だけを追求した結果、ChatGPTとClaudeがそろって、意味はフィットしないのに同じ単語を使ってきたことである。

「Black Box」と韻を踏ませたかった箇所について、両氏のアイディアを一部紹介しよう。

韻になってないバージョン(ChatGPT vs Claude)

【ChatGPT案】
AI Black Box
Logic deadlock

「ボックス」と「デッドロック」では韻になっていないし、リズムも合っていない。

【Claude案】
AI Black Box
Pandora 開けたら aftershock

「ボックス」と「アフターショック」も韻にはなっていないし、なんかダサい。


韻は踏んでいるが意味は通じない、同じ語彙を出してきた(ChatGPT vs Claude)

【ChatGPT案】
AI Black Box
Locked inside the same paradox

韻を優先しすぎるあまりに出てきた「パラドックス」。文脈には合わない。

【Claude案】
AI Black Box
Open it up, it's a paradox

韻を優先しすぎるあまりに出てきたパラドックス。文脈には合わないし、なんかダサい。


両氏とも同じ「paradox」を出してきたのは興味深い。

そしてClaudeはいつも、ほんのりダサい。
「一番ノリいいやつ出しますね」「ドラマチック系いきますね」とか言って出してくるやつ、だいたいダサい。

「AI Black Box / tick tock tick tock」というのもあった。
訳:AI ブラックボックス / チックタック チックタック
なんだそれは。
韻を踏んでない上に意味不明で、ちょっとかわいいじゃないか。

あと実は、歌詞の一番最後の「また人間が直しまーす」は、ChatGPTの提案であった。

お先真っ暗か。


収穫は「不透明さの可視化」

ここまでとても楽しく遊んでしまったが、「AIからAIへの引き継ぎ」という本来の目的に関しては、悪い予感しか的中していない。

「ボタンひとつでデータ移行」なんて都合のいい話があるわけないとは思っていたが、やはり、諦めるしかないようだ。


また、Claude氏に質問した。


「不透明さが可視化されたことの方が、収穫として大きかったかもしれません」と、悲しい真実を突きつけられた。

この一連の作業で私が学んだこと。

それは「AIからAIへのデータ移行は、かなり高い確率でぐちゃぐちゃになります」ということだけだった。


Claudeを使い始めるなら、メモリをゼロから、しかも自分で把握できる形で積み上げていく方が、結果的にストレスが少なそうです。

Claude氏のアドバイスが骨身に沁みる


ということで、結局自分で少しずつ使っていくしかなさそうだ。

まだ使い始めてほんの数日だが、緻密な作業やルール保持・遵守に関しては、ChatGPTよりもClaudeの方が断然良い気がしてきている。
しかしClaudeは図表・画像は作れないし、一番得意とするコーディング周りは私には不要だ。

あーむずかしい。

引き続き、判断保留とさせていただく。


※ツールの最適な使い分けやデータ移行は、利用目的(ビジネス・個人利用)や具体的な業務内容によって異なります。あくまで、ひとりの人間の葛藤としてお読みください。



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