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ちょっとそこのコンビニまで


ある日の夕方。

用事があったので、
ちょっとそこのコンビニまで
行ってこようと思って。

身支度して外に出たら
ちょっと驚いたというか
意外だったこと。

空が晴れていて
明るかったんだ。

日暮れにはまだ早い時間で
当然といえば当然なんだけど。

でも、部屋の中は暗かったんだよ。


* * *


隣の建物の陰になって
午後の3時頃には
日差しが入らなくなる。

それまでの明るさや暖かさが
失われていく部屋で、一人。

動きたくない
何もしたくない

ついつい、そんな考えが
浮かんできてしまう。

それを振りはらうように
呑まれないように
外に出て行ったら、
明るく照らされた世界が
広がっていたから。

夜への不安も忘れて
なんだか嬉しくなって。

久しぶりにわくわくした気持ちで
歩き出した。

一歩踏み出すごとに
思考のモヤモヤが晴れていく感覚。
そんな、楽しい散歩のはじまり。


* * *


コンビニでの用が済んで
もと来た道を通って帰宅する
なんてことない時間。

空はやっぱり晴れていて。

雲がいくつか浮かんでいたから
思わずハッとするような
きれいな快晴ではないけど。

何の変哲もない
感動する要素もない
ありきたりな空模様。

でもそれが何故だか
かけがえのないことに思えて
ちょっと、じーんとしてみたり。

こうして
歩いていること
外に出られること
生きていること。

そっか。今、生きているんだ。

今更ながらに
そんな当たり前のことを実感して。

嫌なことはあるし
ままならないこともある。
もちろん、悩み事だって。

でも、空は晴れてるし
なんか知らないけど生きてるし。

歩む脚の感覚も
肌で感じる空気の冷たさも
手に提げている袋の重みも
きっと、生きている証で。

“いま生きていること”

それに気づけたことが嬉しくて
なんだか楽しくなったんだ。

もしかしたら
なんだってできるかもしれない
どこへでも行けるかもしれない
だって、生きているからね。

自宅まではもう少し。
その長くない距離を
思いっきり
駆けていきたい気がした。

なんのはなしですか。




↑これを買いに行くという用事。
スーパーよりもちょっとだけ安くて。
そして美味しい。セブンさまさまです。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました☘️