ピュアモルト(シャープ)
木のあたたかみが心地よい
シャープペンシル。
一言でいうとそんな感じです。
他のものと比べて書きやすいとか、何やら特別な凄い機能があるわけではないですけれど、ただ文字を書いているだけでも楽しくなってきます。
見た目の割にはしっかりと重さがあり、滑り止めのグリップなども無いため、人によっては少し使いづらいと感じるかもしれません。
しかし、そんな短所さえ愛おしく思ってしまうのはおかしいでしょうか。
しっかりとした重さは、手で持つ度に己の存在をこれでもかと主張してきますし、滑り止めが無いからこそのシンプルな外見は素材の持つ魅力を最大限に感じさせてくれます。
もはや好き過ぎて全肯定する勢いですけれど、そもそもが“使いやすさ”を念頭に置いて企画された商品ではないようにも思うのです。
自動繰り出しだったり、芯が回って尖り続けたり、振るだけで芯が出たり。
そういったものは他にたくさんありますものね。
それらとの差別化というかなんのはなしです化というか、所有欲を満たしてくれる唯一無二の特別感は確かにあって、見る度についニヤリとしてしまいます。
しかしながら、書き心地は良くもなく悪くもなく、いたって普通です。
でも使っているうちにだんだんと嬉しくなってしまったので、“見た目以外はごく普通のシャープペンシル”にもかかわらず追加でもう1本購入してしまったとしても誰が責められましょう。
両手で2本持って書けるわけでもありませんのに。
いえ、いいんです。
嬉しいから後悔はしてません。
ちなみに商品名は『ピュアモルト(シャープ)』ですけれど、ボールペン版の『ピュアモルト』というのもあるようです。
見た目が同じなのでちょっと分かりにくいですけれど、ノックしてみれば一目瞭然。
両方ともカラーバリエーションはナチュラルとダークブラウンの2色展開で、それぞれ太さの違う#1015と#1025が用意されています。
メーカーはジェットストリームでお馴染みの三菱鉛筆。
およそ使ったことがない人はいないかと思われる有名メーカーですね。多分。
僕もジェットストリームは使ってますけれど、ボールペンではサラサクリップが一番好きだったりします。
話が逸れましたね。
以前はダイソーで買ったり、誰かに貰ったりしたシャープペンシルを使っていた僕なのですが。
単なる間に合わせではなく自分が使いたいと思えるような、そんなシャープペンシルが欲しい──ある時そう思ってしまいました。
そこからあれこれ調べて何度か店にも足を運んで、そして出会ったのがこの『ピュアモルト』なのです。
パイロットコーポレーションの『S20』なども気になりましたけれど、考えた結果見送ることにしました。
でも、S20やS30も格好よくて良さげなんですよね。そのうち買ってしまうかも。
単に文字を書くためだけなら安いシャープペンシルでも、なんなら原点回帰して鉛筆でも良かったのかもしれませんけれど。
しかしそこは自分のためにも、自分が良いなと思ったものを選んで、買ってあげて。
そして使ってみたら想像以上に好ましくて、なんだかとても嬉しく感じられたのです。
その気持ちはいつだって忘れられなくて、手にする度に思い出しては自然と口角が上がってしまうくらい、大切なものになりました。
木軸のシャープペンシル2本と10色ほど買い揃えたサラサクリップ、一目惚れしたペンケースもみんな、お気に入りの文房具たちです。
気に入ったものを普段使いすることが、ひいては自分を大切にすることにつながるのかなと思ったり。
そんなわけで僕は今日も、複数のシャープペンシルとボールペンを使い分けて楽しんでいます。
……多機能ボールペン?
なんのはなしですか。
読んでいただいてありがとうございました✏
