【実録】Xのなりすまし被害への対処法【図解つき】
※6月17日追記:
・今回の事例で掲載した「なりすましアカウント」が無事に凍結されました。皆様のご協力に深く感謝いたします。
・通報協力のテンプレート例を追加しました。
昨今、Xでなりすましが頻発しています。
かつて、なりすましは「著名人がなりすまされるもの」だったのですが、最近は逆です。いわゆる「身近なアカウント」がなりすまされる事例が多く、日ごろ、Xで発信をされている方にとっては、他人事ではない状況と言えます。
事実、今回は僕のフォロワーさんの被害が、この記事を書くきっかけとなっています。
ちなみに、そのフォロワーさんのフォロワー人数は2,000人未満。
いわゆるインフルエンサーと呼ばれる方々が1万人以上のフォロワー数を持っていることを考えると、ズバ抜けて多いわけではありません。
つまり、シンプルな言い方をすれば、
今は、普通の人でも "なりすまし" に狙われる時代
と、いうことが言えるでしょう。
なお、このnoteは、ただの注意喚起ではありません。
どんな手口だったのか?
なぜあなたが狙われるのか?
どんな対策ができるのか?
を、具体例と画像でお伝えしていきます。
"もしも"のときに備えて、このnoteを通じて今から知識を得ていただけたらと思います。
【実例】実際の被害報告
今回、実際に被害に遭われた方のご協力により、実際の状況を詳しく掲載できる運びとなりました。被害者さんご本人による投稿の下部に表示されている画像が、なりすましアカウントのプロフィール画像です。
↓なりすましが現れました💦@GkoWy28156
— いくえ@ハートフルSNSライター (@Ikue_Miyamoto) June 15, 2025
絶対にフォローしないでください😭
教えてくださった方、
本当にありがとうございます🙏🥲 pic.twitter.com/n31BGCMW65
そして以下が、被害者さんご本人のプロフィール画像です。
完全コピーであることが一目でわかると思います。

アカウント名、画像、プロフィール文。
目に見える、それらの全てが完全にコピーされています。
「ご本人」と「なりすまし」で、異なる点は2点だけ
ID(アカウント名の下の@から始まる文字列)
認証バッジ(アカウント名末尾の青いチェックマーク)

このようになっています。
実は、これらは注意深く観察することで、見破ることが可能です。
特に認証バッジは、課金をしないと表示されないものですので、最も大きな目安となります。(ただし本人が、元々認証バッジを表示していることが条件)
【分析】ではなぜ、"あなた"になりすますのか?
「フォロワー2,000人以下の、
自分みたいな普通の人が、なりすまされるなんて…」
そう思ってしまうのも無理はありません。
けれど今、あえて “普通の人” が狙われる時代になっています。
従来は、著名人をなりすまして、知名度を悪用する手口が主流でした。
でも今は逆。
知名度が低い=見破られにくい という理由で、一般人のほうが「手頃な獲物」として選ばれているようなのです。
なお、なりすましの主目的として考えられるのは、「信頼の悪用」です。
信頼を装えば、誘導が効く
一般人になりすます理由は、主に以下のようなものが考えられます。
■①出会い系や副業系への誘導のため■
なりすましアカウントの常套手段は、DMを通じてLINEに誘導するケースが多いようです。今回のなりすましも、やはりDMへの誘導を促しています。

恐らくはその先で待っているのは、出会い系のアフィリエイトリンクや、詐欺的なチャットアプリ登録など。
いわば、身近な存在を借りて、本人の信用値を使って誘導するやり口です。
■②LINEやインスタなどへの「個人情報収集」■
フォロワー数が少なめでも、プロフィールや投稿が「人間味ある人」だと判断されれば、なりすまし対象になります。
これは、LINEに登録させる→情報を抜く→名簿として売るという、名簿ビジネスの起点が意図されている可能性があります。
■③恋愛詐欺・なりすまし詐欺の準備段階■
なりすました状態で「こんにちは!」など、ごく自然なDMを送るだけで、相手は「以前話したことのある人」と誤認する可能性があります。
その誤認を利用して、「会いに行くから交通費送って」などの典型的なロマンス詐欺を企てられる可能性があります。
こうした意図の共通点は、「人間関係の信頼」を利用すること。
つまり、あなた自身の「積み上げてきた関係性」が、狙われているのです。
【対処法】通報の手順(図解つき)
ここからは、なりすましを発見した際に、X運営へ通報する手段を掲載します。誰かが通報をしなければ、なりすましアカウントを撲滅することはできません。"いざ"というときに、すぐに通報できるよう予習を兼ねてご覧ください。
①なりすましアカウントのプロフィールページを開く。

②画面右上の三点リーダー(・・・)をタップ
サブメニューが開きますので、「報告する」の項目をタップ。

③報告する種類を選択する


④誰が被害を受けているかを選択

その後、被害を受けているアカウントのIDを入力して、被害報告を確定させます。当然、無関係の人は指定しないようにしましょう。

⑤通報の最終ステップ・確認
ユーザー指定をしたら、報告ユーザーに間違いがないかを必ず確認しましょう。

⑥通報完了。必要に応じて、ミュートやブロックをする。
通報完了と同時に、対象アカウントのミュート、ブロックをするかが選べます。通報が完了したらすぐに「ブロック」をしましょう。
ブロックをすることで「なりすまし」から、本人への接触ができなくなるからです。


なりすましの通報はX公式からも
ここまでは、Xのアプリ経由での通報の手順をお知らせしました。
なお、なりすましの被害を受けている本人は、X公式のヘルプセンターからも通報ができます。
複数の経路を知っておくと、より安心できることでしょう。

https://help.x.com/ja/forms/authenticity/impersonation
【参考】通報協力のテンプレート例
もしも、あなた自身がなりすましの被害に遭った際には、自分以外のユーザーによる通報協力があると心強いです。
そこで、自分が被害を受けた際に、Xで通報協力を依頼するテンプレート例をご紹介します。一つの参考としてご活用ください。
(テンプレート原案ご提供:るとさん)
ここで気をつけておきたいポイントは3つあります。(以下画像参照)

①なりすましアカウントのIDを@込みで正確に記載する。
これにより、ポストからなりすましアカウントへ1タップで移動できます。
②被害者本人のアカウントIDを"@抜き"で正確に記載する。
@を入れると、混乱の元になります。"必ず@を抜いて記載してください!"
※本人のIDは通報時の最終ステップで必要になります。
③なりすましアカウントのキャプチャを必ず掲載する。
なりすましアカウントの実態を一瞬で認識しやすくするために、相手のIDが含まれたキャプチャを必ず添付してください。
コピペできるテンプレート例
⚠️なりすまし⚠️通報ご協力のお願い
私のなりすましが現れました!
絶対にフォローややり取りをせず、
通報にご協力ください🙇♂️
なりすましアカウント(⚠️要通報⚠️)
@XXXXXXXXXX
なりすまされた私のアカウント(本人です🥲)
XXXXXXXX
【予防】被害を防ぐため、僕たちにできること
通報の手順を知っておくことは、とても大切です。
でも、それだけで「なりすまし被害」を完全に防げるかというと、残念ながらそうではありません。
なりすましの一番の怖さは、
本人が気づくよりも先に、周囲がその偽物を見てしまうことです。
なまじ、信頼関係が築かれているからこそ、
「新しいアカウント作ったのかな?」「こっちが本物?」と一瞬でも誤認されてしまう可能性が出てくる。
つまり、こうした被害を防ぐには、「周囲の目」と「ユーザー間の連携」が鍵になるのです。
周囲の「気づき」が最大の防御になる
たとえば、誰かのなりすましアカウントを見かけたとき、
たとえ自分に直接関係がなかったとしても──
「この人、たしか別のアカウント持ってたよな?」
「なんか違和感あるぞ?」
そう思った時点で、ひと声かけてあげてほしいのです。
「これ、なりすましじゃない?」
「このアカウント見たけど、本物?」
そんな、ちょっとした一言が、
誰かの信頼を守るセーフティネットになります。
【提案】いまからできる「予防」のアクション
誰もがいつ、なりすまされるかわからない。
だからこそ、被害に遭う“前”にやっておける工夫もあります。
そこで以下、すぐにできるチェックリストを置いておきます。
✅自分の身を守るために✅
定期的に自分の名前で検索し、偽物が出回っていないか確認する
自分のプロフィールに「別アカウントはありません」と明記する
このように、正直なところ自衛の手段は限定的です。
特に、プロフィールに文言を盛り込むのは効果的だとしても、アカウントの世界観を壊してしまうマイナス要素が付きまといます。
よって、ここは助け合いの精神が重要になってきます。
日頃から、相互に「仲間を守る」心がけをしておくのです。
それが以下の項目になります。
✅仲間を守るために✅
なりすましを見かけたら、迷わず本人に連絡。そして、通報。
通報だけではなく、リポストや引用で注意喚起するのも効果的。
通報前に、フォロワーが騙されるリスクがあることを認識する
【最後に】これは“誰にでも起こりうること”です
かつて、著名人に限られていた「なりすまし」。
しかし現代は、「自分も知らないうちに、誰かになりすまされていた」なんてことが、本当にありえます。
だからこそ、「自分には関係ない」と思わず、仲間と共に、守り合える仕組みを意識することがとても大切です。
日頃のやり取りでは、お互いがお互いを思いやる、心通わせるやり取りを心がけましょう。
もしも可能であれば、お付き合いをしているフォロワーさんのIDを、なんとなくでも記憶しておきたいですし、認証バッジの有無についても記憶しておきたいものです。
その日頃の心がけが、"いざ"という時の"違和感"に変えてくれるはずですから。
このnoteが、そのきっかけのひとつになれば幸いです。
P.S.
恐らく、今後もなりすましの手口は巧妙になる一方だと思われます。
そこで、本noteにない情報や事例を見かけた際にはぜひ、コメント欄にてお知らせください。お寄せいただいた情報の追記を検討いたします。
共に、安全で楽しい発信の場が作れましたら幸いです。
▼Xでも発信しています。ぜひ、フォローをお待ちしております▼
大前提として「届く前に見逃されている可能性」に満ちていることを、SNSの仕組みとして知っておく。
— 新山|”響く発信” に導く伴走者 (@coremail_marke) May 28, 2025
だから、「届かない…」と嘆く必要なんてない。
僕らがすべき行動とは、この一択。
「飽きるほど伝え続ける」
▼あなたの発信を資産に変える、無料メルマガを週5日配信中です。▼
