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おっさん漫才です

 いつも有難うございます。
 この前、私が時々行くスーパーにギャル曾根が来ているのを滅多に見ないテレビで見ました。私が買う十倍は買ってました(家族がいる人は大変です)。最後まで見ませんでしたが、たぶんシマダヤの焼きそばは買って
なかったと思います。だから皆さんは買ってください(なんだそれは)。

うつ病はつらいよ
          作・渡辺(本当は邉だけど簡単な方でいいです)咲枝

河田「どうも最近うつ病にかかったような気がするんだ」
石井「うつ病ですか」
河田「自分の漫才聞いても全然面白くない」
石井「それはお客さんだってそうですよ」
河田「なんだよ! とにかくこの沈んだ気分をどうにかしたいんだ」
石井「うつになるような原因は思い当たらないんですか?」
河田「うーん……失恋したことかな」
石井「失恋したんですか」
河田「うん。広瀬すずにファンレター出したのに、返事が来なかった……」
石井「来るわけないよ!」
河田「やっぱり熟年男は嫌いなんだと思って落ち込んだ……」
石井「熟年だろうと青年だろうと返事は来ないの!」
河田「それじゃ、俺がトシだから振られたわけじゃないんだな?」
石井「そうですよ」
河田「なんだ、そっかー」
石井「どうです、うつは治りました?」
河田「いや、やっぱり憂うつだ」
石井「それじゃ、他に思い当たる節は?」
河田「最近いいギャグが思いつかないんだ」
石井「なんで」
河田「憂うつだから」
石井「それじゃ、なんで憂うつなんです」
河田「いいギャグが思いつかないから」
石井「堂々巡りだろう!」
河田「もう覚醒剤の力を借りるしかないな……」
石井「やめなさいよ、それだけは! 廃人になりますよ!」
河田「古池や 蛙飛び込む 水の音」
石井「それは俳句の俳人だ!」
河田「(覚醒剤を注射する態)うおお~、よっしゃ~!!(筆で短冊に勢いよく書く態)『荒海や 佐渡に横とう 天の川』! できたー!! 後世に残る名句じゃー!!」
石井「芭蕉が覚醒剤なんかやるか!
河田「いや、あの迫力のある句はシャブの力を借りたもんだ」
石井「芭蕉の時代にシャブなんて無いの!」
河田「それじゃ正露丸の力を借りた」
石井「正露丸でハイになれるか!」
河田「はい」
石井「オヤジギャグはやめろ!」
河田「(肩を落とす)最近こんなギャグしか出てこねーんだよ……」
石井「だいぶ重症ですね」
河田「うん。イボ痔と同じぐらい重症だ」
石井「うつの上にイボ痔か」
河田「うつの上に切れ痔よりいいだろう」
石井「どこがいいんだ」
河田「それは」
石井「答えなくていいぞ、漫才が汚くなる!
河田「もう汚くなってるよ」
石井「うつから回復するには、自分を誉めることです」
河田「そうか……俺は石破総理よりハンサムだ!
石井「(うなずく)トランプ大統領なら、そう言いますよ」
河田「俺はトム・クルーズよりハンサムだ!
石井「それは言わない」
河田「(肩を落とす)やっぱブサメンだから広瀬すずに振られたんだ……」
石井「あんたなんか一回も見てないよ!」
河田「二目と見られないブサメンだってのか!」
石井「そういう意味じゃない! そういう被害者意識からウツになるの!」
河田「それじゃ、俺をいっぱい誉めてくれ!」
石井「誉める?」
河田「そうそう、気分が良くなるから」
石井「分かりました。(オネエ風に)カワッチは仔猫みたいにきゃわゆい、地上のエンジェルちゃん!!(河田の頬を突く)」
河田「オエッ(吐く)」
石井「いい加減にしろ!」
                                了
 くだらない漫才をお読み戴き、誠に有難うございました。

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