「今のあいつは、誰かのために戦えるやつだ」|葬送のフリーレン
人の強さって、なんだろう。
アニメ『葬送のフリーレン』を見ていると
繰り返し考えさせられる。
恐怖や逃げることが
「強さ」の一部として描かれることも新鮮だが
「強さ × 優しさ」の組み合わせも、とても心地が良い。
フリーレンの世界では、強い者は皆、とても優しい。
一番象徴的なのは、やはり勇者ヒンメルだろう。
ヒンメルは、目の前で困っている人を放っておけない。
この彼の利他的な行動が、
彼のパーティにいる全ての者に影響を与える。
そして強く、優しく成長した勇者ヒンメルのパーティは、
どの町や集落でも歓迎され、町の困りごとを助け、親切心を受け、
冒険譚を分かち合い、そうやって魔王城に辿り着いて、最終的に魔王を倒すのだ。
そして彼らは、そのバトンを次の世代へ引き渡す。
戦士アイゼンは、一番弟子のシュタルクへ。
僧侶ハイターは、引き取った孤児フェルンへ。
彼らは2人とも、師を超えるほどに強く育つ。
そして、彼らの強さを支える中核には
「優しさ」があるという事実を、私は見逃したくない。
S1E5『死者の幻影』に出てくる回想シーンで
アイゼンがシュタルクについて語る言葉と、
その後につづくフリーレンのセリフが、とても印象的だった。
今のあいつは、誰かのために戦えるやつだ。
ー なるほど。いい戦士だ。

