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「その優しさが、あなたが魔族と戦う理由なのかしら」|葬送のフリーレン

『葬送のフリーレン』の世界における
「強さ× 優しさ」について語る際に外せないのは、
魔法使いヴィアベルだ。

ヴィアベルは、S1E19『入念な計画』あたりから登場する。
舞台は、魔法協会が執り行う一級魔法使いの試験だ。

北部諸国で、魔族討伐部隊の隊長を務めるヴィアベルは、
終始「強い者」として描かれる。

この第一次試験で、
ヴィアベルと同じパーティになったエーレは、
彼を「卑怯な魔法を使うやつ」だと評した。

フェルンに言わせれば、第一印象は
「犬とか蹴っ飛ばしてそうなヤツ」だ。

しかしヴィアベルの強さを根っこで支えているものは
自分の故郷を守るという、強い覚悟だ。
利他の思い、そして優しさだと、私は思った。

S1E28で、無事一級魔法使いの試験を無事合格した
ヴィアベルは、フリーレンに向かってこう話す。

俺は、故郷の村を守るためなら、なんだってする。
一級魔法使いになりたかったのも、望む魔法が与えられる、特権のためだ。

アニメ「葬送のフリーレン」S1E28 - ヴィアベル

より多くの魔族を倒すために、より強い魔法を手に入れたい。
そのために彼は、命を落としかねないリスクを背負って
一級魔法使いの試験を受けに来たのだ。

ヴィアベルの強さの根底には、優しさと利他がある。
それを最初に見抜くのは、
皮肉にも最初にヴィアベルを「卑怯」だと評したエーレだ。

S1E20でエーレは、第一次試験でのフェルンとの戦いに敗れ
魔力を使い切って動けなくなった。
そんなエーレを、ヴィアベルは背負って助ける。

試験は、最終的には個人戦だ。
助ける義理も、必要もないはずだ。

弱りきり、背負われるだけになっているエーレが
彼女を助けてくれた、ヴィアベルに問う。

その優しさが、あなたが魔族と戦う理由なのかしら。

アニメ「葬送のフリーレン」S1E20 - エーレ

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