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蒸気のなかの、発見と小さなごちそう。せいろで作る、海老と豚のふんわりしんじょ風と春野菜ランチ

せいろ、昨年、大きなブームになった調理器具。
ありがたいことに今年のはじめ、そのせいろの特集記事に関わる機会をいただき、遅ればせながら私の暮らしにもせいろが馴染んだ。

その記事を読んでくれたという友人と、自然とせいろの話になった。彼女は、ご主人のために日頃からせいろ料理をよく作っているそうで、なかでも蒸し卵にすっかりハマっているという。

「せいろで作る蒸し卵って、とてもおいしいの。それに、ヒビが入らずにきれいに仕上がるから、せいろと卵の相性は本当にいいんだよ。」そう教えてくれた、その言葉が妙に心に残った。

言われてみれば、ゆで卵をきれいに作るのは、案外むずかしい。どれだけそっと鍋に入れても、いつの間にか殻にヒビが入ってしまう。たっぷりのつもりで沸かしたお湯も卵を入れると足りなくなってしまい、沸騰するころには水位が下がって、どこか加熱にムラが出る。殻をむけば、白身までぼろぼろにしてしまうことも少なくない。

そんなことを思い出しながら、帰宅してすぐに蒸し卵を試してみた。
せいろで卵を蒸すというのは、驚くほど簡単だった。工程も少なく、使う道具もわずか。しかも、ゆでると12〜15分ほどかかるところ、せいろで蒸せば10〜12分ほど。

それなのに、殻はするりとむける。
調べてみると、蒸気で加熱することで殻の内側にわずかな空気の層が生まれ、白身とのあいだに自然とすき間ができるのだという。

口に運ぶと、白身はぷるぷるとやわらかく、黄身はしっとりと落ち着いた食感に仕上がっていた。手間がかからないうえに、この口当たり。そんな蒸し卵に、思わず感動してしまった。

せっかくなら、せいろで作る蒸し卵で何かレシピをと思ったが、やはり蒸し卵はシンプルに塩で食べるのが一番の贅沢だと感じ、その夜は蒸し卵に塩をかけていただいた。

その日を境に、私の中でのせいろブームは、また少し熱を帯びはじめた。

今夜はせいろだけで完結するランチをご紹介する。
春野菜とせいろも驚くほど相性がよく、皮ごとそのまま味わえたり、火を通すことでやさしい甘みが引き出されたりする。
それに、ひき肉とエビを使った簡単なメイン料理を添えて、せいろだけで満たされる一食に仕上げた。

【材料】(2人分)

<ふわぷり海老豚だね>
豚ひき肉:150g
むき海老:100g
長芋:150g(半分はすりおろし、半分は5mm角切り)
長ねぎ(白い部分):2/3本
片栗粉:大さじ2
醤油:小さじ1
塩こしょう:少々
おろし生姜:小さじ1/4
パクチー(葉):1束(トッピング)

<一緒に蒸す春野菜(お好みで)>
新じゃがいも:1個
にんじん:1/3本
かぶ:1/2個
ブロッコリー:50g
カリフラワー:50g
新玉ねぎ:1/8個
キャベツ:1/16個
など

<万能・黒酢ねぎ香味ソース>
ごま油:大さじ2
長ねぎ(みじん切り):1/3本分
黒酢:大さじ1.5
醤油:大さじ1
きび砂糖:小さじ1
いりごま:少々
パクチー(茎部分):1束

【作り方】

①長芋は半量をすりおろし、半量を5mm角にカット。長ネギはみじん切りにする。むき海老は荒くみじん切りにする。

②ボウルに、ひき肉とむき海老、長芋と長ネギ2/3本、醤油、塩こしょう、おろし生姜を一緒に入れてこねる。片栗粉を加えて、まとめる。

③野菜をお好みの大きさにカットする

個人的に新玉ねぎのせいろ蒸しが絶品!
お好みの野菜を蒸してくださいね

④せいろにクッキングシートに敷いて、海老豚だねと野菜をそれぞれ入れる。下の段に肉だね、上の段に野菜を重ねて、10~12分蒸す。

⑤蒸している間に、パクチーの茎と葉を分けて、茎は細かくカット。
茎と黒酢ねぎ香味ソースの材料を加える。

パクチーの葉は豚えびだねのトッピングに、茎は香味だれに
香味だれは、豚えびダネにも蒸し野菜にも◎

YouTubeにて作り方もご紹介していますので、ぜひこちらも遊びにきてください。


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