🌾 お米はヒーローになりたい

あるところに、金色に輝く稲が一面に広がる田んぼがありました。
お米たちは、自分たちが大きくなる日を楽しみに待っていました。
なぜなら、みんなには夢があったからです。
それは、子どもたちを守るヒーローになる夢でした。

今日はお天気も良く、稲刈りにぴったりの日です。
お米たちは大喜び。
夢がもうすぐ叶うと思ったからです。

稲刈りのとき、
いくつかのお米が地面に落ちてしまいました。
落ちたお米たちは悲しくなりましたが、
仲間たちに
「バイバイ、ヒーローになってね」
と応援しました。

お米を運んでいるときも、
いくつかのお米が落ちてしまいました。
落ちたお米たちは悲しくなりましたが、
やっぱり仲間たちに
「バイバイ、ヒーローになってね」
と応援しました。

お米を白くする(精米する)ときも、
いくつかのお米が落ちてしまいました。
落ちたお米たちは悲しくなりましたが、
仲間たちに
「バイバイ、ヒーローになってね」
と応援しました。

ごはんを炊くときも、
いくつかのお米が落ちてしまいました。
落ちたお米たちは悲しくなりましたが、
仲間たちに
「バイバイ、ヒーローになってね」
と応援しました。

子どもたちがごはんを食べるとき、
ごはんをこぼしたり、残したりすることもありました。
こぼされたお米、残されたお米たちは悲しくなりましたが、
それでも仲間たちに
「バイバイ、ヒーローになってね」
と応援しました。

そして、子どもたちに食べられたお米たちは大喜び。
自分たちの夢が叶ったのです。
お米たちは、お肉や野菜や果物と力を合わせて、
ばい菌と戦い、
子どもたちの体を守るヒーローになりました。
