「おまえが、自分の魔力に自信を持っていて良かった」|葬送のフリーレン
魔族が「おごりと油断」によって自らの身を滅ぼす、
というテーマは、アニメ『葬送のフリーレン』に
繰り返しでてくるテーマである。
「おごりと自信」は、すなわち魔族の最大の弱点だ。
最も象徴的なエピソードのひとつが
S1E10の「断頭台のアウラ」との戦いだろう。
フランメとの回想シーンと、並行して展開される。
断頭台のアウラが使うのは、「服従の天秤」。
天秤に相手と自分の魂(魔力)を載せ、
魔力の強い(重い)方が、弱い(軽い)方を
服従させることができる魔法だ。
500年を生きたアウラは、
自分の魔力に絶対的な自信がある。
フリーレンの魔力を消耗させてから
彼女の魂を天秤にのせれば、
アウラにも勝機があったかもしれない。
だが、アウラの自信が、おごりが、
自身の判断を誤らせる。
アウラは、早々にフリーレンの魂を天秤に載せたのだ。
天秤が大きくフリーレンの方に揺れ、
彼女の魔力がアウラの魔力を上回る時、
フリーレンが言う。
おまえが、自分の魔力に自信を持っていて良かった。
おまえは見誤ったんだ。
同じ頃、フェルン、シュタルクの2人は、
アウラに仕える首切り役人たちと戦う。
首切り役人たちもまた、
フェルン、シュタルクを見くびり、見誤り、殺される。
S1E9でフェルンが、首切り役人筆頭のリュグナーと
戦う時の以下のセリフも印象的だった。
プライドが高くて傲慢で、いまだに私たちを、
フリーレン様以外を、脅威とすら感じていない。
もとより、奇襲を試みたリュグナーは
最初に一撃でフェルンを殺そうと思えば、
そうすることができた。
でもリュグナーは、自分の強さに自信があった。
フェルンを見くびり、勝てると思い込んでいた。
だから、少し前に自分が奇襲を受けたことに
意趣返しを試みた。
それが隙を生み、フェルンに負ける。
クソみたいな「おごりと油断」が
自らの身を滅ぼす。
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