Photo by
chigu_maya
なんとなく お月見
何気なく
部屋の明かりを全て消して
カーテンを開けた外には
見慣れたいつもの景色。
まばらな街灯は
暗闇に光を投げかけて、
3つ並んだ自販機は
明るく灯って誰かを待ち続ける。
夜だけど、不思議と
曇り空って分かったから
月は見えないかもって思って。
でも、しばらくそのまま
ぼんやり待っていたら
東の空に、丸いお月様が見えてきた。
薄ら曇ってはいるけれど
強く輝いて、存在を主張してる。
月の周りの雲も丸く照らされて
どこか幻想的で。
昨日は月を見る余裕が無かったけど
今日は見られた。
きれいだな、見られてよかったなって
自然と思えたんだ。
暗い部屋の中で
床に座り込んで
月をじっと見つめていたけど
このままずっと見ていたいような
いろんなことがどうでもよくなるような。
夜空を見上げているのに
自分を見つめ直している
不思議な感覚。
雲の流れで
月の光も弱まったり強まったり、
でも変わらず照らし続ける
その在り方がなんだか眩しくも思えて。
ああいう風になりたいな。
ぶれない芯を持った強さ、というか。
なかなか難しいかもしれないけど
思うのは自由だしね。
再び雲が厚くなってきた頃合いで
カーテンを閉めれば
月見の時間は終わり。
ほんの十数分だけだったけど
思いがけずリラックスできた感じ。
またそのうち、月を見よう。
自分を見失いそうなときに
ちょっとだけ
元気をもらえる気がするから🎑
