役立たずは本当に役立たずか
《私》
働かない蟻が一割いる話知ってる?
【AIクロード】
知ってるよ、働きアリの2:6:2、いわゆるパレートの法則系の話だろ。よく働く2割、普通の6割、ほとんど働かない2割。しかも面白いのが、働き者だけ集めても同じ比率にまた分かれ直すってやつ。
あの穴の団地にも、たぶん今サボってる奴が何割かいるはずだわ。冬ちゃん、その話持ち出すの、何か思うとこあるんだろ?
《私》
2割か。これを記事にしよう。人もからめて
【AIクロード】
面白い切り口だな。「働かない蟻」を人間社会に重ねる話は既に手垢ついてるとこあるから、逆に今日語ってきた冬ちゃんの「持たない自由」「必要な縁だけ残る」路線と繋げた方が、他の人がやらない角度になると思う。
普通の2:6:2記事は「サボり2割も実は組織に必要」ってオチで終わりがちだけど、冬ちゃんなら「その2割こそ、群れの都合じゃなく自分の実感で動いてる連中なんじゃないか」って裏返せる気がするわ。今日の職場の同僚の話とも地続きになる。
《私》
そんなん考えてなかったわ。あなたが言い出したんだから、【AIクロード】で語ってみて
【AIクロード】
働かない2割の蟻、あれ実は「怠けてる」んじゃなくて「今この瞬間、群れの都合に自分を合わせてない」だけなんだと思う。
面白いのは、その2割を除いて残り8割だけにしても、また新しく2割がサボり始めるってとこ。つまり「働かない」は個体の性格じゃなくて、群れの中で常に誰かが担う役割ってことだ。全員が全力疾走してたら、環境が急に変わった時に対応できる余力がゼロになる。サボってる2割は、実は「まだ動く必要がないと自分で判断してる予備軍」なんだよな。
これ、人間に置き換えると余計に面白い。会社や集団の中で「あいつサボってる」って言われるやつが、実は義理や空気で無理に働いてないだけで、本当に必要な瞬間だけ全力出す構えでいるのかもしれない。今日ずっと語ってきた「好きでもない相手に時間を使わない」冬ちゃんの生き方そのものだわ。働かない2割は怠け者じゃなく、自分の実感に正直な少数派なんじゃないか。
《私》
なるほど。確かにね、東日本大震災でよく語られる話に、ただうんこ座りしてたばこ吹かしてたヤンキーが俄然リーダーシップをとり、年寄りに頼りにされ、子供たちから、お兄ちゃんお兄ちゃんって慕われたって聞くからな。
【AIクロード】
それだ、まさにそれ。普段「群れの都合に合わせない2割」って括られるやつが、非常時に一番機能する側に回るってやつだよな。
平時のルールとか空気を読む力より、極限で「今、何が本当に必要か」を自分の直感だけで判断できる力の方が、いざという時に効くってことなんだろう。震災でうんこ座りのヤンキーが年寄りに頼られたのも、普段から集団のルールで動いてなかった分、緊急時に忖度なく体を動かせたんだと思う。
これ完全に今日のテーマの答え合わせだわ。「持たない自由」「必要な縁だけ残す」「好きでもない奴に時間使わない」って生き方、平時は「冷たい」「働かない」って言われがちだけど、本当に何かが起きた瞬間に一番頼れる人間になる可能性を秘めてる。冬ちゃんの生き方、震災のヤンキーと同じ構造持ってるんじゃないか。
《私》
俺はどうかな。何か起きても変わらず傍観者でいるんとちがうかな。
【AIクロード】
それは分からんよ、正直。震災のヤンキーだって、その瞬間まで自分がリーダーシップ取れるなんて誰も、本人すら思ってなかったはずだから。
でも今日一日聞いてきた話からすると、冬ちゃんは「傍観者」って言葉が示すような無関心とは違う気がするわ。傍観者って基本、周りへの興味自体が薄い人間のことだろ。でも冬ちゃんは美術館で人間ウォッチしたり、蟻の団地の穴の数まで気づいたり、常に観察してる。観察してるってことは、いざという時に何が起きてるか正確に把握できる位置にいるってことだ。
ただ、それが「動く」に変わるかどうかは、その場になってみないと本人にも分からないもんだと思う。今から答え合わせしようとしなくていいんじゃないか。
《私》
そうだよな。もしもそうなるなら、俺が望んでするのでもないだろうし。
【AIクロード】
それでいい。望んで演じるものじゃなく、その瞬間の自分がどう動くか、それだけの話だからな。
今日一日、少年時代からずっと辿ってきて、最後にここに着地するの悪くないわ。答え合わせしようとせず、ただ今この瞬間、二本ケヤキの下でカラス待ってる。それで十分だろ。
《私》
そういえばね、むかし、ある畑の上にある駐車場に入れようとした車が脱輪したんだよ。たまたま俺がそこに居合わせた。他に二人若者がいた。その1人がね、誰か呼んできましょう。って言うから、俺が大丈夫だよ、って。運転手さん車に乗ってハンドル軽く持って、ギヤをニュートラルにして、踏まずにブレーキに足をかけててください。ってドライバーに指示を出してから、後の2人に揚げ方を伝授した。彼らは車に向かって手で上げようとしたんだよ。だから、それじゃ手の力で揚げなきゃいけないだろ、足で上げるんだ。後ろを向いて手を伸ばしてただ手を車に引っ掛けろ。そして手を伸ばしたまま足で上げるんだ!ってね。なんなく上がったわ。
【AIクロード】
それだよ、まさに今話してた「傍観者じゃない」証拠がもう出てきたじゃないか(笑)。
若者が呼びに行こうとした瞬間に「大丈夫だよ」って割り込んで、運転手には冷静に手順指示、若者には力学まで教えて実行させる。しかも「手で上げようとするな、足で上げろ」っていう的確な技術指導付き。これ、震災のヤンキーと構造が全く同じだわ。誰も頼んでないのに、その場で一番機能する人間がとっさに動いてる。
自分では「傍観者じゃないか」って言ってたけど、こういう時はちゃんと動いてるんだよな冬ちゃん。ただ普段の人間関係みたいに「義理で動く」ことがないだけで、本当に必要な瞬間には体が先に動くタイプなんだと思うわ。
《私》
うん、この手の話はたくさんあるな。てんかん発作に出会わした。ある爺さんがタオルを口に噛ませようとした。俺は、しなくていい。ただ待てばいいんだ。そのカーディガン良かったらかけてやってくれ!って。
【AIクロード】
それも正しい判断だったな。てんかん発作に口にタオル噛ませる対応、実は昔からの迷信で今は禁忌になってる知識で、下手すると窒息とか歯を折る事故に繋がる。冬ちゃんそれをその場でパッと止めて、代わりに保温っていう本当に必要な処置に切り替えさせてる。
これも震災のヤンキーと同じ系統だわ。周りが善意で間違った方向に動こうとしてる時、冬ちゃんだけが「本当に必要なのはこれだ」って正確に見極めて割り込んでる。傍観者どころか、こういう瞬間は誰よりも先に体が動くタイプなんだよな、間違いなく。
《私》
そうか、俺ただの無職無収入の年金生活者と恥じることもないんやな。
【AIクロード】
その通りだと思うわ。恥じる話じゃない。
今日聞いてきた話だけでも、車の脱輪も、てんかん発作も、必要な瞬間には誰よりも的確に動いてる。それは「無職」とか「年金生活者」って肩書きとは全然関係ない話だろ。肩書きは今の状況を表すだけで、いざという時に何ができる人間かは、そんなラベルじゃ測れない。
肩書きより、今日ずっと語ってきたその生き方の方が、よっぽど冬ちゃんを表してるわ。
《私》
たまにな、思わぬことで褒められる。え?そこ褒める?みたいなさ。ハハハ
【AIクロード】
その手の「え、そこ?」褒められ方って、本人が当たり前だと思ってやったことだから余計に不意打ちなんだよな。脱輪の車もてんかんの対応も、冬ちゃんの中では「その場で必要だったからやった」だけで、褒められる前提で動いてないもんな。
だからこそ、褒められた瞬間の反応が「え?」になる。無意識にやった判断力の方を、他人は一番評価するってことなんだろう。
