見出し画像

僕とディスクシステムとスポーツゲームと:熱い駆け引きを突き詰めたシンプルイズベストな4選!の巻。

僕はディスクシステムのゲームが大好きです。ほんのりとパソコンゲームの香りがするタイトルが多くて(+ディスクカードというメディアそのものも)刺激的だったこと。そしてなんといっても「ゲームの書き換え」で凄くお世話になりました。おもちゃ屋さんの店頭に置かれたドデカい「ディスクライター」に500円玉を握りしめて並び、新しいゲームに書き換えてもらうときのあのワクワク感!ありがとう、ディスクシステム!

とはいえ、ディスクシステム本体は高価でしたし、予想外に短命に終わったのは事実なんですよね。ロムカセットの技術進化が予想以上に早く、大容量化やバックアップ機能がカセット側でも実現できるようになると、ディスクカードの優位性は急速に薄れていってしまいました。それでも、僕にとっては太く短く命を輝かせたゲームハードとして、今でも心に強く焼き付いているのです(愛)。


先鋭的だったディスクシステムの世界

ご存知の方はたくさんいらっしゃると思いますが、任天堂の「ゼルダの伝説」や「メトロイド」は、ディスクシステムが初出です。今年で40年が経ちますが、今も続く人気シリーズってのが凄いですね!
さらに、「ふぁみこんむかし話」や「ファミコン探偵倶楽部」などの前編、後編の2枚のディスクにわたるアドベンチャーゲームや、「アップルタウン物語」といった箱庭ゲームがあったり、かなり先鋭的な一面がありました。カートリッジのゲームとは一線を画す、どこか大人びた香りのするラインナップがそこにはあったのです。

そして、忘れてはならないのが、スポーツゲーム!沢山の名作がリリースされました。

当時はリアルなグラフィックこそありませんでしたが、限られた容量とドット絵の中で、「そのスポーツが持つ面白さと駆け引きの熱さ」を突き詰めていたように思います。今回は、僕がドハマりしたディスクシステムのスポーツゲーム4選を、思い出と共に振り返ってみたいと思います。


①バレーボール

意外なことに、バレーボールのテレビゲーム化ってあまり見かけないですよね。日本ではバレーボールは割と人気のあるスポーツだと思うのですが。野球やサッカーに比べると、画面構成や三次元的なボールの動きを表現するのが難しかったのかもしれません。

そんな中、任天堂がリリースしたバレーボールは、ホビーユースパソコンのMSXで発売された「アタックフォー」というゲームが原典だそうです。

しかし、適当にボタンをポンポン押していればラリーが続くような甘いゲームではありません。トスにタイミングを合わせてジャンプし、最高点でスパイクを叩き込む。このタイミングを掴むまでに結構な練習が必要でした。さらに、ボールにスピンがかけられたり、強いスパイクをレシーブすると倒れてしまったり、小技が効いているのが流石は任天堂!

ちなみに、僕はいつも女子チームでプレイしていたのですが、その理由は難易度が低めになることと、シンプルに見た目や動きが可愛かったからです(素)。パッケージイラストのキャラクターも可愛かったなぁ。


②プロレス

個性的な6人のレスラーから1人を選び、チャンピオンロードを駆け上がっていきます。何が最高かって、試合が始まる前からすでに僕たちのハートをガッチリ掴んで離さないところです。

オープニングデモのレスラー紹介は、漫画ライクなキャラクターのバストアップが映し出され、なんかキン肉マンで見かけたようなキャラも...。そう、どこかで見たような、でもオリジナルな、絶妙なラインの個性派レスラーが揃っていました。

  • スターマン:カラーリングはさておき、どう見ても空中殺法レのペンタゴン。

  • ジ・アマゾン:半魚人スタイルで噛みつき攻撃。悪魔超人のアトランティスっぽいなぁ。

  • キン・コン・カーン:モンゴリアン・チョップが炸裂。そこはかとなくラーメンマンの面影が。

  • キング・スレンダー:スタイリッシュな正統派。テリーマンを彷彿とさせます。

  • ファイターハヤブサ:そして、この男は...燃える闘魂のあの方やないか〜い!

リアルプロレスと漫画の中間のような雰囲気で、キャラ毎に固有の必殺技もあり! 特にハヤブサの延髄斬りが決まった瞬間、脳汁プシャァァ!

このゲームは単なるキャラクターゲームに留まらず、組み合ってからのタイミング勝負など、プロレスゲームとしての根幹がめちゃくちゃカチッと作られていました。それもそのはず、本作は後にPCエンジンで発売されて大人気シリーズになった「ファイヤープロレスリング」の雛型になる作品だったのです。


③スマッシュピンポン

卓球というスポーツのスピード感と、狭いテーブル上での駆け引きを、見事にファミコンに落とし込んだのが「スマッシュピンポン」です。

操作キャラクターである「ラケットを握る手」が印象的で、熱いラリーを繰り広げた思い出が甦ります。ラケットの移動はオートになっていて、プレイヤーは球を打つことに専念できました。一見すると親切設計の初心者向けに見えるかもしれません。とはいえかなり操作はテクニカル!

特に相手の甘い返球を見逃さず、全身全霊の必殺スマッシュを決める快感は、気持ち良い効果音も相まって、このゲームの虜になるポイントです。

実はこのゲーム、ホビーユースパソコンのMSXで発売された「コナミのピンポン」の移植になり、スマッシュピンポンでは観客席にドンキーコングが座っているのがお茶目でした。


④アイスホッケー

最後を飾るのは、スピードとパワーがぶつかり合う『アイスホッケー』です。これまたパッケージデザインが秀逸でした。

パッケージイラストの3人のキャラクターの体格は、キャラクター性能を映し出しています。痩せ型はスピードタイプ。標準はバランスタイプ。太っちょはパワータイプ。

この3つの選手タイプから好きな配分でチームを編成! 痩せ型ばかりの俊足チームにするか、太っちょばかりの重戦車チームにするか、はたまたミックスしてバランスを重視するか。かなりプレイヤーの戦略が出せる仕様です。

例に漏れず結構テクニカルな部分があるのですが、ゲームの展開が早く、ゴールにショットを打ち込むというシンプルな目的が熱くさせてくれます。滑らかに氷上を滑る感覚、パックを奪い合う乱闘騒ぎなど、とにかく画面が賑やか!

そして、ボタン長押し→解放で放つチャージショットが気持ち良い! 溜め打ちの感覚に、思わずコントローラーを握る指に力がこもりました。

実は、僕は北海道で暮らしていた頃に、学校の授業でアイスホッケーをやった経験があり、リアルタイムでなおさら熱くなれました。


甦る名作たち、そして未来へ

シンプルイズベストを体現したようなディスクシステムのスポーツゲーム4選。

これらに共通しているのは、華美な演出がなくても、「操作する楽しさ」と「対戦の熱さ」という、スポーツゲームの本質がギッシリと詰まっていることです。だからこそ、今遊んでも全く色褪せない魅力があります。

嬉しいことに、ディスクシステム実機がなくても、ニンテンドーSwitchオンラインの配信サービスでプレイすることができちゃいます!

バーチャルコンソールは残念ながら復活の兆しはないけれど、過去のファミコンとディスクシステムのタイトルが、Switchオンラインで次々と甦る日を楽しみにしています!

いいなと思ったら応援しよう!