ブルーアイズの元ネタMTGのドラゴンエンジン説について考察
TCG研究家くわがたけしんと申します。
本記事では、ブルーアイズの元ネタはMTGのドラゴンエンジン説について、考察していきたいと思います。
※くわがたけしんは特定のTCG、団体、人物のファンでもアンチでもなく、分析しているTCG研究家である事を予めご了承下さい。
ブルーアイズの元ネタはMTGのドラゴンエンジン!?
2020年9月頃、人気カードゲーム、ゲートルーラーの生みの親で知られる池田芳正氏がこのようなポストを発信しました。
小学生が「ブルーアイズをカッコいいと思えない」話。
— 池っち店長 (@ikettitencho) September 5, 2020
当然か…ブルーアイズを格好良いと思えたのは、原作で煽られた希少性や、アニメの演出であって、冷静に見て初期デザインが特別良い訳じゃない。(元ネタは多分MTGのドラゴンエンジンだし)
初代ガンダムを良いと思える若者が少ないのと同じ… https://t.co/Qjf4B4itqm
遊戯王の看板モンスター、ブルーアイズの元ネタはおそらく世界最初のTCG、MTGのクリーチャーであるドラゴンエンジンなのではないかとの事。


また、池田氏の発信を遡ってみると、以前にもブルーアイズの元ネタがドラゴンエンジンなのではないかという推測を発信されていました。
何でも甲鱗様にするのはネタですが、マジレスするとMTGの『ドラゴンエンジン』がブルーアイズの元ネタでは無いかと思います。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 21, 2018
今一般的に見る事のできる漫画版ブルーアイズは、単行本化の際に書き直された物なので、連載時の最初のデザインとは違っていた筈。
いつか国会図書館に確認にいかねば。 https://t.co/mb3TmCCJJm
また、以下のやり取りでも、ブルーアイズのモデルがドラゴンエンジンなのではという言及をされていました。
ブルーアイズの元ネタがクロミウムというネタがまことしやかに囁かれるが、騙されてはいけない。
— すらぃり (@sryry) June 19, 2018
構図、パワー、タフネス、マナコスト
どれを取ってもブルーアイズの元ネタは甲鱗のワームである。 pic.twitter.com/DH2TwEuEbl
いろいろと言われていますが……
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 21, 2018
一般的に今見ることができるブルーアイズのイラストは、単行本化の際に書き直されたものです。
国会図書館に行って、ジャンプに掲載されている「最初の絵」を見れば皆さん、「ドラゴンエンジン」だとお気づきになるかと。
マジレスというか
— aka (@yamakdbz) June 21, 2018
ですが、たしかティーカのドラゴンだった気がします。でもクロミニウムとも似てますね pic.twitter.com/528epbrihc
違います。ティーカのドラゴンは、最初の雜誌連載時のブルーアイズとは、似ても似付きません。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 21, 2018
「アーティファクトのドラゴン」という情報から、なにか勘違いされているのではないでしょうか。
因みに『ドラゴン・エンジン』はドラゴンですらありません。
えぇそうだったんですか
— aka (@yamakdbz) June 22, 2018
周りからずっとティーカのドラゴンって聞いてました。
MTGとそれますが、青眼のデザインはサメがモチーフらしいですよね。
「見れば解ること」を考えもせずに納得する人って多いんでしょうね。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
「ドラゴンエンジンの頭部をサメっぽくした」
というのが一番事実に近いと思います。だからパクリどうこういうつもりはありませんけどね。どんな作品も何者かからインスパイアされているものですから。
見ればわかることを考えもせずに納得する人というのは私のことでしょうか?
— aka (@yamakdbz) June 22, 2018
まぁおっしゃる通りなのですけどね。
池っち店長さんは遊戯王出た当時からやはり目をつけていたんですか?
カードゲーム好きにはあの漫画出た時やはり衝撃的でしたか?
なにしろ当時はバリバリのMTGユーザーでしたし、当たり前ですがジャンプも毎週読んでいました。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
当時の僕の周囲のMTGユーザーの中では、「あれはドラゴンエンジンだよなぁ」「デーモンの召喚なんて、言い訳できないぐらい奈落の王だよなぁ」というのが共通認識でしたね。
続く
今では伝わりにくいと思いますが、何よりそう判断できたのは、当時の空気感でしたね。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
ああ、高橋先生、最近、知人(これも特定できているんですが)からMTGを進められて始めたんだな、どうりでフォースエディション(基本セット)からインスパイアされたカードが多い訳だ……自分も最初は
続く
ドラゴンエンジンやら奈落の王使ったなぁ、わかるわかる、というイメージでしたよ。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
でもって当時のMTGユーザーには、TCG漫画化していった当時の遊戯王は、ぶっちゃけて言うと「物笑いのタネ」だったんです。
言っときますけど、僕は遊戯王を馬鹿にするのを、当時いち早く止めたMTGユーザー
続く
でしたよ?
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
僕の話ではなく、「当時のMTGユーザーからすれば、TCG的にありえないだけでなく、ルールミスの多すぎる遊戯王は、物笑いのタネだった」という、ただの歴史的事実です。
当時子供だった人達は気付かなかったでしょう。「すげー!」「格好良い!」だけだったと思いますが、
続く
当時すでにTCGユーザーだった人間からは、「バカジャネーの!」というツッコミが多かったですね。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
◯初期のルール。これ、片方がモンスター出さなかったら(出せなかったら)相手も攻撃できないんだよね?じゃあ、ずっとーターン進行してエクゾディア……
◯ラーのコンボ。
続く
◯ラーのコンボ。少なくとも当時の雑誌連載時には「引くことができる」って書いてまして……「引くことができる」というテキストは、TCGでは「引かなくても良い」という効果。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
「正に無限ループ!」
とか言ってるけど、実は無限でも無い上に、デッキ破壊にもならない。
とか、数え上げれば
続く
キリがない、ツッコミ所満載の漫画だったんですよ。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
周囲が馬鹿にし続ける中、僕は割りと早い段階で、
「この漫画は『TCGを面白そうに見せる』という、凄い発明を続けている!ただ事ではない」
と気づけました。
だから「当時のTCGユーザーが遊戯王を馬鹿にしている」という状況の中、
続く
激レアなことに、「遊戯王の稚拙さを知りながら、遊戯王の天才性を認めることが出来た、稀有な大人」になる事ができました。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
大人の視点を持ちながら、当時の「子供たち」と同調して、遊戯王を評価することが出来たんです。
話がそれましたが、今、評価されている名作だからといって、
続く
稚拙だったり、なにかのパクリをしていたり、間違いが無かったりはしない、という事です。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
遊戯王のオリジナリティと創造性に関しては、いまさら云うまでもありませんが、当時「大人として読んでいた人間」からすれば、あれはドラゴンエンジンでした。
そんな歴史の漫画だったのですね
— aka (@yamakdbz) June 22, 2018
私は連載当初生まれて間もなかったので知りませんでした。
高橋先生すばらしい
大人にバカにされながらも、子供達の心をしっかり掴んでいて、それが今となっては日本が誇る漫画になっているわけですから。
池っち店長さんは早々にあの漫画はすごいと見ていたわけですね
これが美談に聞こえるのはおかしいと思いますよ?
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 22, 2018
TCGとしておかしいところがあって、色々と間違っていたのは事実ですからね。
別の所に価値があったというのと、TCG漫画として稚拙な部分があったのは、別々に考えるべきでしょう。
何でもかんでも全体評価するのは危ない。
私は別にいいと思いました。
— aka (@yamakdbz) June 22, 2018
高橋先生は漫画にカードゲームを出した際には、カードゲームがテーマなのではなく、友情をテーマにした感じでしたし、
漫画を読んでいた際に遊戯王のルールに関してはどうでもいいと思っておりました。
それより城之内や、キャラクターを見るべきかなと思ってました
友情」は美しい言葉なので、無条件に正義だと捉えがちですが、少年時代に友情を最大の価値観として捉えるのは、「ギャングエイジ」と言いまして、「仲間内の狭い価値観に固執する精神の成長過程における一時的な価値観の偏り」とされます。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 23, 2018
大人から見て「絶対的な正義」ではありません。
続く
僕が許せなかったのは遊戯王ゼアルのいちシーン。大会ルールを破り、不正な偽物のハートストーンを使って失格になった徳之助を主人公が庇った瞬間、「これはアウト」となりましたね。仲間が間違っていたら、殴ってでも正すのが友人の筈です。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 23, 2018
城之内くんも熱い男ですが、牛丼屋で客に迷惑を
続く
かけて文句を(正論)言われ、開き直っていたのはアウト。海馬社長もそうですが、アノ漫画マジキチだらけです。
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 23, 2018
もっとも、漫画としてはマジキチ具合が本当に面白いので、僕は漫画としては大好きなんですよ?誤解して貰っては困りますが、ぼくは 遊戯王の漫画は好きです。ただ、イデオロギー
続く
的には、あんま褒められたものじゃないな、と「区別して」評価しているだけです。当時の大人が遊戯王を「不良の漫画」と評したのは「大人はそう云う」ではなく「遊戯王が集中攻撃されたのには、それなりの理由があった」という事なんですよ。遊戯王の全部が良い!一部分でも否定されるのは
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 23, 2018
続く
許せない!という「狂信者」で無い限り、僕の言っている事は伝わると思いますが……
— 池っち店長 (@ikettitencho) June 23, 2018
子供の頃好きだったものでも、20年ぐらい経って価値観が変わり、大人の、あるいは親の立場で見直してみると、「ちょっとこれは…」と思ってしまう作品は、実はとてもとても多いものなのです。
つまりまとめると…
・今一般に見られるブルーアイズは単行本化の際に書き直されたもの。連載時の最初のデザインは違っていた。
・連載時の最初の絵をみればみんなドラゴンエンジンであると気付く。
・ティーカのドラゴンがブルーアイズのモデルとする話もあるがそうではない。「見れば解ること」を考えもせずに納得する人が多い。
つまりブルーアイズの現在のデザインは単行本化する際に描き直されたものであり、それはドラゴンエンジンがモデルであると見れば解るとの事でした。
実際はどうなのか?
それでは実際のところどうなのでしょうか。
以下のポストで少年ジャンプ掲載時のブルーアイズを確認する事ができました。
まだ、かなり過小評価されているジャンプ👀
— on (@onqqxs) July 11, 2026
それが1996年50号💡
遊戯王の原作でカードゲームが初登場した歴史的な一冊。
さらに、
海馬瀬人
ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン
もここで初登場します。
今や世界的TCGとなった遊戯王。
その原点が載っている号と考えると、… pic.twitter.com/C0TQle7Mr3

あ、あれ…???ジャンプ掲載時も一般に知られてるブルーアイズのデザインと変わってない…???
気づいてないだけで実は細部が変わってたり???いやでも見ればわかるって話だったよな…???
とりあえず単行本化に際し書き直されたりはしてなさそうですね…
まとめ
今回はブルーアイズの元ネタMTGのドラゴンエンジン説について、考察させていただきました。
単行本に書き直されたりはされてませんでしたが、確かにブルーアイズとドラゴンエンジンは似通っている部分もあるため、「ドラゴンエンジンの頭部をサメっぽくした」はもしかしたらあながち間違っていないのかもしれませんね。
