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株式会社コプロス:100周年へ向かう新たな航海〜「つくるを超える」MVVに込めた想い〜

はじめに

皆様、こんにちは。株式会社コプロス 専務取締役の宮﨑隆司です。

この度、当社は来年80周年という大きな節目を迎えるにあたり、来る100周年、そしてその先の未来を見据え、新たなMVV(Mission, Vision, Value)を策定いたしました。本日は、このMVVに込めた私たちの想い、そしてコプロスが今後目指す姿について、皆様にお伝えしたいと思います。

実は知られていない創業当時の社名

私たちは1946年、「二宮組」として創業いたしました。戦後の混乱期の中、地域社会の復興に貢献したいという強い想いを胸に、建設業の道を歩み始めました。以来79年、幾多の困難を乗り越えながら、常に新しい挑戦を続け、今日まで成長を遂げてくることができました。これもひとえに、お客様、協力会社の皆様、そして何よりもコプロスを支え続けてくれた社員一人ひとりの尽力があってこそと、深く感謝しております。

歴史が語るコプロスのDNA:常に「無い物は自ら作り出す」開拓者精神

コプロスのDNA

この80年近くの歴史を振り返ると、コプロスには一貫して流れるDNAがあることに気づかされます。それは、「無い物は自ら作り出す」という創造への情熱と、常に現状に満足せず、新しい価値の創造に果敢に挑戦していく開拓者精神です。

創業から9年後の1955年には「共栄土建」に改称し、社業の発展と共に社名も進化させました。この改称は、地域と共に、お客様と共に、社員と共に・・・私たちが「共に栄える」という強い意志を持って、新たな価値を創出していく決意の表れでもありました。
1967年には生コン工場を完成させ、自社で素材を「つくる」体制を構築。これは、単に既製品を組み合わせるのではなく、根幹から品質を追求し、独自の強みを築き上げるという「自ら作り出す」精神の象徴です。
1970年には推進工事事業を開始し、当時の最先端技術であったマッピング技術を導入するなど、未踏の分野への挑戦を積極的に行ってきました。

ケコム工法開発

そして、当社の歴史を語る上で欠かせないのが、1984年に開発した「KCMM(ケコム)工法」です。これは、お客様の抱える課題に対し、既存の解決策がないならば「無い物は自ら作り出す」という強い信念のもと、当社の「技術力」を結集して生み出された革新的な工法です。
この工法は、後の1994年に「NO-DIG賞」を受賞するなど、その独創性と実用性が広く認められ、当社の技術力の高さを国内外に示しました。

コプロスへの改称は34年前

さらに、1991年には現在の社名である「コプロス」に改称しました。「コプロス」という社名には、お客様や社会と共に発展していく共栄の精神と、プロフェッショナル集団として新たな価値を「プロデュース」していく誇りが込められています。
そして、1996年には「建築部」を新設し、事業領域を拡大。これは、建設という大きな枠の中で、未開拓の分野を「自ら切り拓く」という挑戦でした。
2008年には廃プラスチック最終処分場を開始するなど、循環型社会の実現に向け、新たなビジネスモデルを「自ら構築」し、環境問題への取り組みもいち早くスタートさせました。

また、人材への投資も積極的です。2013年には、環境整備の一環として大卒新卒採用を開始し、未来を担う若い力を「自ら育成する」ことに力を入れ始めました。

近年では、2016年のメガソーラー発電開始、2017年のICT工事初施工、2020年のSTC(下関トレーニングセンター)事業開始など、再生可能エネルギーやICT技術の導入、そして未来の担い手を「自ら育てる」人材育成の強化といった、時代の変化に対応した新たな事業展開を積極的に進めています。
2021年には「土木広報大賞」を受賞し、私たちの「自ら発信する」取り組みが社会に広く認知されるようになりました。

さらに、2022年には清水組とのM&A、新社屋の竣工といった、事業規模の拡大と働く環境の改善を実現しました。これは、既存の枠にとらわれず、最適な形を「自ら創造する」という姿勢の表れです。
2023年には注文住宅事業を開始し、お客様のライフスタイルに寄り添った住まいづくりへと事業を広げ、そして昨年2024年には「DX認定」を取得、本年2025年には「DXセレクション準グランプリ受賞」「中国インフラDX表彰受賞」、さらに「来馬建設M&A」と、デジタルトランスフォーメーションを推進しつつ、お客さまに新たな価値提供をしていく流れを加速させています。これは、デジタルの力を活用し、効率化だけでなく、これまでにない価値を「自ら生み出す」という私たちの挑戦です。

これらの歴史は、私たちが単に「ものをつくる」だけでなく、「まちをつくる力」「環境をつくる力」「ひとをつくる力」という三つの力によって、社会の進化に貢献してきたことを示しています。
その根底には、やはり常に「無い物は自ら作り出す」という開拓者精神が息づいていると感じています。

まちをつくる
  • まちをつくる力: 創業以来79年、下関から日本を守ってきました。苦しい時期もありましたが、「無い物は自ら作り出そう」の精神の下、多くの失敗と困難を乗り越えてきました。だからこそ、今のお客様からの絶大な信頼があると感じています。私たちは、社会インフラの整備を通じて、人々の暮らしを支え、地域社会の発展に貢献してきました。

環境をつくる

環境をつくる力: 多くのコプロス発の「技術」を構築してきました。それは決してケコムだけではなく、何かお客様が困難に直面した際にどうにか自分達の力でそれを乗り越えようと挑戦しようと言うマインドは、我々の中に脈々と流れています。持続可能な社会の実現に向け、環境負荷の低減や再生可能エネルギーの活用など、常に新しい技術やソリューションを「自ら開発し、提案する」という姿勢で取り組んできました。

ひとをつくる
  • ひとをつくる力: 多くの先輩達の力により成長してきました。それは、ひと手不足の現在、専門人材の採用は容易ではありません。そんな中も中堅人材をいち早く採用し、育てる環境を構築しています。コプロスは人を超起点に前例のない革新に常にチャレンジし続ける組織であり、そのスピードは更に加速しています。社員一人ひとりが成長し、能力を最大限に発揮できるような環境を「自ら創造し」、未来を担う人材を育成してきました。

つくる、コプロス

「つくる、コプロス。」この言葉は、私たちの事業そのものであり、存在意義そのものです。「まちをつくる力。ひとをつくる力。環境をつくる力。」これらが一体となり、コプロスの未来を切り拓いていく原動力となるのです。

100周年に向けて:アポロ計画に学ぶ「目的」の重要性

MVV策定に向けて

来年、私たちは80周年を迎えます。そして、その先にある100周年、2046年へと向かっていきます。この大きな節目を前に、私たちは改めて「コプロスが大切にしている物は何か?」「どんなコプロスになりたいか?」という問いに向き合いました。

MVVを作る意義

ここで、皆様に一つのエピソードをご紹介したいと思います。人類が初めて月に行ったアポロ計画です。ケネディ大統領がNASAの宇宙センターを訪れた時のこと、ホウキを持った清掃員の男性を見かけ、「何をしているのかね?」と尋ねました。すると、清掃員はこう答えました。「大統領、私は人類を月へ送るためのお手伝いをしているのです」。

目標の重要性

このエピソードは、「月に行こうという目標があったから、アポロは月に行った。飛行機を改良した結果、月に行ったわけではない。」という楽天グループ株式会社 代表取締役社長 最高執行役員 三木谷浩史氏の言葉にも通じるものです。組織の目的や意義が浸透すれば、役職や階級を超えた一体感が生まれます。

コプロスにおける「月」とは

私たちコプロスにおいても、「月」、すなわち目指すべき未来の姿を明確にすることが、全社員が同じ方向を向き、一体となって進んでいくために不可欠であると考えました。

新たなMVVに込めた「つくるを超える」想い

そして、私たちが導き出したコプロスにおける「月」、それが新たなMVVです。

ミッション

Mission(使命・存在意義):つくるを超える

私たちのMissionは、これまでの「つくる」という概念を「超える」ことにあります。

「つくる」は、私たちの事業の根幹であり、長きにわたり私たちの誇りでした。しかし、これからの時代、私たちは単に「もの」や「場所」をつくるだけでなく、それを通じて「新たな価値」を創造し、社会全体にポジティブな影響を与えていく存在へと進化していく必要があります。

「つくるを超える」とは、

  • どのように変化したいか

  • どのように成長したいか

  • どんな人間になりたいか

  • どんな会社になりたいか

  • 「今」より越えていけているか

といった問いに対する私たちの決意です。

このMissionは、私たちが迷った時の判断の基準となります。「つくるを超える」ための行動とは何か?常にこの問いを胸に、私たちは日々の業務に取り組んでいきます。

ビジョン

Vision(目指す未来の姿):変化の発信源場となり社会をにぎわす

私たちのVisionは、「変化の発信源場となり社会をにぎわす」ことです。
※発信源場→発信源×(建設)現

私たちは、建設会社の概念を押し上げ、変化を恐れず、自らがその変化の起点となることを目指します。そして、その変化を通じて、社会に活気と賑わいをもたらし、より豊かな未来を創造していきます。

ビジョンステートメント:
「私たちコプロスは、”つくる”を超える発想と技術で、これからの社会に新たな価値を創出します。信頼と誇りを基盤に、前例のない挑戦を重ね、人々の笑顔につながる未来を描く。私たちは建設会社の概念を押し上げ、変化の発信源であり続けます。」

このステートメントには、私たちの強い決意が込められています。「つくる」という枠にとらわれず、自由な発想と確かな技術で、社会が求める価値を創造する。お客様からの「信頼」と、これまで築き上げてきた「誇り」を胸に、誰も歩んだことのない道にも果敢に「挑戦」していく。そうして生まれた新たな価値が、人々の「笑顔」に繋がり、豊かな未来を築き上げていく。これこそが、コプロスが目指す未来の姿です。

Value(大切にする価値観)

このMissionとVisionを実現するために、私たちが大切にする価値観は以下の4つです。 

バリュー
  1. 信頼:お客様の期待を凌駕する
    お客様の期待を超えるサービスを提供し、揺るぎない信頼関係を築き上げます。約束を守ることはもちろん、お客様自身も気づいていない潜在的なニーズまで汲み取り、期待を上回る結果を出すことに全力を尽くします。

  2. 技術:全ての仕事に責任と誇りを宿す
    単に建設技術だけでなく、私たちが手掛ける全ての仕事に、プロフェッショナルとしての責任と誇りを持ちます。常に技術の向上に努め、高品質なものを提供することで、お客様に安心と満足を届けます。技術力こそが、私たちの競争力の源泉です。

  3. 挑戦:前例のないことを次の当たり前にする
    現状維持ではなく、常に新たな可能性を探り、前例のないことにも果敢に挑みます。失敗を恐れず、そこから学び、改善を重ねることで、今日の非常識を明日の常識へと変えていきます。私たちは、イノベーションの先駆者であり続けます。

  4. 革新:無いものを創り出し新たな価値を生み出す
    既存の枠組みにとらわれず、自由な発想で「無いもの」を創造します。社会の課題を深く理解し、これまでになかった新しい解決策やサービスを提供することで、社会に新たな価値を生み出していきます。

これらの価値観は、全社員一人ひとりの行動の指針となります。日々の業務の中でこの価値観を意識し、実践していくことで、私たちはMissionとVisionの実現へと着実に近づいていくことができると信じています。

おわりに

MVV一覧

私たちは来年、創業80周年を迎えます。そして、その先の100周年、2046年へと向かって、新たな挑戦をスタートさせます。このMVVは、私たちが未来に向けて航海を続ける羅針盤です。

「80周年を越え、100周年に向けて、社員一丸となって頑張って行きます!」

この言葉を胸に、私たちコプロスは、これからも「つくる」を超える存在として、社会の発展に貢献し続けてまいります。皆様の温かいご支援とご期待を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

謝辞
末尾になりますが、今回のMVV策定にあたり、多大なる刺激とご助言を賜りました湯澤工業株式会社の湯澤信社長に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。湯澤社長から頂いた視点や情熱が、私たちの「つくるを超える」という新たな一歩を踏み出す大きな原動力となりました。
これからもご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

株式会社コプロス
専務取締役 宮﨑隆司

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